どうも、ロンドン駐在員のぷーたです。
今回の記事は、次のような方の疑問を解決するために書いています。
- イギリスからの帰任が決まったんだけど、車を処分しなければならない。いい方法はない?
- イギリスで車を簡単に高く売る方法を教えてほしい!
- イギリスで車を売るならディーラーオークションがいいと聞いたけど、どんな方法なの?
- イギリスのCarwowで車を売る方法を教えて!
今回の記事では、イギリス駐在員が車を売る場合に使えるディーラーオークションサイトの1つ、Carwowでついて解説します。
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イギリスで車を売る方法
イギリス駐在員にとって、自動車は生活の足として欠かせない存在です。公共交通機関が充実しているロンドン中心に住んでいる方ならば車を持たないという選択肢もありますが、郊外に住む駐在員やお子さんがいる家庭では、買い物や送迎、旅行などのために車を所有するケースが一般的です。
ですが、帰任が決まったときに大きな課題となるのが「車をどうするか」という問題です。日本もイギリスも右ハンドルのため、イギリスの車は日本でも使いやすいとは言えますが、日本に持ち帰るには税金や輸送費がかかり、さらに長い時間を要しますので、多くの駐在員は帰任前に車を売却することになります。
イギリスで車を売る方法には大きく分けて下記の4つがあります。
- ディーラーによる下取り
- ディーラーオークション
- 個人売買
- 知人に売る
車を売る方法を比較すると、こちらの表のとおりになります。
ディーラー下取り | ディーラーオークション | 個人売買 | 知人に売る | |
売るスピード | ★★★ | ★★ | ★ | ★★★ |
売却価格 | ★ | ★★ | ★★★ | ★★ |
安心度 | ★★★ | ★★★ | ★ | ★★★ |
手続きの楽さ | ★★★ | ★★★ | ★ | ★ |
おすすめ度 | ★★ | ★★★ | ★ | ★★ |
こちらの記事では、イギリス駐在員が車を売る4つの方法を詳しく解説していますので、よろしければご参照ください。

ディーラーに下取りに出す方法は手間が少ない一方で、相場より低い金額になりやすいというデメリットがあります。個人売買は高値が期待できますが、購入者とのやり取りや支払いトラブルなどのリスクが伴います。こうした中間的な解決策として注目されているのが、オンラインで車をオークション形式で売却できる「Carwow」です。


Carwowとは?
Carwowは、イギリスで広く利用されている自動車関連のオンラインサービスです。2011年の立ち上げ当初はCarbuzzという新車購入時の比較サイトとしてスタートしましたが、2013年以降自動車販売のプラットフォームとなり、現在はディーラーオークションサイトとして人気を集めています。
Carwowの仕組みはシンプルで、売りたい車の情報を入力するとCarwowが提携している複数のディーラーが入札を行い、最も高い価格を提示した業者と取引が成立するという流れです。
この方式は、ディーラー下取りの安心感と、オークション形式の競争原理による高値売却の両方を兼ね備えているのが特徴です。特に帰任前の限られた時間の中で、できるだけ効率よく車を売却したい日本人駐在員にとって、大きなメリットがあります。
本記事では、Carwowを使って車を売る際の準備から手続き、注意点までを詳しく解説していきます。


Carwowで車を売るための準備
Carwowでの売却をスムーズに進めるためには、事前準備として、次に挙げる項目を準備しておくことをお勧めします。
必要な書類や情報がなくてもCarwowでの登録を進めることもできますが、先に揃えておくことで、オークションへの登録から契約成立、引き渡しまでの流れがスムーズになります。
準備しておく項目は下記の通りです。
- V5C(Vehicle Registration CertificateまたはLog book):
いわゆる車検証にあたる書類で、車の所有者情報が記載されています。これがないと名義変更が難しくなります。 - MOT証明書:
イギリスでは新車登録から3年以上経過した車に年1回のMOT(車検)が義務付けられています。最新の証明書があることで買い手の安心感が高まります。 - サービス記録(Service History):
ディーラーや整備工場での点検・整備履歴がわかる書類。完全な記録が残っていれば査定額アップにつながります。 - 車の外装・内装をきれいにしておく:
査定や写真撮影の前に、外装・内装をできる限りきれいにしておくことが大切です。簡単な洗車や掃除機がけをするだけでも印象は大きく変わります。 - 車の情報:
Carwowでは車の走行距離や登録番号などの情報の入力を求められます。事前に写真を撮っておくなどして準備をしておくと、慌てなくて済みます。


