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ロンドンのプレミアリーグ7クラブの観戦チケット入手難度ランキング~アーセナルは別格、ウェストハムはメンバーでなくても購入OK~

どうも、ロンドン駐在員のぷーたです。
今回の記事は、次のような方の疑問を解決するために書いています。

  • ロンドンでプレミアリーグを観戦したいけど、アーセナルのチケットは取れるの?
  • ロンドンのプレミアリーグでチケットを取りやすいのはどこ?
  • ロンドンのプレミアリーグのスタジアムの情報を知りたい!

ロンドンのプレミアリーグクラブの紹介

プレミアリーグの基本情報

イングランドのプレミアリーグ(Premier League)は、イングランドのプロサッカーリーグのトップディビジョンで、1888年から続いていた世界初のフットボールリーグであり、国内最上位リーグであるフットボールリーグ・ファーストディビジョンから1992年に独立して誕生しました。

イングランドにはプレミアリーグをトップに理論上20もの階層があるということです。いわゆるプロサッカーリーグというのは4階層目までとなりますが、さすがサッカー発祥の国だけに裾野がとても広くなっています。

イングランドのサッカーリーグの構成を見てみましょう。ここではFAカップの出場資格(予選リーグ含む)のある10階層目までのチームをご紹介します。実際にはこの下にさらに最大10階層の下部組織がつながっていることになります。イングランドのサッカーリーグに参加しているクラブ数は5,000を超えており、プレミアリーグはその巨大なピラミッドの頂点にいる、ということです。

階層 名称 特徴
1 Premier League 20クラブ。下位3チームが降格
2 EFL Championship 24クラブ。上位3チーム昇格、下位3チームが降格。EFLはEnglish Football Leagueの略
3 EFL League One 24クラブ。上位3チーム昇格、下位4チームが降格
4 EFL League Two 24クラブ。上位4チーム昇格、下位2チームが降格
5 National League 24クラブ。上位2チーム昇格、下位4チームが降格。階層5~10はFA(Football Association)が管理
6 National League North/South 48クラブ
7 Northern Premier League Premier Division他 88クラブ
8 Northern Premier League Division One East他 175クラブ
9 Northern League Division One他 300クラブ以上
10 Northern League Division Two他 300クラブ以上

ロンドンのプレミアリーグのチームの紹介

それでは2024-2025シーズンでロンドンに在籍するプレミアリーグのチームの紹介をしたいと思います。まずは地図で各チームのスタジアムの場所を見てみましょう。

場所としては、ロンドン西部にブレントフォード、フラム、チェルシーが固まっていて、北部にアーセナルとトッテナム・ホットスパー、東部にウェストハム、南部にクリスタル・パレスがあります。

今回の記事では、プレミアリーグの試合のチケットの入手難度をランキング形式でお伝えします。判定基準は、下記のとおりです。

  • メンバーシップで購入できるチケットの数(多いほど下位)
  • 実際にチケットを取ってみた際の売り切れるスピード(遅いほど下位)

このランキングは、あくまでもロンドンのプレミアリーグ全スタジアムで観戦したことのある筆者の独断と偏見に基づくものですので、ご了承ください。特にチケットの入手難度については、ロンドン・ダービーやマンチェスター・シティ、マンチェスター・ユナイテッドやリヴァプールとの対戦のようなビッグマッチの場合と、下位チームとの試合ではチケットの取りやすさが異なってきますので、あくまでも一般的なチケットの入手難度を見ています。

ロンドンのプレミアリーグチケット入手難度ランキング

それでは、ロンドンのプレミアリーグのチケット入手難度ランキングを見てみましょう。入手難度の高いクラブから順に表示していきます。

1位:アーセナル

プレミアリーグで最もチケットの入手難度が高いクラブはアーセナルです。これは誰が見ても文句なくナンバーワンというレベルで、他の6クラブとは別格の難易度です。アーセナルというクラブの人気を考えると仕方がないかもしれませんが、そもそもメンバーシップを購入しても、抽選に当たらなければチケットを購入することができません。その抽選も、当選確率が10%程度ですので何度も外れても諦めずに申し込むことが重要です。
チケット入手難度
メンバーシップ Red Membership:年会費34ポンド
チケット購入数 1メンバーシップ当たり1枚、チケット購入には抽選(Red Ballot)での当選が必要です。当選確率はプレミアリーグの場合10%程度。FAカップ、カラバオカップ、UEFAチャンピオンズリーグなどの下位の試合では当選確率が高くなります。
チケットの抽選は複数メンバーをまとめて申し込むことが可能で、この場合は、座席を連番で取得することができます。
スタジアム エミレーツ・スタジアム(Emirates Stadium)
開場:2006年7月22日
収容人数:60,704人
スタジアム地図 最寄駅:Piccadilly Line – Holloway Road Station

