投資・資産運用

【2024年8月】ロンドン駐在員の資産状況を公開!日本株暴落・円高で資産はどうなった?

どうも、ロンドン駐在員のぷーたです。
今回の記事は、次のような方の疑問を解決するために書いています。

  • ロンドンの駐在員はどのくらいの資産を持っているの?
  • ロンドンで暮らしていると2ヶ月でどれくらい資産が変化するの?
  • 海外で投資をしていると日本株の変動で受ける影響は?

海外駐在員の懐事情:収入と支出

今回の記事はロンドン駐在員の資産構成が2024年6月→8月の2ヶ月でどれくらい変化しているかを公開したいと思います。

海外駐在員の収入

そのためにはまず、海外駐在員がどれくらいの収入なのか?という点を確認する必要があります。

海外駐在員は下記の理由からかなりお金を貯めやすい環境にいると言えます。

  • 海外赴任手当などの手当が多くもらえるため、日本にいるときよりも給料が多くなる
  • 住宅や自動車費用など生活費の一部を会社が負担してくれるため、コストが安い
  • イギリスの税金は会社が支払ってくれて、日本の税金もかからない

といったことが挙げられます。

私がもらっている給料については、こちらの記事で解説しておりますのでご参照ください。

ロンドンの海外駐在員の給与を大公開!日本に比べてどれくらい増える?家は立つ?どうも、ロンドン駐在員のぷーたです。 今回の記事は、次のような方の疑問を解決するために書いています。 海外駐在員の給料っ...

まとめると、

日本勤務時の額面金額は、
日本勤務時:900万円→イギリス駐在時:1,380万円
手取り金額は、
日本勤務時:660万円→イギリス駐在時:1,276万円

と、相当なアップをしています。

海外駐在員の支出

上で紹介した年収を見れば貯金なんて余裕でしょ!と思われるかもしれませんが、ロンドンで生活していると、出ていくお金も多いです。

こちらの記事で項目別の月あたりの支出額について書いています。

駐在員の生活費事情ー物価の高いロンドンで生活する場合1ヶ月どれくらいかかるのかを赤裸々に公開!この記事ではロンドンは物価が高いと聞くけど、日本に比べてどのくらい高いの?ロンドン駐在員の給与は高いと思うけど、生活は楽?苦しい? 海外駐在員の生活費はどれくらいかかるの?日本よりは高い?という疑問に回答しています。...

ロンドンでは物価が日本と比べてかなり高く、

  • 住宅費は都心のタワマンに住むくらいのイメージ(会社が住宅費の大部分を負担してくれるので持ち出しはあまりなし)
  • 食費・外食費も総じて高い
  • トイレットペーパーやティッシュペーパーなど日用品も高い
  • 光熱費は3倍!
  • 教育費やスポーツの月謝も倍くらい?
  • 通信費やレジャー費用はそこまで高くない!?
  • 月収のうち、半分くらいで生活は可能
  • 教育費・娯楽費・旅行代をどこまで使うかで貯蓄が決まる

といった事情から生活費は非常に高いです。

日本円ベースで計算した生活費の推移はこちらになります。

贅沢しすぎ、ということになるかもしれませんが海外で生活していると、色々と費用がかかります。2023年4月~2024年3月の期間は貯蓄が殆どできていませんでしたので、その反省から2024年は少しでも貯蓄できるように、節約に励んでいます。教育関係の費用があまりに高すぎるため、頑張っても限界はありますが、2024年4~7月の間は2022年4月~2023年3月の水準に近いところに戻せています。

節約の内容ですが簡単に言うと旅行に行く際の贅沢を少し抑えて食費を削った、というところです。海外駐在員であれば、教育費を別にすればそれなりにお金は貯まる環境にあり、あとは旅行で散在することをどこまで抑えるかが貯蓄する鍵となります。

ちなみに食費は単純に抑えただけではなく、キャッシュバックサイトQuidcoで得たキャッシュバックをスーパーの商品券に変えて、支出を抑えています。

 