Carwowでオークションをしてみよう
準備が整ったら、いよいよCarwowで車の売却手続きを進めます。流れは大きく分けて次のステップになります。
今回はロンドンの私の友人がCarwowで車を売却した際の情報をシェアしてもらいましたので、その経緯を追いながら売却の流れを説明します。
車の評価額算出
まずはCarwowのこちらのページで売りたい車の評価額を算出します。ここでは車に関して必要な情報は、「車のレジストレーション(ナンバープレートの番号)」と「累計走行距離」飲みです。
最初に、こちらの画面でレジストレーションを入力してStart nowを押します。

レジストレーションから割り出された車のメーカー・車種が表示されますので、確認してContinueを押します。

次に累計走行距離を入力して、Nextを押します。

続いてメールアドレス、氏名、携帯電話番号、ポストコード入力します。住所まではここでは不要です。

入力したメールアドレス宛にログインのリンクが送られますので、届いたメールのリンクから認証をします。

メールアドレスの認証が終わると車の評価額が表示されます。今回は9,928ポンドということでした。
もちろんこの金額で必ず売れる訳ではなく、メーカーと車種、走行距離から算出される推定価格のため、車に傷や不具合があれば価格は下がりますし、場合によっては上がる可能性もあります。
ですが、このくらいの価格で売れればいいということであれば、このままディーラーオークションに進みましょう。
車の情報入力
ここからは、ディーラーオークションを始めるに当たって必要な情報を入力していきます。
まずは、いつ車を引き取って欲しいか、いつつまり売りたいか、という点です。あまり売り急いでいる印象は与えたくないので、2〜4週間としています。

次に車に装備されている機能を選択します。例えばシートを温める機能や革張りのシート、スペアキー、ロッキングホイールナット(タイヤ交換時にタイヤを外すためのナット)、スペアタイヤの有無などです。
基本的にはあればその車の価値が高くなる、といったものですね。
下の方に行くと、AndroidやiPhoneとの連携機能やクルーズコントロール、リアビューカメラの有無などが出てきます。売ろうとする車についている機能を選択してContinueを押します。

