イギリスのスーパーマーケットのポイントカードをお得な順にランキング！格付け・安さ・ポイントで普段使いのスーパーを選ぼう

どうも、ロンドン駐在員のぷーたです。
今回の記事は、次のような方のお悩みを解決するために書いています。

イギリスのスーパーマーケット事情を教えて欲しい！
イギリスのスーパーのポイントカードにはどんなものがある？
イギリスのスーパーのポイントカードのオススメは？

Contents

イギリスのスーパーマーケット事情

イギリス人はスーパー大好き！

イギリスでの生活になくてはならないもの、それがスーパーマーケットです。スーパーの系列コンビニも多数あるため、日本よりもスーパーマーケットチェーンの存在感は大きく、まさに生活の中心となっています。

まずはイギリスのスーパーマーケットについての基礎情報を見てみましょう。
FinderというサイトのSupermarket statistics UK 2021という統計からの情報です。

イギリスのスーパーマーケットの売上高は2004年以降2020年まで右肩上がりで増え続けており、2020年の売上高は£2,050億（1£＝150円換算で30.7兆円）となっています。イギリスの人口約6,800万人で割ると、１人当たり£3,015（45.2万円）を使っている計算になります。

イギリス人の平均給与が2019-2020税務年度で£31,461（472万円）で、当然子供や老人はこの計算に入っていないことを考えると、イギリス人がスーパーで消費している金額というのは、家計の中で20%とか、相当な割合になることが推測されます。

なお、このスーパーには、スーパーチェーンの経営するコンビニエンスストア（TescoであればTesco metroやTesco Express）の売上も入っていることにご注意ください。

スーパーマーケットのシェアNo.1はTesco！

次にイギリスのスーパーマーケットのシェアを見てみましょう。こちらもFinderのSupermarket statistics UK 2021からの情報です。

シェア１位はTesco、２位にSainsbury’s、３位にAsda、４位にMorrisonsと続きます。この４社はイギリスのスーパーマーケットチェーンのBIG4と呼ばれていますね。

驚いたのですが、M&S（Marks & Spencer、マークスアンドスペンサー）はイギリスのスーパーマーケットのシェア上位には入っていないんですね。もちろん、M&Sはターゲットを絞って販売しているため売上高という面では他のスーパーマーケットチェーンと比較すると少ないのかもしれません。

イギリスのスーパーチェーンの格付け

これからイギリスのスーパーチェーンをポイントカードのお得度でランキング形式で紹介していきますが、その前にイギリスで話題になるスーパーチェーンの格付けを先にご紹介します。

そこまで気にする必要はないかもしれませんが、住居を決める際に、ゴミ袋として使っている袋がどこのスーパーのものかを見れば、住民の所得の想像がつくからチェックしたほうがいい、という話も聞きますので、この格付けはある程度生活に浸透したものなのかもしれません。

ちなみに私はゴミ袋は１ポンドショップで購入する40枚で£１の黒ゴミ袋です。スーパーの袋はもったいないので何度も利用しています。

あくまで私の意見ですが、イギリスのスーパーチェーンの格付けを作ってみました。

ツートップのM&SとWaitrose、それに続くTescoとSainsbury’s、Co-op、少し下がってMorrisons、Iceland、Asda、Lidl、Aldiという順序です。

今回の記事では、高級～格安という観点とは別に、ポイントカードシステムのお得さ、便利さをランキング形式で説明していきますね。

スーパーチェーンのポイントカードをランキングで紹介

１位：Co-op 「Membership」

イギリスのスーパーチェーンのポイントカードのナンバーワンといった場合、Co-opと言わざるを得ません。こちらのポイントカードは今回紹介する中で唯一会費がかかります。ですが、£1を支払うことで、Co-opメンバーつまり組合員になることで2~5％の還元を受けることができるのです。また、入会キャンペーンで、£15以上の買い物時に£5キャッシュバックをしていることもあり、入会金はすぐに元が取れます。Co-opを使うことがあるならば必須のカードですね。

