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海外駐在するときに日本の携帯電話はどうする?維持するなら楽天モバイルRakuten Unlimitがオススメ!

どうも、ロンドン駐在員のぷーたです。
今回の記事は、次のような方のお悩みを解決するために書いています。

  • 海外駐在が決まったけど、日本の携帯番号を維持するにはどんな方法があるの?
  • 海外駐在時に日本の携帯電話番号を維持するメリットとデメリットは?
  • 日本の携帯番号を維持する最も安い方法はなに?

海外駐在が決まったら日本の携帯電話をどうする?

海外駐在が決まったら考えなければいけないことの1つに、日本の携帯電話をどうするか?ということがあります。

海外赴任先の国では、SIMカードを購入すればその日から携帯電話が使えるようになりますが、日本で契約した携帯電話をそのまま海外で使用するのは、基本的にはコストが高くなりがちでオススメできません。

例えば私の駐在するイギリスでは、こちらの記事で紹介していますが、イギリス4大キャリアの1つThreeのギガ無制限の12ヶ月契約で£16(日本円で2,400円程度)/月で契約できてしまいます。

そのため、日本の携帯電話は、

  • 海外赴任を機会に携帯電話契約を解約する
  • 低コストで携帯電話契約を維持する(番号とキャリアメールアドレスを残す)
  • 楽天モバイル Rakuten UN-LIMIT VIを契約する(海外でも使用可能)

のどれかを選択する必要があるでしょう。先に言っておくと、私の一番のオススメは楽天モバイル Rakuten UN-LIMIT VIになります。

まずは、契約それぞれの選択肢を見ていきましょう。

海外赴任を機会に携帯電話契約を解約する

まずは、携帯電話を解約してしまう、という選択です。携帯電話を解約してしまえば、当然ですが維持費というのは1円もかかりません。もしかすると、2年縛りの契約などがあり、解約手数料がかかってしまうかもしれませんが、3~5年の駐在期間を考えれば、即解約してしまったほうが、トータルコストは安くなるでしょう。

コスト面を考えると説得力のある選択ですね。

ただし、携帯電話番号が失われることになり、今まで持っていた携帯電話番号を使うことは永久にできなくなります。また、Docomoなどのキャリアメールを使っている場合、そのメールアドレスも失われてしまいます。

もう携帯電話で通話なんかほとんどしていないし、メールアドレスもGmailやYahooメールに変えたからいい、という考えであればいいかもしれませんね。

低コストで携帯電話契約を維持する

続いて、携帯電話番号を残すオプションです。これは海外での使用を前提としないものの、日本の携帯電話番号と、キャリアのメールアドレスを残すことができるというものです。

今まで使っていた携帯電話番号とメールアドレスを残すことができ、海外駐在を終えて日本に戻ってからも、その携帯電話番号とメールアドレスを使うことができます。

この携帯電話契約の維持の方法には2通り考えられます。

携帯電話契約の休止

1つ目は、携帯電話契約を休止することです。これはキャリアの携帯で可能な方法です。格安SIMや、Ahamo、povo、Linemoでは携帯電話契約の休止制度は設けられていません。

当然ですが、休止期間中は一切携帯電話として使用できませんし、メールも受信できません。なお、日本で一時帰国した際に再開手続きをして、海外に戻る際に再度休止するというのは、同一月内になってしまうと、認められないようです。

そのため、この休止手続きは海外赴任期間中はずっと休止させるのが前提となり、短期ならばいいですが、3~5年間海外赴任する場合は、休止し続けた電話番号、メールアドレスにどれくらいの価値を見出だせるか疑問です。

docomo

長期間利用されないとき(海外赴任・留学など)の電話番号保管・解除

・手数料:1,100円(税込)
・電話番号保管:月額400円(税込)
・メールアドレス保管:月額100円(税込)

最長3年間まで保管が可能で、パソコン、電話、ドコモショップにて手続き可能です。なお、3年間経過後は契約が解除されます。

au

一時休止・再利用

・契約事務手数料:2,200円(税込)
・月額使用料(情報保管料):409円(税込)

最長5年間まで保管が可能で、auショップ/au Style・トヨタ au取扱店でのみ手続き可能です。5年経過後は契約が解除されます。

Softbank

電話番号・メールアドレスお預かりサービス

・事務手数料:3,300円(税込)
・月額使用料:月額429円

最大5年間まで保管が可能で、ソフトバンクショップのみで手続き可能です。5年経過後は契約が解除されます。

格安SIMで契約を維持

2つ目は、格安SIMで契約を維持する方法です。現在キャリア携帯電話を使っている場合は、格安SIMにMNP(Mobile Number Portability、電話番号を維持した携帯電話会社の移動)します。

