どうも、ロンドン駐在員のぷーたです。
今回の記事は、次のような方の疑問を解決するために書いています。
- ロンドンの駐在員はどのくらいの資産を持っているの?
- イギリスで暮らしていると2ヶ月でどれくらい資産が変化するの?
- 2025年6月から2025年8月の投資環境の変化はどうなった?
海外駐在員の懐事情:収入と支出
今回の記事は2ヶ月に1回お届けしている、ロンドン駐在員の資産が2ヶ月でどれくらい変化するのか?についてお伝えします。この記事の対象期間は2025年6月→2025年8月の2ヶ月間となります。
前回2025年6月の記事はこちらになります。

まずは海外駐在員の収入と支出の懐事情について説明します。
海外駐在員の収入
海外駐在員は下記の理由からかなりお金を貯めやすい環境にいると言えます。
- 海外赴任手当などの手当が多くもらえるため、日本にいるときよりも給料が多くなる
- 住宅や自動車費用など生活費の一部を会社が負担してくれるため、コストが安い
- イギリスの税金は会社が支払ってくれて、日本の税金もかからない
私がもらっている給料については、こちらの記事で解説しておりますのでご参照ください。

まとめると、
日本勤務時の額面金額は、
日本勤務時:900万円→イギリス駐在時:1,380万円
手取り金額は、
日本勤務時:660万円→イギリス駐在時:1,276万円
と、相当なアップをしています。
海外駐在員の支出

海外駐在先によるため一概に言うことはできませんが、海外駐在で給料を多くもらえていたとしても、お金がどんどん増えていくというわけではありません。私の生活しているロンドンでは、出ていくお金も非常に多いです。
まとめるとロンドンでは物価が日本と比べてかなり高く、
- 住宅費は都心のタワマンに住むくらいのイメージ(会社が住宅費の大部分を負担してくれるので持ち出しはあまりなし)
- 食費・外食費も総じて高い
- トイレットペーパーやティッシュペーパーなど日用品も高い
- 光熱費は3倍!
- 教育費やスポーツの月謝も倍くらい?
- 通信費やレジャー費用はそこまで高くない!?
- 月収のうち、半分くらいで生活は可能
- 教育費・娯楽費・旅行代をどこまで使うかで貯蓄が決まる
といった事情から生活費は非常に高いです。
こちらの記事で項目別の月あたりの支出額について書いていますのでよろしければご参照ください。

日本円ベースで計算した月当たり生活費の推移はこちらになります。ちなみに為替レートは1ポンド=190円で計算しています。物価上昇もあり、2023-24に大きく上昇してしまった生活費を2024-25では少し下げることに成功しました。2025年4~7月の平均は2024-25と比べて若干増えていますが、これは光熱費のうち水道代を4月にまとめて支払っていることから、少し高めに出てしまっている影響があります。
一方で、教育費や旅行代はずっと高い水準で推移しています。資産を増やしていくにはできる限り節約していかなければなりませんが、教育は将来への投資となりますし、旅行はイギリスにいる間には、日本からはなかなか行けないところに行くことができて、体験にお金を使うという意味ではこれも投資と考えることにしています。
とはいえ、旅行代に関してはもう少し節約したいのですが、なかなか止まらないのが悩みです。月平均20万円超の旅行代というのはロンドン駐在だから許される贅沢と割り切るしかありません。もう少し項目をまとめた表を見てみます。やはり教育費+娯楽費+旅行代が突出していますね。ここはやむを得ない出費と割り切って、それ以外の部分で節約することを考えています。
それぞれのパーセンテージを見てみます。教育費+娯楽費+旅行代が家計全体の50%を超えています。
資産運用方針の確認

金利引き下げにより資産運用を一部Trading212→Vanguardの投資信託へシフト
さて、今回の記事の中心となる前回2025年6月から2025年8月で資産状況がどう変化したかについてお伝えします。まずは資産運用の方針ですが、2024年12月から半年あまりの私の資産運用方針は下記のとおりでした。
- 生活費口座(Lloydsの普通預金口座)に100ポンド程度、すぐ出せる貯蓄口座(Chase、金利2.75%)に1,000ポンド程度の資金を入れておく
- 余剰資金はTrading212のCash ISAに入れて4.1%(2025年6月現在)の非課税利息を稼ぐ
ですが、イングランド銀行の段階的な金利引き下げが6月以降も続いており、それに合わせてTrading212のCash ISAの金利も3.85%まで下がってしまいました。私は資産運用の目標金利を4%に置いているため、金利が4%を割った時点で、資産運用の一部をVanguardのISA投資信託に切り替えています。
2025年8月現在の私の資産運用方針は下記のとおりです。
- 生活費口座(Lloydsの普通預金口座)に100ポンド程度、すぐ出せる貯蓄口座(Chase 、金利4.3%)に1,000ポンド程度の資金を入れておく
- 余剰資金の3/4はTrading212のCash ISAに入れて3.85%(2025年8月現在)の非課税利息を稼ぐ
- 残り1/4はVanguardのISA投資信託で運用する
Chaseの貯蓄口座はいわゆるEasy Access Savings Accountと呼ばれる引き出しを自由にできる口座で使い勝手が非常に良く、さらに現在金利にbooster rateが適用されており2.5%+1.35%=3.85%(2025年8月現在)ついています。ですが、こちらの口座はCash ISAではなく、課税される口座ですのであまり多くの金額を口座に入れておくのは望ましくないため、メインの貯蓄口座はTrading212にしています。
Easy Access Savings Accountについてはこちらの記事で解説しています。

