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イギリスの携帯電話を契約するならオススメはどこ?通常より安いSIMの入手方法もお教えします!

どうも、ロンドン駐在員のぷーたです。
今回の記事は、次のような方のお悩みを解決するために書いています。

  • イギリスで携帯電話会社を選ぶときのポイントは?
  • イギリスの携帯電話会社の比較を見たい!
  • 日本で格安SIMを使っていたけど、イギリスにも格安SIMはあるの?

イギリスの携帯電話について

イギリスに赴任したらプライベートの携帯を持ちたい、ということになると思います。最初は空港やAmazonで売っているSIMカードを買って、それを使うということでもいいですが、コストを考えるときちんとした携帯電話契約に切り替えたほうがコストパフォーマンスがいいです。

私のオススメは、

Pay As You Go(プリペイドプラン)でその携帯電話会社のつながりやすさや回線速度などをチェックする→Monthly Plan(月額契約プラン)に移行する

という方法です。最初からいきなり月額契約にしてしまうと、もし自宅や勤務先で使いづらくて他の携帯電話会社に移行する必要があった場合、解約しなければならず、余計なコストが発生してしまうからです。

こちらの記事では、私の調べたイギリスの携帯電話事情や携帯電話契約の種類について解説しています。よろしければご参照ください。

イギリス駐在時の携帯電話プランの選び方 イギリスの携帯電話の特徴を理解してお得に利用していこうこの記事ではイギリスの携帯電話事情を知りたい!イギリスで携帯電話を保つ方法はどんなものがある?イギリスの携帯電話代は1ヶ月でどれくらい?といった疑問に回答しています。...

イギリスの携帯電話会社

キャリア(MNO)と格安SIM(MVNO)があるのは日本と同じ

日本では、NTTドコモ、au、Softbank、楽天モバイルの4大キャリア(移動体通信事業会社、MNO:Mobile Network Operator)があり、その他にLineモバイルやmineo、UQモバイルなど多くの格安SIM(仮想移動体通信事業者、MVNO:Mobile Virtual Network Operator)があります。

このキャリアと格安SIMの違いは、

  • キャリア:自分の会社で携帯電話回線設備をもっており、自分の会社の設備を使って運営する
  • 格安SIM:自分の会社で携帯電話回線設備をもっておらず、キャリアの設備を貸してもらって運営する

という点です。MVNOの方が、自分の設備を持っていないだけあってコストが安く、その代わりに混雑時に少しつながりづらかったり、回線速度が遅かったりします。

イギリスでもこの構造は同じです。

イギリスの4大キャリア

イギリスにも日本と同じく4大キャリアがあります。それぞれを簡単に紹介していきます。

EE

EEはEverything Everywhere(なんでもどこでも)の略で、2012年9月から今のEEの呼称を使っています。BTが親会社になっているBTグループの一員です。元々はフランステレコムのイギリスでの携帯電話子会社であるOrangeUKとドイツテレコムのイギリスでの携帯電話子会社であるT-モバイルとのジョイントベンチャーとして創業した会社です。

O2

O2は元々BTグループとSecuricorのジョイントベンチャーとしてCellnetという会社で1985年に発足、その後BTの子会社になりました。ですが2002年にBTグループから離脱しています。2020年5月にVirgin Mediaと合併しました。正式な社名はTelefonica UK Ltdです。

Vodafone

今回紹介する中では最も日本人に馴染みのある会社です。設立は1985年で、2020年時点でVodafoneは24か国に子会社があり、41か国にパートナーネットワークが存在しています。2000年代前半の一時期、日本市場にも参入していましたが2006年にSoftbankに事業を譲渡して日本からは撤退しています。

Three

2003年にイギリスで初めて3G回線ネットワークを立ち上げた会社です。創業は2003年3月3日で、3という数字へのこだわりを感じますが、今のところは業界第4位です。Hutchison 3G UK Ltdが正式名称です。

イギリスの代表的な格安SIM会社

Tesco mobile

Tesco mobileは有名スーパーのTescoとO2が大株主となっている格安SIM会社です。O2のネットワークとTescoの知名度で格安SIMのシェアではイギリス国内トップです。他にアイルランド、スロバキア、チェコでも事業を運営しています。