こちらも、携帯電話契約の休止と同じく、海外では一切使えないため、通話やデータ制限などは一切考慮せず、できる限り月額使用料の安い格安SIMを選択するのがいいでしょう。

携帯電話契約の休止と異なり、日本に帰国した際に使用できるというのはメリットですね。

exciteモバイル

exciteモバイルは、データ容量の少ない方向けにFitプランという格安プランを設定しています。低速通信に限った場合、550円/月(税込)で維持が可能です。海外駐在中は使用できないのですから、最も安い格安SIMを使用するのが一番ですね。

詳細はこちらのリンクでご確認ください。

OCNモバイルONE

もう1つ格安SIMを紹介しておきます。こちらは高速データ通信を考えると最も安いOCNモバイルONEです。1GB/月のデータがセットになって770円/月(税込)です。

日本に一時帰国した際に、やはり少しはデータ通信も使いたいですよね。もちろん、日本に一時帰国した際にプランの変更をすればよく、exciteモバイルの方がコスパがいいとは思いますので、比較検討対象として挙げています。

詳細はこちらのOCNモバイルONEのサイトでご確認ください。

 

楽天モバイル Rakuten UN-LIMIT VIを契約する

最後に、私が最もオススメするRakuten UN-LIMIT VIを契約して海外でも使用するという選択肢です。現状では最もコストパフォーマンスのいい利用方法で、メリットも多いです。

Rakuten UN-LIMIT VIとは?

Rakuten UN-LIMIT VIは、楽天モバイルが2020年4月に開始したキャリアサービスです。自前の回線設備を使用するので、MNO(Mobile Network Operator)とも言いますね。

当初は先着300万人は1年間月額利用料無料、その後も月額利用料は2,980円/月といったキャンペーンで話題を集めました。当時はRakuten UN-LIMIT 2.0でしたが、現在はバージョンアップしてRakuten UN-LIMIT VIとなりました。なんとなく、5Gを超えるという感じで、6という数字を意識しているんでしょうかね。

総務省の指導により、DocomoやauからAhamoやpovoといったブランドで2,980円/月という格安プランを出してきたことから、楽天モバイルも契約者の流出を防ぐために思い切ったプランを打ち出しました。

それが、月額利用料ゼロです。1人1回線ということに加え、もちろんデータを無制限に使用できるわけではなく、月のデータ使用量が1GBまで、という制限付きです。ですが、この月額利用料ゼロ、というのが海外駐在員にとってはベストマッチしています。

ちなみに、日本国内での通話およびSMS使用料はタダです。Rakuten Linkというアプリを使用すること、一部の番号向け発信(0570など)は有料、など条件がありますが、とても便利ですね。これから、海外でRakuten UN-LIMIT VIを利用するメリットをご紹介します。

メリット1:無料で日本の携帯電話契約を維持できる

海外でRakuten UN-LIMIT VIを利用するメリットとして、無料で日本の携帯電話契約を維持できるということがあります。さきほどご説明したとおり、日本国内でデータ通信を1GB以上使用しなければ、月額利用料はゼロなのですから、海外にいる間はずっと0円で契約を維持できます。

つまり、携帯電話番号も維持できるのです。キャリア携帯の休止や格安SIMの最安プランの利用はコストがかかりますが、この方法であればコストはタダです。

メリット2:海外でも利用できる、しかもタダで

これはRakuten UN-LIMIT VIのプランの抜け穴のようなものですが、実は海外でのローミング利用にはコストがかかりません。つまり、データ利用を1GBまでに抑えれば、月額利用料ゼロで、海外での通話、SMS、データ通信が可能なのです。

Rakuten UN-LIMIT VIは、データ利用1GBまで無料となっていますが、海外ローミングで利用したデータ利用もこの計算に含まれます。そのため、海外だけで利用していたとしても、1GB以上使用すると月額利用料が0円→1,078円(税込)かかってしまいますので、ご注意ください。

国際電話

国際電話の利用条件は以下のとおりです。Rakuten UN-LIMIT VIでは、Rakuten Linkアプリでの通話やSMS通信が前提となります。もしRakuten Linkアプリを使用しない場合、料金がかかってしまう可能性がありますのでご注意ください。

電話をかける場合の利用料は以下のとおりです。
海外同士の通話には従量課金で料金がかかってしまいますが、海外から日本への通話は無料です。

電話をうける方も見てみましょう。考えられるのは日本から電話がかかってくるケースですが、なんと0円です。日本からかける側の人も、実際は日本国内の携帯電話番号にかけるわけで、料金は日本国内料金になりますので、お互いのコストを相当抑えることができますね。