Chaseは普通預金口座と同じように支払や口座引落(Standing order)にも使えるので、今ではメガバンクのLloydsよりもメインバンクとして決済などに使うようにしています。
キャッシュバックを受けるための条件が日常の必要経費のみに変更されてしまうなど、少々キャッシュバックの魅力は下がりましたが、Mastercardでは破格の1%というキャッシュバックを受けられるのは依然としてお得度が大きいです。
Chaseデビットカードについては、こちらの記事で特徴や口座開設方法を詳しく解説しています。

上記のとおり、私の資産の3/4の運用は依然としてTrading212でおこなっています。Trading212は銀行預金のようなもの(厳密には銀行ではなく、Trading212が銀行等の金融機関に預ける方式となっています)で、株式や投資信託を購入する手間がなく、Trading212の口座にお金を入れておくだけで年3.85%の金利をISAの非課税で受けることができます。
このTrading212のCash ISA口座は、
- Cash ISAのため利息は非課税
- 2025年8月現在、年利3.85%のCash ISA口座を提供
- Flexible Cash ISA(出金したらISA枠が復活する)のため自由度が高い
- 入出金の回数制限や金利低下などの制約がなく自由度が高い(ただし出金には最大3日かかる)
- 手数料は一切なし!
といった特徴がある、Cash ISAの中でも非常に使い勝手の良い口座です。口座開設方法やISAの仕組みを含め、こちらの記事でご紹介しています。