Virgin Mobile

イギリスのデジタルテレビ、インターネットを運営するVirgin Mediaの子会社です。1999年設立で、実は世界初の格安SIM(MVNO)会社です。ネットワークはEEのものを使っています。

giffgaff

giffgaffは2009年に事業を開始しました。O2のネットワークを使用しています。格安SIMとしてはイギリスで3番目となります。

Lebara

Lebaraは安さを売りにする格安SIMの中でも、突き抜けた安さを売りにした会社です。Vodafoneのネットワークを使用しています。

イギリスでの携帯電話会社の選び方

イギリスでの携帯電話の選び方ですが、私は以下の順で重視すべきと考えています。

  1. 知名度(シェアの高さ)
  2. 安さ
  3. つながりやすさ、回線速度

こちらの記事で説明していますが、残念ながらイギリスの携帯回線事情はあまり良くないです。地下鉄の中では絶望的ですし、ショッピングモールやスーパーの奥に行くと圏外になることもままあります。これが格安SIMであれば納得もいきますが、EEでもO2でも普通に圏外なります。

高いお金を払っているから回線品質が良いとは限らず、携帯電話回線がつながらないところはWifiに頼ることも必要になるため、あまりつながりやすさを追い求めても限界があります・

とはいえ、全く聞いたことのないような格安SIMを使うのも心配でしょうから、4大キャリアか、少し名の通った格安SIMを選択する方がいいと考えます。

知名度(シェアの高さ)

StatistaのWhich mobile network do you use most often? という2021年のイギリスの携帯電話会社のシェアによると、EEが22%、O2が19%、Vodafoneが15%、Threeが10%となっていて、キャリアが全体の3分の2を占めており、残りはTesco mobileの7%、Virgin mediaの6%、Giffgaffの5%などのMVNOが続きます。

イギリス駐在をする場合、この辺りから選んでおけば無難そうですね。

ちなみに日本でのMVNOのシェアは、2021年3月現在で、こちらのページで確認できるとおり10%程度だそうです。ただこれはキャリアのサブブランド(SoftbankのY!mobileなど)もMNOに含めているので、4大キャリアに限定すると、MNO8割、MVNO2割となります。

いずれにしても、イギリスの方がMVNOが浸透していると言えそうです。

安さとつながりやすさ、回線速度

イギリスにおいては、安さと、つながりやすさや回線速度がトレードオフの関係にあるとは思えません。私が使ったことがあるのはEE、Three、giffgaffのみで、あとは伝聞でしかありませんが、少なくとも私の実体験ではEEとThree、giffgaffの回線に違いはほとんどありませんでした。つながらない時は本当につながらないんです。

一応ご参考までモバイル分析会社OPENSIGNALのこちらのサイトの情報を載せておきます。2021年4月の調査結果報告です。

United Kingdom Mobile Network Experience Report April 2021

詳細はリンク先を参照していただきたいのですが、3つの情報のみ確認します。

ダウンロードスピード
4Gが使用できた時間(%)
4Gのカバー範囲

この3つの項目で見ると、EEが一番ということになりそうです。続いて、5Gの情報です。5Gは現在イギリスでも普及が進みつつある高速大容量、高信頼低遅延、多数同時接続を満たす新世代の通信規格です。携帯電話でありながら、1,000Mbps=1Gbpsという、通常のWifiでは到達できない速度の体験が可能になります。

United Kingdom 5G User Experience Report April 2021

続いて、5Gのレポートも見てみましょう。同じくOPENSIGNALの調査です。

5Gが使用できた時間(%)
5Gダウンロードスピード

ダウンロードのスピードは5GでもEEですが、5G通信が使えた時間ではThreeが一番だったようです。Threeは5G通信を売りにしているので、それを実証したという形でしょうか。

携帯電話の契約は他のサイトを経由して申し込む

ここまで携帯電話会社の選び方を説明しましたが、結論としてある程度シェアを持っている会社であればどこでも問題ないと考えます。ただ、定期契約をする前に一度Pay As You Goでお試しをしてみることを忘れないようにしてください。