資産運用方針の確認

さて、今回の記事の中心となる前回2024年6月から8月で資産状況がどう変化したかについてお伝えします。

基本的に私のイギリスでの資産運用方針は

  • 大部分はVanguardのISA口座で投資信託を購入しそのまま放置
  • 余剰資金の一部はCash ISAで5%(2024年8月現在)の非課税利息を稼ぐ
  • 資金が緊急で必要となったときのために一部の資金は貯蓄用口座に入れておく

となっています。

イギリスで投資信託をするならVanguardで口座を作成するのがオススメです。こちらの記事で方法についてご説明しています。

イギリス駐在中の資金は投資信託で増やそう!バンガード(Vanguard)でISA枠を使って投資を始める方法を解説この記事ではイギリス駐在中にISA枠を使った投資信託をしてみたいけど、バンガードで口座を開くにはどうするの?バンガードで購入できる投資信託の種類は?バンガードでの投資信託の運用成績を知りたいといった疑問に回答しています。...

また、預金で置いておくのであれば、どうせならば利息に税金のかからないCash ISAを利用するのがオススメです。私はTrading212でCash ISA口座を開設しています。

このTrading212のCash ISA講座の特徴は

  • Cash ISAのため利息は非課税
  • 2024年8月現在、年利5.2%のCash ISA口座を提供
  • Flexible Cash ISAのため自由度が高い
  • 入出金の回数制限や金利低下などの制約がなく自由度が高い
  • 手数料は一切なし!

といった特徴がある、Cash ISAの中でも非常に使い勝手の良い口座です。口座開設方法を含め、こちらの記事でご紹介しています。

イギリス駐在員必見!Trading212でCash ISA口座を解説してみた~高金利で税金ゼロの引き出し自由な最高の預金アカウント~この記事ではイギリスでは銀行金利に税金はかかるの?イギリスの銀行金利にかかる税金の仕組みを知りたい!駐在中の余剰資金を預けておける高金利で便利な銀行口座を知りたい!Trading212のCash ISA口座の開設方法を教えてほしい!といった疑問に回答しています。...

ちなみに私の資産運用の方針は、こちらの山崎元さんの書かれている「マンガでわかる シンプルで正しいお金の増やし方」がベースになっています。この山崎元さんの書かれている投資に関する解説本はとにかくわかりやすく、初心者が押さえておくべきポイントが網羅されていて、投資初心者は是非一度読んでおくことをオススメします。

2024年6月から8月にかけての投資環境

2024年8月上旬には、日本の証券市場に大きな衝撃が走りました。7月31日に日銀が金融政策決定会合で追加利上げを決めたことで、円高株安が加速しました。

ロンドン駐在ということもあり、ポンド円相場を表示しますがここ1年での動きはこのとおりです。7月から円高傾向にありましたが、7月末から8月上旬にかけて20円弱の円高になりました。

引用:楽天証券英ポンド/円チャートより

ロンドン駐在員は基本的に為替レートの変動に生計費指数を反映した物価調整を加えて給与が決まっていますので、もらえるポンドの給与はそこまで変わりません。その意味では円安が進んでくれた方が日本円に換算した場合の資産が増えますのでありがたいです。

ただ一方で、1ポンド=200円のように円安が進んでしまうと1杯15ポンドのラーメンが日本円では3,000円となってしまい、食べるときにも意識してしまいますので、精神的には150円くらいで安定してくれる方がいいような気もしています。

また、日本株の暴落も発生しました。日経平均株価は8月に入って39,000円辺りから一気に値下がりし32,000円を割り込みました。

引用:楽天証券日経平均株価(日経225)より

この大暴落によるショックで手持ちの株式や投資信託を売却に走ってしまった方も多くいたようです。私の場合は、株式や投信は長期ホールドが前提ですので特に何もしていませんでした。

2024年6月から8月で資産状況はどう変化した?