お得度
入会金・年会費	入会金£1、年会費は無料
ポイント獲得	・£1の買い物ごとに2pをポイントバック(還元率2.0%)、Co-op商品ならば£1ごとに5pをポイントバック(還元率5.0%) ・学生ならばなんと10%のディスカウントあり！
ポイント利用	・Co-opでの買い物に利用可能
オススメするポイント	・イギリスのスーパーチェーンでは最もお得なポイントカード・Co-opが近くにあるのならば持っておいて損はなし・£5ポイントバックキャンペーン時に入会すれば入会金の元が取れる

２位：Sainsbury’s 「Nectar Card」

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２位はSainsbury’sのNectar Cardです！

貯めやすく、使いやすい、最強のカードです。
Sainsbury’sはイギリスで２番手のスーパーですが、Nectar Cardの使い勝手の良さはイギリスナンバーワンだと思っています。特筆すべきはポイントの提携の広さで、特にBritish Airwaysとの提携によりSainsbury’sでマイルを貯めれば旅行や日本への帰国の航空券に使うことができます。Sainsbury’sでNectar Cardを使う場合にも、クリスマスシーズンにはポイントを2～3倍で使えるキャンペーンがあり、さらにお得に使えます。

お得度
入会金・年会費	無料
ポイント獲得	・Sainsbury’sでの£1の買い物に付き1ポイント・Nectarパートナーの利用でもポイントが貯まる・週替りのボーナスポイントキャンペーンでポイントがどんどん貯まる
ポイント還元率	・500Nectarポイント＝£2.5の商品券に交換（還元率0.5%）・British AirwaysのAviosに600Nectar Point⇔250Aviosで交換可能で、還元率は0.8%（計算方法はこちらの記事を参照）・その他にもNectarパートナーでの利用も可能
オススメするポイント	・よくわからないけどポイントがプラスされていることがある(キャンペーンなど) ・クリスマスシーズンに２～３倍でポイントを使えるキャンペーンあり・British AirwaysのAvios交換でお得に交換可能！・提携先が広く、eBay、Argos、Vue、ユーロスターなどでもポイントが貯まる

Nectarポイントを貯めるならBritish Airways AMEX Cardも使おう

Nectarポイントを貯めるならBritish AirwaysのAviosに交換するのがお得な利用法です。British Airways AMEX Cardを決済に使えばSainsbury’sでの買い物ではNectarポイント分0.8％＋Avios1.28％＝2.08%の還元率です。

それに加えてBritish Airways AMEX Cardを年間£20,000以上使用すれば、British Airwaysの特典航空券利用時にどの区間・クラスでも同伴者1人分の航空券が無料になるCompanion Voucherがついてきます。

イギリスで最初に持つならオススメのBritish Airways AMEX Cardは、入会特典で5,000Avoisもらえるのも魅力ですが、下のボタンから紹介キャンペーンで入会するとさらに7,000Avoisを加えて、合計12,000Avios（£154相当）がもらえます。

なお、ボーナスAviosをもらうには、「カード発行から3か月以内に￡1,000利用」という条件がありますので、ご注意ください。

BA Amex 公式ページ

３位：Tesco「Clubcard」

ポイントカード第３位は、イギリス最大のスーパーマーケットチェーン、TescoのClubcardです。ポイントカードとしては、貯める方法がほぼTesco限定で少し物足りませんが、Clubcard Plusサービスや提携先での高倍率使用など、利用価値の高いサービスを提供しています。実は還元率単体ではSainsbury’sのNectar Cardよりも高いです。ただ、Sainsbury’sの方がポイントを貯めやすいため、こちらを３位としています。

お得度
入会金・年会費	無料
ポイント獲得	・Tesco、Tesco Mobile、F&Fでの£1の買い物に付き1Clubcardポイント・Tesco fuelでの給油は£2ごとに1Clubcardポイント、Esso Tesco Expressでの給与は£3ごとに1Clubcardポイント
ポイント還元率	・150Clubcardポイント＝£1.5の商品券に交換（還元率1.0%）・Tesco Mobileでは2倍、その他提携先では3倍の価値で使えることも
オススメするポイント	・還元率1%は他のポイントカードにはない魅力・提携先やTesco Mobileでの利用が完全にできるならばNectar cardよりも