なお、アーセナルのメンバーシップには初期メンバーのRed Member以外にもSilver Memberという上位メンバーシップがあります。

Red MemberとSilver Memberのチケット当選確率はこちらのアーセナルWebサイトに記載されていますが、Silver Memberの当選確率は30~50%、Red Memberの当選確率は10%程度ですからSilver Memberになりたい人が多くいることが想像できます。

ですがSilver Memberは30,000人限定となっており、退会者がいた場合にRed Memberのキャンセル待ち上位の方から順に加入できるものとなっています。ほとんど入れ替わりがないと考えられるため、数年でSilver Memberになるのはほぼ無理と言えます。

2位:ブレントフォード

意外に思われるかもしれませんが、アーセナルに次いでロンドンでチケットの入手の高いプレミアリーグのクラブはブレントフォードです。これは何よりもスタジアムの収容人数が少なくチケットの競争率が高いことが原因となりますが、チケット販売日の開始時間からスタンバイしてチケットを購入しなければチケットが売り切れてしまうことがよくあります。
チケット入手難度
メンバーシップ Adult Membership:年会費45ポンド
チケット購入数 1メンバーシップ当たり1枚、チケット購入は先着順で発売日の午後2時から発売開始。人気チームとの対戦ではTAP(Ticket Access Point、過去の購入履歴などで貯まるポイント)が高い順に開放されていくため、一般メンバーが購入可能になった時点で売り切れている場合も多く、入手難度は高いです。下位チームとの対戦であっても、発売日から時間が経つと売り切れることがほとんどですので、発売日に入手することをおすすめします。
スタジアム ジーテック・コミュニテイ・スタジアム(Gtech Community Stadium)
開場:2020年9月1日
収容人数:17,250人
スタジアム地図 最寄駅:National Rail South Western Railway – Kew Bridge Station

ブレントフォードは2021-22シーズンに74年ぶりにプレミアリーグに復帰したこともあり、チケットの入手が難しいのは昇格の効果があるのだと思っていましたが、いまだに人気が高く、地域に愛されているクラブだと感じます。その人気に対して17,250人のスタジアムは小さすぎるとも言え、新しいスタジアムがもったいない気もしますね。

3位:クリスタル・パレス

続くクリスタル・パレスも、意外に思われるかもしれませんが、かなり売り切れるのが早いチケットとなっています。2024-25シーズン開始早々までは1メンバーシップで1~4枚のチケットが購入できたため、発売日の販売開始時間以降の売れ行きが凄まじく、あっという間に売り切れていました。現在では1メンバーシップで1枚+5日後にゲストチケットの購入となったため、チケットの競争は緩和されましたが、いまだにチケット入手難度は高いです。
チケット入手難度
メンバーシップ Adult Gold Membership:年会費55ポンド
Adult Membership:年会費25ポンド
チケット購入数 1メンバーシップ当たり1枚、チケット購入は先着順で発売日の午前10時から発売開始。
Adult Gold Membershipメンバーの発売日から3日後にAdult Membershipメンバーが購入可能となり、その5日後にメンバーのゲストチケット1~2枚を購入可能となります。
そのため、Adult Gold Membershipであればチケット入手はそこまで難しくはないものの、他の非メンバーの方とのチケットを連番で取る場合、実質Gold Membershipの8日後に一緒に購入しなければならないため、かなり使い勝手が悪くなってしまいました。
確実な購入を目指すためには、全員をメンバーにしておく必要があります。
スタジアム セルハースト・パーク(Selhurst Park)
開場:1924年8月30日
収容人数:25,486人
スタジアム地図 最寄駅:Southern Line, Thames Link, Windrush Line (Overground) – Norwood Junction Station

