どうも、ロンドン駐在員のぷーたです。
今回の記事は、次のような方の疑問を解決するために書いています。
- 海外駐在しているけど、仕事や生活のストレスが大きくて辛い・・どうすればいい?
- 海外駐在員におすすめの趣味があったら教えて!
- 海外でジョギングするメリットを知りたい!
海外駐在員にはジョギングがおすすめ!
私ぷーたの趣味はジョギングです。ロンドンでの海外駐在が決まり、海外ではジョギングするのは無理かな?と思っていましたが、実際にロンドンに来てみると多くの人がジョギングを楽しんでおり、心配はまったくいりませんでした。
海外駐在員として働いていると、日本と現地の価値観の違いによって板挟みになるようなことも多く、仕事が辛いと感じるときもあります。そんなときには私はジョギングをすることでリフレッシュして、気持ちを切り替えていました。
もちろん、今ある趣味をやめてまでジョギングをした方がいいとは言いませんが、今回の記事では海外駐在員がジョギングをしたほうがいい理由、ジョギングをする際に気をつけるべきことを、ロンドンで海外駐在している私ぷーたの実体験を元にご説明します。
海外駐在員がジョギングをするメリット5つ
ここからは海外駐在員がジョギングをするメリットを5つご紹介します。健康増進、ストレス発散だけでなく、海外ならではのメリットもありますよ。
ハードな海外生活の中でリフレッシュができる
私は海外駐在員としてロンドンで仕事をしています。海外での仕事をするのは、想像以上に大変です。
文化や価値観の異なる人と一緒に働き、日本とは違うルールや風習の中で、さらに言語も違う環境で働く必要があり、それでいて日本からは日本と同じような成果を求められる。
時には無茶ぶりもされ、日本と現地の板挟みになって苦しい思いをする、という点で海外にいる日本人駐在員は大変な苦労をすることが多いです。
精神的にも体力的にもハードな海外での仕事でのストレスは、仲間とバーに行ってお酒を飲みながら愚痴を言い合って解消する、というのも一つの方法ですが、ジョギングなどの運動をすることで、気分転換することも有用な方法です。
適度なジョギングをすると、エンドルフィン、オキシトシン、ドーパミン、セロトニンなどの脳内物質が生み出される言われています。
ドーパミンはストレス耐性のある物質で、ストレスが多い環境になりがちな海外駐在員には必要不可欠のものと言えます。また、エンドルフィンは痛みを抑制し、幸福感をもたらすと言われています。たまに耳にするランナーズハイというのは、このエンドルフィンが分泌されることによってもたらされます。これは決してハイレベルのランナーだけが体験するものではなく、普通の人でも体験することができます。
海外駐在中に私の周りでうつ病になってしまった方は、あまり運動をしていなかったように感じており、定期的に運動している方がうつ病になったということはあまり聞いたことがありません。
もちろん、ジョギングのような運動が万能ではありませんが、私としては特に精神的な負担を和らげることに役立っていると思います。
移動が苦でなくなる
2番目のメリットは、ジョギングを定期的にしていると、ちょっとした移動が苦ではなくなることです。例えば、2~3キロ離れたところに行く必要がある、といった場合でも、普段からジョギングをしていると大した距離じゃない、と思うようになり移動への抵抗感がなくなります。
ロンドンで生活していて、車が使えないような場合は、数キロの移動も公共交通機関を使用するとかなり時間がかかってしまうことがあり、走るのが一番早い、ということがままあります。
生活面でのストレスを軽減するためにもジョギングは有用であると言えます。
たとえば、私の住む家からイーリングブロードウェイは、走っていけば10分程度ですが、電車やバスを使っても15分以上かかります。
そんな時は、行きだけでも走ってしまうのが一番速いです。もし買い物などで荷物が多くなってしまうのであれば、帰りは電車やバスで帰ればいいと思っています。交通が不便な場所あっても、心理的な移動への抵抗感が減るのは大きいです。
ジョギングをする方が時間短縮につながるためより良いと考えますが、歩く習慣をつけておくだけでも有効です。
海外生活で太ってしまうのを防げる
私の住むヨーロッパや、アメリカの駐在員の悩みの1つとして、駐在中に太ってしまうことが挙げられます。
これは、駐在する場所にもよりますが、車での生活が多くなり運動しなくなることに加え、食事の量が増えてしまうことが原因です。
イギリスではアメリカほどではないですが、外食をしようとすると1人分の食事の量が多く、食べきらないのはもったいないから何とか食べようとしてしまい、結果的に多くのカロリーを摂取してしまうことがあります。
また、お菓子なども日本で売られているのよりも量が多いことが多く、例えばポテトチップス一袋でも、内容量は日本で売られているものの倍はあった、ということもよくあります。