４位：Morrisons「More Card」

第４位はMorrisonsのMore Cardです。元々販売価格の安いMorrisonsですので、ポイントカードも大したことないと思いきや、還元率は0.5%とそのまま使った場合のSainsbury’sと同じです。
ただ、クーポンへの引き換えが£1,000分の買い物をしないとできませんので、コツコツと貯める必要がありますね。他にMore Cardメンバー向けの安売りオファーが出ることもあります。

お得度
入会金・年会費	無料
ポイント獲得	・Morrisonsでの買い物£1ごとに5More Cardポイント
ポイント還元率	・5,000More Cardポイント(£1,000の買い物)＝£5の商品券に交換（還元率0.5%）
オススメするポイント	・通常よりもポイントが貯まるオファーあり・More Cardメンバー向け割引オファーが出ることあり・Baby ClubやStudent Clubなど、要件に該当する場合入会でき、さらなる特別オファーあり

５位：Waitrose「myWaitrose」

ここから２社はポイント還元という仕組みには当てはまりませんが、会員になることでベネフィットを得られます。まずはWaitroseです。高級スーパーの１つということで、ポイントよりも他のサービスが充実しているタイプです。買い物をすると無料でコーヒー紅茶がテイクアウトできるサービスもあります。

お得度
入会金・年会費	無料
ポイント獲得	なし
ポイント還元率	なし
オススメするポイント	・お買い物時にテイクアウトの無料コーヒー紅茶サービス・金曜日は指定の魚が20%Off ・その他各種キャンペーンあり

６位：Marks & Spencer「Sparks Card」

Waitroseに続き高級スーパーのMarks & SpencerのSparks Cardです。カードが輝きを放っていて、M&Sの高級さを感じさせます。このカードはなんと、ポイントが貯まっても使えるわけではなく、貯まったポイントに応じたオファーが届く、といった形式です。そのためお得度がなかなか測りづらく、スーパーチェーンの中では一番下としました。

お得度
入会金・年会費	無料
ポイント獲得	・買い物すると毎回10Sparksポイント・買い物£1ごとに10Sparksポイント・レビューを書くと25Sparksポイント・古着を寄付すると50Sparksポイント
ポイント還元率	なし、ただし以下の特典に利用可能・Sparksポイントの寄付・Sparksポイントに応じたクーポンの獲得・3,000Sparksポイント以上でプライオリティアクセス（新製品の優先購入など）・5,000SparksポイントでM&Sセールへの招待
オススメするポイント	・ポイントの寄付ができるので社会貢献になる

番外編：Boots「Advantage Card」

こちらはスーパーマーケットではなくドラッグストアですが、お得で私も利用しているため番外編としてご紹介します。BootsのAdvantage Cardは還元率が驚きの4.0%！是所持っておきたい１枚です。アプリの使用とメールマガジンの登録で300ポイント(£3)もらえますので、とりあえず登録しておくだけでも良さそうです。

お得度
入会金・年会費	無料
ポイント獲得	・買い物£1ごとに4ポイント・アプリの登録で200ポイント・メールマガジン登録で100ポイント
ポイント還元率	・1ポイント1pとして支払時に使用可能(還元率4.0%)
オススメするポイント	・とにかく還元率が高い！・学生は10%割引、赤ちゃん製品はポイント2倍など（いずれも要登録）、さらなるお得なオファーもあり

まとめ

以上、イギリスのスーパー事情とポイントカード情報をお知らせしました。

イギリス人はスーパーマーケットが大好き
スーパーのシェアはTesco、Sainsbury’s、Asda、Morrisonsの順
格付けは、M&S ＞ Waitrose ＞ Tesco・Sainsbury’s ＞ Co-op ＞ Morrisons ＞ Iceland・Asda ＞ Lidl・Aldi
ポイントカードのお得度は、Co-op ＞ Sainsbury’s ＞ Tesco ＞ Morrisons ＞ Waitrose ＞ M&S

Co-op以外は入会金・年会費無料でポイントカードを作れますので、とりあえず作っておく、というのがいいですね。

ありがとうございました。