クリスタル・パレスは、チケット購入数の改悪前は1人メンバーシップに入っていれば、カテゴリーCのような人気のない試合であれば合計4枚までチケットが同時購入できたため、かなりお得に試合を見られる部類でしたが、2024-25シーズンから変更されてしまいました。こういった改悪は残念ですが、以前はチケットがかなり取りづらかったため、仕方がないのかもしれません。

4位:チェルシー

4位はロンドン人気チームの1つ、チェルシーです。ロンドンのプレミアリーグ7チームの中ではチケット入手が難しくもなく、簡単でもない、といったところになると思います。人気チームではあるものの、メンバーシップを持っていればチケットの購入は可能です。ただゲストチケットの購入は翌週になってしまうので少々使いづらいです。
チケット入手難度
メンバーシップ Adult Ticket Only Membership:年会費40ポンド
チケット購入数 1メンバーシップ当たり1枚、チケットは発売日の午前11時から発売開始。
発売日の翌週にメンバーシップ保有者/シーズンチケット保有者は追加で2枚のゲストチケット購入が可能になります。その翌週にチケットが余っていれば一般販売されますが、ほとんど一般販売されることはありません。
スタジアム スタンフォードブリッジ(Stamford Bridge)
開場:1877年4月28日
収容人数:40,341人
スタジアム地図 最寄駅:District Line – Fulham Broadway Station

チェルシーのスタジアム、スタンフォード・ブリッジは歴史は古いものの90年代にスタジアムを含めた周囲の再開発がおこなわれ、現在ではスポーツ複合施設となっています。チェルシーというロンドンの高級住宅地の中にあることもあり、交通のアクセスは抜群で、試合後の混雑もそこまで気にならない点で私は気に入っています。

5位:トッテナム・ホットスパー

トッテナム・ホットスパーはスタジアムの収容人数が多いことからか、割とチケットは購入しやすいという印象があります。通常のメンバーシップOne Hotspurに10ポンド追加するだけでOne Hotspur+という上級会員になることができ、チケットを通常メンバーより1日早く購入できるので、メンバーシップを購入するのであればOne Hotspur+をおすすめします。
チケット入手難度
メンバーシップ One Hotspur+ Adult:年会費55ポンド
One Hotspur Adult:年会費45ポンド
チケット購入数 1メンバーシップ当たり1枚、チケット購入は先着順で発売日の午前10時から発売開始。One Hotspur+のメンバーは通常のOne Hotspurメンバーよりも24時間前にチケット購入可能。
その後メンバーのゲスト用チケット3枚までの購入が可能になります。人気がそこまでない試合の場合、一般販売がおこなわれることもあります。
スタジアム トッテナム・ホットスパー・スタジアム(Tottenham Hotspur Stadium)
開場:2019年4月3日
収容人数:62,850人
スタジアム地図 最寄駅:District Line – Putney Bridge Station
トッテナム・ホットスパーはロンドンのプレミアリーグの中でも人気上位のためチケットが取りづらいと考えていましたが、実際のチケットの売れ行きを見ていると比較的遅いタイミングでも購入できることがわかりました。ただ、クリスタル・パレスやチェルシー同様、メンバーでない方のチケットを購入する場合後から購入する必要があるため、実際には購入を遅らせなければならず、使い勝手は悪いと思います。

6位:フラム

フラムはロンドンのプレミアリーグクラブの中ではかなりチケットが取りやすい部類に位置しています。A+、Aカテゴリー以外の試合であれば1メンバーシップで2枚のチケットが購入できる点もポイントが高いです。
チケットの売れ行きも割と緩やかなので、メンバーシップがあれば人気クラブとの試合でも購入できることも多いと感じます。
チケット入手難度
メンバーシップ Adult Membership:年会費50ポンド
チケット購入数 1メンバーシップ当たり2枚のチケット購入が可能(カテゴリーA+、Aの試合は1枚)で、発売日にゲストのチケットも購入できる点は他のクラブに比べて、チケットが取りやすく有利な点です。チケット販売日の発売開始時刻は午前10時となっています。
記事執筆時(2025年3月29日)に4月20日のフラム対チェルシーのウェストロンドン・ダービーのチケットの販売状況を見てみましたが、まだチケットが売れ残っていました。人気が下位のチームのチケットはほぼ確実に取れる状況と言えそうです。
スタジアム クレイヴン・コテージ(Craven Cottage)
開場:1896年10月10日
収容人数:25,700人
スタジアム地図 最寄駅:District Line – Putney Bridge Station