さらに、日本にいる時とは異なる仕事や生活のストレスによってお酒を飲む量が増えてしまう人も多いかもしれません。お酒を飲むとやはり食べる量が増えてしまいがちです。
基本的にはジョギングで消費するカロリーだけでも肥満防止の効果がありますが、ジョギングをすることで代謝が高まり、普段の生活でも消費するカロリーが増えるため、結果的にはジョギングで減らすカロリー以上の効果ぎ出ているはずです。
さらに、ジョギングをすると体を動かす習慣が身につくため、上で述べたようにちょっとした移動なら走ってor歩いて行ってみようか、となります。
活動量が増えるので、太ることを防止するのにつながります。
1人になれる時間が得られる
基本的にジョギングは1人でできる趣味なので、走っている最中は自分の時間となります。
ジョギングしている間に新しいアイディアを思いついたり、考えを整理したりと、1人でいるときしかできない頭の整理をするという時間にも有用です。
ジョギングをしている間は脳が活性化するので、色々とアイディアが浮かんでくるというのはよく聞く話です。実際にジョギングには集中力、思考力、判断力、記憶力に関わる脳の領域を活性化させることが、研究で示されています。
海外駐在では家族と一緒にいる時間が長くなりがちですので、ジョギングの時間だけでも1人になってリフレッシュするというのもありだと思います。
1人の時間という意味では、景色が変わらないため味気ないかもしれませんが、ジムのトレッドミル(ルームランナー)を使うのもおすすめです。家ではゆっくりと見られないYouTubeやDAZNのスポーツ中継なども、走りながらとなりますが、家族のことを気にせず見ることができます。
海外では日本のDAZNを見るのが難しいですが、VPNを使用すれば見ることが可能です。
こちらの記事では海外でDAZNを見るための設定について解説しています。

コスパがいい
ジョギングはコストパフォーマンス最強の趣味だと私は思っています。まず、ジョギングを始めるのには費用がほとんどかかりません。
運動靴と運動に適した服装さえあれば始められますので、初期投資がほぼゼロとなります。慣れてきたらジョギングシューズや服装に少しお金をかけてもいいかもしれませんが、そこまでしなくても十分にジョギングを楽しむことが可能です。
もちろん装備品にこだわってもいいとは思いますが、基本的にジョギングはお金がかからない趣味となります。
加えて、ジョギングは生活コストの節約にもつながります。先に書いたようにちょっとした移動であれば電車やバスを使わずに走ったり歩いて移動できるようになりますので、交通費の節約につながります。ご褒美代わりに減った交通費で何かを買う、というのもいいかもしれません。
また、ジョギングをして健康を維持することで将来的な医療費を減らすことにもつながるでしょう。
コスト面で言えば、ジョギングを続けているとマラソン大会のようなイベントに参加してみたい、と思うことがあるかもしれません。
私の考えるジョギングでもっともお金のかかる部分になりますが、この場合も1回あたり1万円程度で、人にもよりますがしょっちゅう参加するものでもありませんし、ゴルフを趣味にするのと比べたらコストは相当低いと考えます。
唯一コストが明らかに上がる可能性があるのが、カロリー消費が増えるため食べる量が増えてしまうことがありますが、料理を作るときに多めに作るくらいで大丈夫なので、そこまでのコスト増になるとは思いません。
お勧めのジョギング場所
このようにメリットがとても多いジョギングですが、私がロンドンに住んでいてお勧めしたいジョギング場所について解説します。
公園
公園はジョギングするのに適している場所と言えます。理由としては、車が来ないため安全に走れるというのと、緑に囲まれた道を走るため気分よく走ることができるからです。
私の住むロンドンにはハイドパークやリージェンツパークなど多くの公園があり、広い公園であれば一周数キロのコースとなるため、長い距離を走りたい場合でも問題ありません。
公園には海外でジョギングをする場合に課題となるトイレが設置されている場合も多く(有料の場合もありますが)、心配もありません。
川沿い
もう一つのメジャーなジョギングスポットと言えば川沿いになります。ロンドンで言えばテムズ川沿いになるでしょうか。
テムズ川はあまりきれいとはいえず、ロンドン中心地では混雑するためジョギングに適さない場合もあります。川沿いは常にいいジョギング場所になるとは限りませんが、川沿いの道は広くなっていることが多く、見渡せる範囲も広いので気分も大きくなって、ついつい走りすぎてしまうことがあります。
大通り
大きな町であれば、大通り沿いにジョギングするのも1つの楽しみとなります。道幅が広いためそこまで歩行者の邪魔になることがなく、周囲にある店を横目に見ながらのジョギングは気分転換にうってつけです。