逆に言うと、月額契約プランで安くて良さそうなのがあったら、その携帯電話会社の短い期間のPay As You Goプランを申し込むのがベストです。Pay As You Goは割高ですが、月額契約してから使いづらいとわかっても、解約にはコストが掛かりますので、リスク低減のためのコストと割り切りましょう。

ここからは、ある程度シェアを持っている会社に限定して、2番目に優先すべき要素である安さに注目してみます。

各社の一覧をプラン別に並べてみようと思ったのですが・・・実はあまり意味のないことに気づきました。というのが、申込方法によってかなりのディスカウントを受けることができるため、一覧で比較するのが難しいのです。

一言だけ言っておけば、公式サイトで直接申し込まず、他のサイトを経由して申し込んでくださいということですね。

例えば、私がプライベートで愛用している5Gの申し子Threeで、データ容量30GB/月、12ヶ月契約のSIMを申し込むとしましょう。

ここでは3種類の申込方法を示します。

  • 直接Threeのサイトを検索して申し込む
  • 携帯電話プランの比較サイトを経由して申し込む
  • ポイントサイトを経由して申し込む

直接Threeのサイトを検索して申し込む

まずThreeの公式サイトを検索して、Pay monthly phone SIMsを選択します。

このプランが見つかりました。

12ヶ月契約、£15/月、通話とSMS無料、Threeの特徴ですが5Gに余分なコストがかからない、世界71カ国(日本は対象外)でのローミング使用可能といった特徴ですね。

ちなみにこの中のローミングについては、私は海外駐在員であればあまり意識する必要ないかな、と思っています。出張中でも旅行中でも駐在員は仕事でパソコンを見るでしょうし、基本的には会社支給の携帯電話を使えばいいと思います。

ただ、もしこのローミングを考慮に入れておいた方がいいというのであれば、Threeの71カ国が一番多く、おすすめと言えるかもしれません。

こちらのサイトでローミングの接続先の国数の比較を見ることができます。

携帯電話プランの比較サイトを経由して申し込む

さて、続いて携帯電話プランの比較サイトを経由して申し込む方法です。「UK mobile compare」などと検索ワードを指定して出てきたサイトのどこでもいいのですが、今回はこちらのUswitchを使います。

頼もしそうなお兄ちゃんが迎えてくれます。Mobileを選択します。 ちなみにBroadbandもなかなかの好ディールがオファーされています。

次のページでSIM Only Dealsを見ます。

すると、このような形でプランの一覧が表示されます。

1つ1つ見ていってもいいのですが、今回は左側の欄で検索条件を指定します。Three、20GB+と指定したところで、30GBの12ヶ月プランが出てきました。

12ヶ月のプランは、なんと£10となっています!月£5も安いですね!

上の画面でSee Detailを押して、次の画面でContinueで進みます。

すると、トラッキングしているような遷移画面がでてきます。

たどり着いた先はThreeのサイトでした。条件を見る限りでは先ほどの£20のプランと同じですね。ここから先は、公式サイトでの申込みと同じです。ということで、サイトを経由するだけで月額£5✕12=£60の節約になりました。

私は昨年11月に、Threeの公式ページのブラックフライデーセールでギガ無制限プラン12ヶ月契約を£16で申し込みをしており、その当時「こんな安いオファーを見つけられるなんて、ぷーたはなんて情強なんだ!」と思ったものですが、紹介サイトを経由すれば同額の£16で、通年契約可能でした。情報収集って難しいですね・・。

ポイントサイトを経由して申し込む

最後にポイントサイトです。これもどこでもいいのですが、日本人が大好きなQuidcoを参考まで紹介します。

Quidcoは、ユーザーが毎年平均280ポンドのキャッシュバックを受けているポイントサイト(イギリスではキャッシュバックサービスと言います)です。こちらの記事で利用方法を詳しく紹介していますので、よろしければご参照ください。
今なら登録して5ポンドのキャッシュバックを受けることで15ポンドのボーナスを得られるキャンペーンもやっています!