残り1/4の資産はVanguardのISA投資信託に入れることにしました。Cash ISAと異なり元本が保証されないリスクはありますが、Trading212のCash ISAの金利が4%を切った今、多少のリスクをとってでも運用していく必要があると判断しました。
このTrading212からVanguardへのシフトを一気にしてしまうと価格変動の影響を大きく受けてしまいますので、今回は1/4のみにとどめています。利下げ傾向が続いていくようであれば、少しずつVanguardへ資金を移動していく予定です。
イギリスでは利下げがまだ続く
ここで、イングランド銀行の利下げの状況について振り返ってみましょう。
イングランド銀行は2025年8月に、2024年8月以降で5度目の利下げを実施しました。ここ9ヶ月で1%も利率が下がったことになります。利下げのタイミングは下記の通りで、きれいに3ヶ月毎に0.25ポイントずつ下げています。
- 2024年8月1日:金利5.25%→5%に利下げ
- 2024年11月7日:金利5%→4.75%に利下げ
- 2025年2月6日:金利4.75%→4.5%に利下げ
- 2025年5月7日:金利4.5%→4.25%に利下げ
- 2025年8月7日:金利4.25%→4%に利下げ
グラフで見ると下記のとおりです(Bank of England Webサイト)。
この利下げを受け、私の利用するTrading212の金利は2024年10月→2025年2月→3月→5月で5.1%→4.9%→4.5%→4.1%と下がり、2025年8月からは3.85%に下がりました。
私の投資ポリシーでは金利が4.5%を切ったら投資信託など別の資産運用へのシフトを考えることとしておりながら、ここ最近は株式市場の変動が激しかったことを受け、状況を見守っていましたが、さすがに4%を切った時点で投資信託への移行を決断しました。
2025年6月から8月にかけての投資環境
ここからは、2025年6月から8月にかけての投資環境について説明します。私はロンドン駐在員ということもあり、ポンド円相場についてまず見ていきます。
トランプ関税による混乱で日本円が買われた影響を受け、4月に入ってポンド円相場は10円近くの円高ポンド安に動き、1ポンド=186円程度まで落ちました。
ですがポンド安は長くは続かず、5月にはほぼ3月以前の相場に戻り、その後ポンド高傾向が続き、2025年8月28日時点では1ポンド=200円付近を推移しています。
引用:楽天証券英ポンド/円チャートより
ロンドン駐在員は、こちらの記事で説明しているように、基本的に為替レートの変動に生計費指数を反映した物価調整を加えて給与が決まっていますので、ポンドで支給される給与はそこまで変わりません。
日本に帰国してポンドを円に換算することを考えるとポンド高の方が良い面もありますが、ロンドンで買い物をする際に自然と日本円換算してしまい、日本との物価差を感じて悲しくなってしまうため、もう少しポンド安方向に動いてほしいと思っています。
続いて株式市場の動向ですが、今回からVanguardの投資信託での運用を再開しました。投資先は、下記のイギリス以外のヨーロッパETFと、イギリスのFTSE250ETFに半分ずつとしています。それぞれの目論見書は下記の通りで、購入・売却手数料は無料、年間の手数料は0.1%と非常に安くなっています。
資産形成をすることを考えるには、金融機関に支払う手数料を意識するのは必須と言えます。投資した金額がどうなるかは誰にもわからず、過去儲かったからと言って、将来どうなるかは誰にもわかりません。そのわからない投資成績に対して多額の多数料を支払うのは意味がありませんので、金融機関に支払う手数料は極力下げるべきであると考えています。
FTSE Developed Europe ex UK UCITS ETF – Accumulating (VERG)
FTSE 250 UCITS ETF – Accumulating (VMIG)
この投資信託の手数料については、私が投資をする際に参考にしているYoutuberの両学長を始めとするインフルエンサーが主張しており、例えばこちらの動画ではいかに金融機関に支払う手数料を少なくすることが投資をおこなう際に重要かを解説しています。
残りのポンド資産はTrading212のCash ISAの預金での運用としていますが、他に米国株や先進国(主にアメリカ)への投資信託をおこなっていますので、アメリカの株式市場についても見てみます。
2025年6月から8月の間でアメリカのNYダウ平均株価の値動きを見てみましょう。NYダウ平均株価は4月にトランプ関税への懸念から一時38,000ドルを割り込みましたが、4月後半以降継続的に回復を見せ、8月22日に45,757.84ドルと史上最高値を更新しました。4月の暴落時には私の資産も500万円くらい減ってしまいましたが、結果的には回復し、暴落前の投資額を大きく上回る金額となっています。引用:楽天証券NYダウ平均株価より
2025年6月から8月の資産状況変化
2025年6月の資産状況
前回こちらの記事でご紹介しましたが、私の2025年6月現在の資産はこちらのとおりでした。
円グラフで見てみると、このような資産状況でした。4月にはトランプショックで500万近く資産額が減少してしまいましたが、6月時点でほぼ減少分は回復していました。