フラムはクレイヴン・コテージという歴史あるスタジアムを使用しており、上記の写真でお見せしているレンガ造りの入口は一度体験してほしいです。サッカースタジアムの入口は、ウェンブリー・スタジアムのような割と新しいスタジアムでも小さいことが多いですが、このクレイブンコテージの入口は閉所恐怖症の方にはかなり厳しい入口になっています。
大人の頭のサイズと入口のサイズの比較が伝わるでしょうか?基本的に横を向かないとスムースに入ることができません。これもあって、クレイブン・コテージの試合前は上記の写真のように入場待ちの列で大混雑になります。

7位:ウェストハム

ロンドンのプレミアリーグの試合チケットの購入難易度が最も低いのは、ウェストハムです。これは恐らくチケットを購入したことがある方からは異論が出ないと思います。
メンバーシップがなくても購入可能な試合が多く、メンバーシップがあればほぼ確実にチケット購入が可能です。
チケット入手難度
メンバーシップ Claret Member:年会費45ポンド
チケット購入数 1メンバーシップ当たり1枚の購入に限定されているものの、一般販売されることが多いためメンバーシップの購入が必須かというと微妙なところです。もちろん、人気の高いクラブとの試合であればメンバーシップがあった方が購入は確実ですので、メンバーシップがあるに越したことはありません。ですが一般販売される可能性を考えると、複数名で試合を見たい場合に全員をメンバーにした方が本当にいいかは考えものです。
スタジアム ロンドン・スタジアム(London Stadium)
開場:2012年5月5日
収容人数:68,013人
スタジアム地図 最寄駅:Elizabeth Line, Mildway Line (Overground), Central Line, Jubilee Line, DLR – Stratford Station/td>

ウェストハムというクラブの人気がそこまで高くないことに加え、スタジアムの収容人数が68,013人と多いことからチケットは基本的に余りがちとなっています。メンバーシップがなくても購入可能な一方でウェストハムのチケットは価格が高いことが多いため、値段だけを考えると他のクラブでメンバーシップを購入してチケットを購入したほうが安くなることもありますのでご注意ください。

まとめ

以上、ロンドンのプレミアリーグ7クラブのチケット購入難度をランキング形式でお伝えしました。まとめておきます。

  • ロンドンのプレミアリーグ7クラブでチケット購入難度が高い順のランキングは下記の通り!
  • 1位:アーセナル
    ー1メンバーシップ当たりチケット1枚購入可能
    ー基本的に抽選に当選しなければ購入できない。Red Member(通常メンバー)は当選確率10%程度
  • 2位:ブレントフォード
    ー1メンバーシップ当たりチケット1枚購入可能
    人気に対してスタジアム収容人数が少なく、チケットの購入難易度は高い。発売日の購入を推奨
  • 3位:クリスタル・パレス
    ー1メンバーシップ当たりチケット1枚購入可能+5日後にゲストチケットの購入が1~2枚可能
    ーチケットの売れ行きが早い
  • 4位:チェルシー
    ー1メンバーシップ当たりチケット1枚購入可能+翌週にゲストチケットの購入が2枚可能
    ーチケットの売れ行きはそこそこ。一般販売がおこなわれることもあるがほとんどない
  • 5位:トッテナム・ホットスパー
    ー1メンバーシップ当たりチケット1枚購入可能+後日ゲストチケットの購入が3枚可能
    ー一般販売されることもある
  • 6位:フラム
    ー1メンバーシップ当たり2枚のチケット購入が可能(カテゴリーA+、Aの試合は1枚)
    ーチケットは売れ残ることもあり、購入は比較的容易
  • 7位:ウェストハム
    ー1メンバーシップ当たりチケット1枚購入可能
    ー一般販売されることが多くメンバーシップは必要ないかも!?

ありがとうございました。

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ぷーた
ぷーたです!投資とポイント活動、ジョギングが趣味のロンドン駐在員です。お得活動のためには徹底的な調査と行動をしており、たくさんの方に情報を共有したいと思ってこのブログを立ち上げました。