冬場は難しいかもしれませんが、早朝であればパンの焼けるにおいを感じながら走っていくのはヨーロッパでジョギングをするだいご味であると私は思います。
湖・池
湖や池の周りを一周するというのもジョギングコースとしてはメジャーかもしれません。こちらも川と同じく視野が広くなるので気分よく走ることができます。
川と違って流れがないので、場合によってはにおいがしたり、快適ではない場合もありますので、周囲の環境には注意するようにしてください。
出張・観光先
ジョギングを趣味にすることで、最も恩恵があるのは出張や旅行に行ったときではないでしょうか。知らない土地でジョギングをするのは、通常であれば行かないような場所や景色に触れることができるため、私としては強くお勧めします。
とはいえ、土地勘がない場合危険な場所に足を踏み入れてしまう恐れがありますので、事前に治安の情報や近づいてはいけない場所など、よく調べていくことが重要です。
ジム
イギリスでは日が出ている時間が夏は16時間以上あり冬は8時間以下になります。明るい時間が短い冬の場合、暗い時間に走るのは危険なため、走れる時間がかなり限定されてしまいます。
その際にはジムに行って走るというのも選択肢になります。ジムのトレッドミルで走る場合は、お気に入りの動画を見ることもできるので、余暇時間を有効に使うことができます。イギリスの冬は雨もよく降るので、雨が降った際にもジムは重宝します。
海外でジョギングをする際の注意点

このように海外生活で大変お勧めなジョギングですが、いくつか注意しなければならないポイントがあります。ここでは海外でジョギングをする際の注意点について説明します。
路面に注意
日本と異なり、海外の歩道や道路はきちんと整備されていないことが多いです。見るからに路面が破損しているものや穴が開いているもの、ちょっとした段差が無数にあるなど、リスクがそこら中にあります。
日本ではジョギング中に転んだことのほとんどない私も、イギリスにきてからは足を引っかけて何度か転倒してしまうことがありました。ジョギング中の転倒は大けがにつながる可能性があり大変危険ですので、十分に注意する必要があります。
子どもや犬に注意
こちらは特に公園でジョギングする際にリスクとなるのですが、子どもや犬の動きには注意が必要です。行動であれば、犬はリードにつながれていたり、子どもも親と手をつないだりしてある程度動きが予測できるのですが、公園にいる子どもや犬は予測不可能な動きをすることがあるため、注意しなければなりません。
特に犬は公園でリードを外されていることが多く、賢いのかそうでないのかわかりませんが、人間の進路にわざわざ入ってくる犬もいます。しかもそういう犬に限って体が大きく、ぶつかるわけにもいかないのでよけようとして足をくじいたり、無理な動きをして足を痛めたりというケースがあります。
車に注意
海外でジョギングをする場合には、車に十分注意してください。特に信号のない道路を渡るような場合、車が遠くにいるから大丈夫だと思っても、その車が急加速してきて轢かれそうになるということがあります。
また、交通量の多いロータリーを渡らなければならないような場合も、車がなかなか途切れず、渡るのに時間を要してしまう場合もあります。
芝生の穴
公園を走る場合に、歩道を歩かずに芝生の広場を走る場合はスピードを極力落とすことを推奨します。実際に芝生を走ってみるとわかりますが、芝生はまっ平らなわけではなく、割と凸凹している場合があります。走っていると見えないのですが、芝生に隠れて大きめの穴が開いていて、そこに足を取られるようなこともありますので、よく注意しなければなりません。
暗い中でのジョギング
冬場の暗いうちにジョギングをするのは、日本では定番かもしれませんが、海外ではお勧めできません。ただでさえ路面がでこぼこしているのに加え、十分な明かりがない状況であれば、つまずいて転んでしまう可能性が高まります。十分に慣れている道であればまだいいかもしれませんが、初めて走るような道であれば、十分にスピードを落として、可能であればライトで前方を照らして走ることが推奨されます。
まとめ
以上、海外駐在員にお勧めするジョギングについて説明していきました。ここでまとめておきます。
- 海外駐在員にはジョギングがおすすめ!
- 海外駐在員がジョギングをするメリット5つ
ーハードな海外生活の中でリフレッシュができる
ー移動が苦でなくなる
ー海外生活で太ってしまうのを防げる
ー1人になれる時間が得られる
ーコスパがいい - お勧めのジョギング場所
ー公園
ー川沿い
ー大通り
ー湖・池
ー出張・観光先
ージム - 海外でジョギングをする際の注意点
ー路面に注意
ー子どもや犬に注意
ー車に注意
ー芝生の穴
暗い中でのジョギング
ありがとうございました。