【2024年版】イギリス在住者必見!キャッシュバックサイトQuidcoの完全利用ガイド~ポイ活でお得に買い物しよう~この記事では、日本ではモッピーやちょびリッチのようなポイントサイトを使っていたけど、イギリスにはそういうものはないの?イギリスのキャッシュバックサイトの使い方を教えてほしい!キャッシュバックサイトQuidcoで使えるサービスは?という疑問にお答えしています。...

Quidcoの検索窓でThreeと入力すると、Three SIM only Contractsと出てきますのでそれを選択します。

Three SIM only Contractsをクリックします。

Threeの紹介ページに飛びますので下の方にスクロールしていきます。

12ヶ月契約、30GB/月のオファーが見つかりました。£12/月は公式より£4安い上に、なんと£52.50キャッシュバックと書かれています。

こちらも遷移ページにいきます。Quidcoの場合、ログインしていないとオファーのページに行きませんので、このページでキャッシュバック情報が記録されているはずです。

はい、Threeの公式ページです。£12で申し込めますね。先ほどの携帯電話プランの比較サイト経由よりも月額は高いですが、こちらはキャッシュバックがありますよね。

どれがお得?

公式サイトで直接申し込むのが損、というのはわかると思いますが、携帯電話プラン比較サイトとポイントサイトはどちらが得でしょうか?今回のThreeの30GBプランの12ヶ月契約で、12ヶ月使ったと仮定して比較してみましょう。

12ヶ月使った場合

  • Three公式サイト:£16 ✕ 12ヶ月 = £192
  • 携帯電話プラン比較サイト(Uswitch):£10 ✕ 12ヶ月 = £120
  • ポイントサイト(Quidco):£12 ✕ 12ヶ月 - £52.50 = £91.50

この場合はポイントサイトが最もお得と言えそうです。

ですが、キャッシュバックの場合契約を長く継続すると損になる可能性があります。

24ヶ月使った場合

  • Three公式サイト:£16 ✕ 24ヶ月 = £384
  • 携帯電話プラン比較サイト(Uswitch):£10 ✕ 24ヶ月 = £240
  • ポイントサイト(Quidco):£12 ✕ 24ヶ月 - £52.50 = £235.50

この場合でもポイントサイトがお得ですね。3年目に入るとさすがに携帯電話プラン比較サイトの方がお得になりそうです。

それにしても、公式サイトと他のサイト経由での申込みでこれほどの差があるとは・・・驚きですね。

まとめ

以上、イギリスの携帯電話についての説明でした。最後に今回の記事をまとめた上で、ぷーたのオススメを説明します。

  • イギリスの携帯電話はキャリアのEE、O2、Vodafone、Threeと格安SIMのTesco mobile、Virgin mobile、giffgaffなどがシェアの上位
  • イギリスの携帯電話は①知名度(シェア)②安さ③つながりやすさ、回線速度で選ぶ
  • 携帯電話の申込みは公式サイトで直接するのではなく、携帯プラン比較サイトやポイントサイト経由で申し込む

私としては、イギリスで携帯を選ぶのであれば、Threeをオススメします。つながりやすさや回線速度で多少劣っていても、4大キャリア内で比較をすると最も安い魅力的な料金プランになっています。

ギガ無制限12ヶ月契約で簡単に比較しても、Threeの£16に対して、次点のVodafoneが£28ですから、いかに飛び抜けた安さなのかわかると思います。

もう1つ参考まで、こちらの携帯電話プラン比較サイトcompare the marketで月5~10GB制限の12ヶ月契約で見てみても、数ある格安SIMの中にキャリアであるThreeが顔をのぞかせています。

もしどのキャリアにすればいいかわからない!という方がいらっしゃいましたら、とりあえずThreeのPay As You Goでお試しで使ってみてください。

おそらく何の不満もないと思いますよ。もしつながりづらいとか、速度が遅いとか思われたら、会社支給の形態を試してみてください。大して変わらないはずです。

ありがとうございました。

ABOUT ME
ぷーた
ぷーたです!投資とポイント活動、ジョギングが趣味のロンドン駐在員です。お得活動のためには徹底的な調査と行動をしており、たくさんの方に情報を共有したいと思ってこのブログを立ち上げました。