SMS

私としては、コストを別にすれば、SMSの受信がRakuten UN-LIMIT VIを利用する一番のメリットと考えています。日本のサービスを利用する際に、SMS認証が必須なものがあり、しかも海外の電話番号に対応していないものも多いです。

SMS認証時に、例えば+44というように、イギリスの国番号を指定して送信できるのであれば、イギリスで契約した電話番号をSMS認証に使えますが、国番号の指定ができない場合は必然的に+81、つまり日本の携帯電話番号宛にSMSが送信されてしまいます。

もし、日本の携帯電話番号がない場合はどうしようもありません。

もちろん、日本にいる家族や友人にお願いすればSMS認証は対応することが可能ですが、かなり面倒だと思います。

SMS認証が受けられる、このことだけでも私はRakuten UN-LIMIT VIを利用する価値があると言いたいです。

Rakuten UN-LIMIT VIを使用する場合の海外でのSMS料金を見てみましょう。こちらもRakuten Linkアプリ使用が前提となりますが、基本的には0円と考えて良さそうです。

メリット3:楽天SPUで+1倍のポイントがつく

Rakuten UN-LIMIT VIは楽天のサービスですので、楽天SPUで+1倍のポイントがつきます。楽天SPUとは、楽天スーパーポイントアッププログラムの略で、楽天カードの利用や楽天ひかり、楽天銀行の利用などで最大+15倍まで楽天市場での購入時に獲得できるポイントが上がるシステムです。

海外生活を送る場合、楽天グローバルエクスプレスで日本で購入したものを海外へ発送することも可能ですし、ここでポイント+1倍を得られるのは少しメリットですね。

デメリット1:海外66の国と地域に限定される

Rakuten UN-LIMIT VIの海外での利用は、こちらのページに記載されている海外66の国と地域に限定されます。

私の住むイギリスはこの対象に入っていますが、ネパールやパキスタン、アルゼンチンなどは対象になっていません。事前に確認しておく必要があります。

デメリット2:180日間未使用だと契約解除の恐れあり

楽天モバイルのホームページにて、「2021年7月1日(木)より、Rakuten UN-LIMIT VIの1回線目において180日間ご利用がなかった場合に、事前に通知した上で当社が利用停止できるよう規約を変更いたします。」というお知らせが掲載されました。

海外利用の場合、他に利用できる携帯電話があれば、Rakuten UN-LIMIT VIはモバイル通信を一切しないことも可能ですが、その状態を180日間維持するのは危険かもしれませんね。

とはいえ、利用停止の前に通知は来るようですので、通知が来てからの対応でも大丈夫かもしれません。

デメリット3:いつサービスが変わるかわからない

デメリットにして最大のリスクですが、このRakuten UN-LIMIT VIはいつまで現状のサービスが継続するかわかりません。現在、Ahamo、povo、Linemoの格安プランに対抗して、契約者数を増加するためにお得なプランを提供してくれていますが、ある程度契約者数を獲得できてくれば、このプランを変更する可能性は十分にあります。

考えられるのは月額利用料の値上げですね。最低利用料を980円程度にするのであればまだマシかも知れませんが、最悪3,000円くらいまで上がるかもしれません。そもそも、Rakuten UN-LIMIT VIになる前は2,980円でしたので、サービスを継続するための収益ラインはそのくらいなのかもしれません。

海外にいる間に2,980円/月に上げられてしまえば、元も子もありません。Rakuten UN-LIMIT VIを海外で使用する場合、このリスクは頭に入れておく必要があります。もし大きく月額利用料が上がったならば、私は日本に帰国した際に格安SIMに変更することを考えると思います。

まとめ

以上、海外で日本の携帯電話を維持する方法について説明しました。

低コストで携帯電話契約を維持する方法としては、

  • 携帯電話契約の休止(楽天を除く3大キャリアのみ)
  • 格安SIMで契約を維持
  • 楽天モバイル Rakuten UN-LIMIT VIを契約する

があります。ぷーたのオススメはRakuten UN-LIMIT VIの利用です。

メリットとしては、

  • 無料で日本の携帯電話契約を維持できる
  • 海外でも利用できる、しかもタダで
  • 楽天SPUで+1倍のポイントがつく

デメリットとしては、

  • 海外66の国と地域に限定される
  • 180日間未使用だと契約解除の恐れあり
  • いつサービスが変わるかわからない

というものが挙げられます。

現状のプランが継続するのであれば、という前提がつきますが、海外でも利用できて、月のデータ使用量を1GBに抑えれば利用料がタダという魅力的なプランです。

是非、検討してみてください。
ありがとうございました。

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ぷーた
ぷーたです!投資とポイント活動、ジョギングが趣味のロンドン駐在員です。お得活動のためには徹底的な調査と行動をしており、たくさんの方に情報を共有したいと思ってこのブログを立ち上げました。