2025年8月の資産状況
それでは、2025年8月の資産状況を見てみます。
米国株の躍進を受けて、私のポートフォリオの含み益も軒並み増加しました。夏のボーナスの影響もあり、資産は大幅に増加しています。
資産のポートフォリオ別の円グラフも見てみましょう。
2024年6月~2025年8月の2ヶ月ごとの推移を横並びで確認してみます。
2ヶ月で545万円の増加となっています。2025年2月→4月で500万円超の資産減少がありましたが、その後6月には443万円プラス、8月には537万円プラスとなり完全に回復しました。
投資資産がある程度大きいからこその影響とは思いますが、投資というのは資産に与える影響が大きいことを身をもって感じています。なお、上記の通り現預金の1/4を投資信託に振り替えていますので、現預金が大きく減少して、投資信託(UK)が増加しています。
なお外貨はこの記事の執筆時点のレートで日本円に換算しています。
続いて、ここ16ヶ月の資産の推移を投資種別で区分した棒グラフにしてみました。
投資信託の増減が全体資産の増減に影響していることが明確にわかります。米国株インデックス投資中心のポートフォリオのため、米国株の増減の影響だけでなく、為替の影響も受けてしまうため、変動幅が大きいです。
資産変動についてまとめると、下記のとおりです。
- 総資産は2ヶ月で5,991万円→6,528万円となり537万円の増加(4月→6月で443万円増加しているため、合計で980万円の増加)
- 元本は138万円増加、含み益は399万円の大幅増加となり、2025年2月の6,078万円を大きく超える6,528万円の資産最高額達成
私の投資先のメインとなっている先進国株の投資信託である、たわらノーロード先進国株式の運用成績も見てみましょう。この先進国株式は大部分が米国株であることもあり、NYダウ平均株価の好況の影響を受けています。
こちらのたわらノーロード先進国株式の含み益の推移は下記のとおりです。私の資産全体でもそうですが、こちらのたわらノーロード先進国株式の含み益も最高益となっています。
年月 | 含み益 |
2024年8月 | 790万円 |
2024年10月 | 984万円 |
2024年12月 | 1,042万円 |
2025年2月 | 1,072万円 |
2025年4月 | 801万円 |
2025年6月 | 1,011万円 |
2025年8月 | 1,196万円 |
ここまで私のポートフォリオを見てきましたが、8月になってついに総資産が6,500万円を突破しました!これはあくまでも一過性の好況に乗った結果だとは思いますが、常に節約を心がけ、資産運用に回してきた結果だと思います。
それに加えて、2025年4月に資産が5,500万円近くに減少した際に、投資資産を長期ホールドする姿勢を崩さず、全く動じずに資産を動かさなかったことも今回の回復の要因であると考えます。私は常々、投資は長期的な視点を持って、短期的な資産の変動については全く気にしない姿勢を貫いています。
私の投資方針は、
- 長い期間で少しずつ積み立てる
- 広く分散して投資する
- 放って置く
ということを必ず維持するようにしています。これが誰にとっても最も適した投資方法であるとはわかりませんが、私にとっては最適だと思っています。
投資については、短期間で集中投資をしてしまうと投資結果の変動に一喜一憂してしまいますしが、長期分散投資の場合、そこまで大きな値動きがあるわけではないので、慌てたところで意味がありません。投資したことを忘れてしまうくらいの方がいいと考えています。
この点は私が投資方針を決めるに当たって大いに参考にした山崎元さんの「ほったらかし投資術」をYoutuberの両学長が解説した動画で詳しく学ぶことができます。この投資方針は、毎月一定額を信頼できる投資商品(手数料が安く、分散投資できるもの)に投資して、値動きを見て売ったりするのではなく、ホールドし続けるべきというものです。
実際に私は「ほったらかし投資術」によって6,500万円を超える資産を作ることができており、あくまでも現時点での状況から見た結果ですが、まさに「ほったらかし投資術」は効果があると断言できます。
投資の方法に関しては、両学長の主催するリベラルアーツ大学、通称リベ大のお金に関する解説本、お金の大学を読むのもいいと思います。特に投資に関して役立つのは「投資商品は人から買わない」という点です。ネット証券口座を開設して、ネットを通して購入する。それだけで利益の出ない投資商品を避けることが可能です。逆に言うと、証券会社や銀行などの窓口で投資商品を買う場合、ろくなものが出てこないということです。
こういった投資に関する知識を楽しく学べるこの本のお陰で、私は投資で資産を大きく増やすことができるようになったため、もし読んだことがない方には読んでいただきたいと思います。
今回、総資産が自分史上最高の6,500万円を超えることができました。定年まであと20年ほど、目標とする1億円には年間200万円ほど貯めていけば達成できる金額であり、「ほったらかし投資術」を守って資産を着実に貯めていきたいと思います。
まとめ
以上、ロンドン駐在員の2025年8月の資産状況について、説明しました。今回の記事のまとめです。
- 海外駐在員の収入は給与が大幅にアップするため貯蓄には非常に有利!
- ロンドンで生活する場合、生活コストなど支出が大きく、教育費や旅行にお金をかけてしまっているとあまり貯蓄ができるとは言えない
- ロンドンで貯蓄をしたいのならばある程度の節約(旅行代など)は必要
- イングランド銀行の金利は
ー2024年8月1日:金利5.25%→5%に利下げ
ー2024年11月7日:金利5%→4.75%に利下げ
ー2025年2月6日:金利4.75%→4.5%に利下げ
ー2025年5月7日:金利4.5%→4.25%に利下げ
ー2025年8月7日:金利4.25%→4%に利下げ - 筆者(ぷーた)の2025年8月現在の資産運用方針は
ー生活費口座(Lloydsの普通預金口座)に100ポンド程度、すぐ出せる貯蓄口座(Chase 、金利4.3%)に1,000ポンド程度の資金を入れておく
ー余剰資金の3/4はTrading212のCash ISAに入れて3.85%(2025年8月現在)の非課税利息を稼ぐ
ー残り1/4はVanguardのISA投資信託で運用する→今後のイングランド銀行の金利状況に応じて - 2025年6月から8月にかけて投資環境は下記の通り変化
ーNYダウ平均株価は史上最高額を達成
ー日経平均株価も史上最高額を達成
ーFTSE - 2025年6月から8月にかけて資産は下記のとおり変化
ー総資産は2ヶ月で5,991万円→6,528万円となり537万円の増加(4月→6月で443万円増加しているため、合計で980万円の増加)
ー元本は138万円増加、含み益は399万円の大幅増加 - 「ほったらかし投資術」を継続した結果、自分史上最高額の投資資産を達成!6,500万超の資産を作れたのも「ほったらかし投資術」を守っていたためと考えています
ありがとうございました。