車に改造をしているか、という質問です。通常はないと思いますが、もし改造しているのであれば内容を説明します。
V5Cを持っているか、という質問です。V5C自体なくても車の売却は可能ですが、査定価格が下がる要因となるため、もしV5Cを紛失してしまっている場合には、こちらのサイトから再発行を申し込んでおきましょう。25ポンドの再発行手数料がかかりますが、2週間程度で再発行が可能です。
ここではYes, I can provide it(once sold)を選択します。
V5C記載の車の所有者について回答します。通常は自分ですので、Myselfを選択します。
車にプライベートナンバープレートがついているか、という質問です。イギリスでは自分の好きなナンバープレートをお金(250ポンド以上、内容により金額は異なる)を出すことでプライベートナンバープレートを取得することが可能ですが、その場合ナンバープレートそのままで売り渡すことができないため、一手間かかります。
車が問題なく発進でき、運転できるか?という質問です。最終的に売却査定をする際に詳しく見られるところですので、予期せぬ減額を避けるために車の状況をしっかりと伝えておくことが重要です。
質問事項はここまでで終了です。
車の写真のアップロード
ここからは、車の写真のアップロードをしていきます。どのオークションサイトもそうですが、車の情報は基本的に車検の情報と写真のみとなりますので、ディーラーオークションで高値で落札されるためには、しっかりと写真を撮っておきましょう。事前に洗車や清掃をしておくこともおすすめします。
写真のアップロードは、パソコンに取り込んでからアップロードするのでも、スマートフォンでCarwowサイトにアクセスして直接撮影するのでも、どちらでもかまいません。
まずは車を斜め4方向から撮影した写真です。それぞれの絵にあるように撮影してアップロードします。よくある車の広告にあるようなアングルですね。
続いて前部座席の写真と、ダッシュボードの写真です。ダッシュボードの写真は、走行距離の表示が申告と合っていること、警告ランプがついていないことなどがチェックされます。
必須ではありませんが、4つのホイールの写真もアップロードしておくと良いです。路上駐車の多いイギリスでは、駐車時に縁石にホイールを擦ってしまうことが多いため、傷ついている車も多いです。
同じく必須ではありませんが、タイヤの写真も撮影しておくことが推奨されます。写真では分かりづらいですが、損耗の程度や歪みなどがないかをチェックします。
エンジンがかかっている時に警告ランプがついていないかという質問があります。
車の追加情報入力
ここからは車の状態について、細かく情報を入力していきます。まず、車の状態について尋ねられます。キズ、へこみ、ホイールのダメージ、塗装や窓の問題などです。できる限り正確に記載しておきましょう。
サービス(整備)の履歴について記載します。これはMOTではなく、定期的な整備のことです。新車時から毎年サービスを受けていれば査定額が高くなることが期待できます。
直近でサービスを受けたのがいつかを聞かれます。当然最近サービスを受けている方が査定には有利です。
これで車に関する情報はほぼ入力完了しました。Continueを押せば、ディーラーオークションに進みます。もし、オークションについて不安なことがあればCarwowのサポートチームに連絡することも可能です。
車のローンが残っているかの質問があります。売却時点でローンは完済する必要があるため、その確認です。最後に自分の希望価格を入力して完了です。ここでの例は9,928ポンドでしたので、10,000ポンドくらいにしておけばいいですが、Carwow側でオークションのスタート価格を提案してきますので、実際にはそれに従うことになります。
これでオークションに必要な情報はすべて入力完了しました。
ディーラーオークションの開始
これまでに入力した情報から、Carwowがディーラーオークションの開始価格を決めて、メールで連絡してきます。希望価格は10,000ポンドとしましたが、現状の市場の状況から9,500ポンドから開始したほうがいい、との連絡でした。
これで満足であればOKと連絡してオークションが開始されます。
ディーラーオークション開始OKの連絡の翌日、ディーラーオークションの開始通知が来ました。このときは、オークションが8時から始まって、15時半までおこなわれるとのことでした。
オークションの日の夜、車が落札されたという連絡がありました。通常、オークションのその日に売れることが多いようですが、もし売れなかった場合翌日またオークションに参加することになります。今回は開始価格9,500ポンドのところ9,781ポンドでの落札となりました。
こちらが売却完了後のCarwowの画面です。
売却のための情報アップロード
ここからは、売却に向けてさらなる情報のアップロードが必要となります。Carwowから、車の売却までのプロセスが示されます。
売却後必要となるのは下記のデータです。それぞれについて解説していきます。
V5Cのアップロード
まず最初に、V5Cのコピーをアップロードします。

V5Cはこちらのような書類で、車の売買時に必要となります。

V5Cは4ページありますが、実際に使用するのは3ページですので、3ページ分の写真かスキャンしたコピーをアップロードします。
身分証明書のアップロード
次に身分証明書のアップロードです。イギリスの運転免許証を持っているはずですので、その表裏の写真をアップロードします。

車のキーの写真のアップロード
続いて車のキーの写真が必要となります。持っているキー全てが写っている写真をアップロードします。
ダッシュボードの写真アップロード
すでにダッシュボードの写真はアップロード済みですが、走行距離が変わったり、警告ランプがつくようになった等変化があった際には再度アップロードします。
VIN plate(車両識別番号)アップロード
VIN(Vhicle Identification Number) plateという、その自動車固有の17桁の車両識別番号が書かれたプレートの写真をアップロードします。
このVIN plateは車を持っていても意識したことがない方が多いのではないでしょうか。実際のVIN plateはこのような形です。
VIN plateはこちらのTxdmv.govに説明されているように、助手席のドアの横(画像はアメリカのため運転席と書かれています)またはダッシュボードにあることが多いです。
他にVIN plateはエンジンルームやシャシ部分にもあることが多いですが、上の2箇所のどちらかで見つかればその写真をアップロードすればOKです。