2024年6月の資産状況

前回こちらの記事でご紹介しましたが、私の2024年6月現在の資産状況は下記のとおりでした。

円グラフにすると、このような形ですね。ポンド資産の換算は、1ポンド=198円で換算していました。

2024年8月の資産状況

さて、日本株の暴落、円高の進んだ8月の資産状況はどうなったでしょうか?早速見ていましょう。
円グラフにするとこのとおりです。

上下で比較しても分かりづらいですので横並びで確認してみましょう。
少し見づらいですが、中身を見てみると下記のことがわかります。

  • 総資産は5,388万円→5,329万円となり59万円減少
  • 元本は187万円増加しているものの含み益が246万円と大幅に減少

元本の増加は夏のボーナスが入ったこともあり、かつ節約に取り組んでいる効果も出ているかと思います。増加額には満足なのですが、やはり株安や円高に伴う含み益のマイナスが大きいですね。

特に投資信託(日本)には先進国株の投資信託も含まれており、こちらは株安というよりは円高が進んだことで含み益が減っています。こちらのたわらノーロード先進国株式が私の投資信託のメイン投資先になりますが、6月時点では含み益が8,823,881円でしたので、90万円以上を失ったことになります。

今後の市場動向がどうなっていくかは全くわかりませんが、私としてはそれほど心配はしていません。もちろん投資を控えるようなことはしませんし、かといって焦って売りに出すようなこともしません。

基本的には毎月少しずつでもいいので積立投資に回して、一度投資したものは放って置く、これこそが山崎元さんがオススメする投資方法で私も今のところそれを実践して、困ったことにはなっていません。

ちなみに先ほどオススメした山崎元さんの本をもっとわかりやすくしたのがこちらの本になります。マンガと図解で初心者が心がけるべき投資理論をわかりやすく教えてくれます。

投機ではなく投資をするのでしたら、大きく儲けることよりも堅実に資産を増やしていきたいですね。

私もまだまだ道半ばですが、目指せ総資産1億円!を目標に資産運用に励んでいきたいと思います(とはいえ、放っておくだけですが・・)。

まとめ

以上、ロンドン駐在員の2024年8月の資産状況について、6月からの変化点を踏まえて説明しました。最近は少しずつではあるものの支出を抑えていけており、少なくとも元本ベースでは貯蓄も増えていっているのである程度は満足しています。

含み益を含めた総資産はあくまでも現時点の参考値に過ぎないのですから、あまり気にせずにとりあえず様子を眺めてみるだけでいいと思います。

今回の記事のまとめです。

  • 海外駐在員の収入は給与が大幅にアップするため貯蓄には非常に有利!
  • ロンドンで生活する場合、生活コストなど支出が大きく、教育費や旅行にお金をかけてしまっているとあまり貯蓄ができるとは言えない
  • ロンドンで貯蓄をしたいのならばある程度の節約(旅行代など)は必要
  • 筆者(ぷーた)の資産運用方針は
    ー大部分はVanguardのISA口座で投資信託を購入しそのまま放置
    ー余剰資金の一部はCash ISAで5%(2024年8月現在)の非課税利息を稼ぐ
    ー資金が緊急で必要となったときのために一部の資金は貯蓄用口座に入れておく
  • 特に余剰資金はTrading212などで開設可能なCash ISAに入れておくといい
  • 2024年6月から8月にかけて資産は下記のとおり変化
    ー総資産は5,388万円→5,329万円となり59万円減少
    ー元本は187万円増加しているものの含み益が246万円と大幅に減少
  • 資産運用を考える際には元本ベースで考えるべきで、含み益を含む総資産で見てしまうと、一時的な乱高下で動揺してしまうので避けるべき
  • 投資初心者であれば山崎元さんのマンガをオススメ!最低限のやってはいけないことをマンガと図表で効率的に理解することができて、投資へのハードルを大きく下げられる

ありがとうございました。

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ぷーた
ぷーたです!投資とポイント活動、ジョギングが趣味のロンドン駐在員です。お得活動のためには徹底的な調査と行動をしており、たくさんの方に情報を共有したいと思ってこのブログを立ち上げました。