サービス履歴のアップロード
サービス(整備)の履歴をアップロードします。このサービス履歴はメーカーのディーラーや整備工場によって記録の方法が異なるため、注意が必要です。

オンラインでサービス履歴を確認できるメーカーもありますし、紙で記録している場合もあります。普段から記録を保存しておけばいいのですが、ない場合はサービスをおこなったディーラーや整備工場に問い合わせるしかありません。
もちろんサービスの履歴がなくても車を売ることはできますが、査定額アップのためにはアップロードしておいた方がいいでしょう。
銀行口座情報の登録
車の売却代金の振込先を登録します。車の査定、契約、引き渡し後に代金が振込まれますが、その振込先の登録です。

口座番号に誤りがあると、代金の受け取りに時間がかかり、また余計なコストもかかりますので、よく確認しましょう。
車の引き取り住所の登録
Carwowのディーラーオークションはディーラーが自宅まで来て査定し、引き取ってくれます。自宅の住所を登録します。

電話番号の登録
車の査定、引き取り時に連絡を取るための電話番号を登録します。ディーラーからはアポイントの確認などで、この番号に電話がかかってきます。

車の査定、引き取り日の指定
ディーラーが車の査定、引き取りをする日をの候補を3つ挙げておきます。イギリスらしく時間帯は午前か午後しか指定できませんので、どちらかを選びます。
以上でCarwowでおこなう手続きはすべて完了しました。Carwowでアップロード、入力した情報がディーラーに渡され、今後はディーラーからの連絡を待つことになります。
ディーラーの査定・契約・車の引き渡し
ここからはディーラーとのやりとり、車の引き渡しについて説明します。とはいっても、車の情報はすでに伝えており、残っているのは最終的な査定と契約、車の引き渡しのみとなります。
ディーラー査定のアポイントメント
Carwowに入力したアポイントメントの日取りに従ってディーラーが連絡してきます。もし、ディーラーからの連絡がない場合は、Carwowにメールか電話で問い合わせればサポートしてもらうことも可能です。
ただ、あまり売り急いでいる姿勢を見せても良くないため、連絡が来ない場合でも焦らないことが重要です。このようなケースはよくあるようで、ディーラー側が、売主が売り急いでいるかを見極めるためだったり、単純に忘れていたりということのようです。
落札したディーラーがなかなか連絡してこないこともありますので、ディーラーオークションは他のサイトでも同時並行で進めておくことをおすすめします。最終的な契約をするまでは、車を売ることは確定しないため、複数の買い手に声をかけておくことは特に問題ありません。
私の友人も翌日に査定、引き取りに来る予定だったディーラーが突然こられないと連絡があって、予定を変更されたと言うことでした。このような例もありますので、複数の販売ルートを持っておくと焦らずに済みます。
ディーラーによる査定
無事にディーラーの担当者が自宅に来て査定が始まれば、あとはほとんど終わったも同然です。ですが、車を高く売るためには、ディーラーの査定中に必ず下記のことを意識しておいてください。
- 車を急いで売る必要はないこと。つまり、落札価格から大きく下げてくるのであれば、断る姿勢を見せること
- ディーラーから「なぜ車を売るのか?」と聞かれても「要らなくなったから」「都心部に引っ越すから」等の理由を説明すること(イギリス国外へ引っ越す、となると急いで売ると思われるため)
日本人の場合、車を売るのは駐在終了のパターンが多いですから、ディーラー側もそれをわかっていて安く買おうとするのは自然です。他に売ってもいいよ、というくらいの余裕を見せておきましょう。
価格の合意、契約
ディーラーの査定を受け、価格について合意ができればそのまま契約へと移ります。通常は電子署名で契約書にサインしますので、メールで契約書へのリンクを受け取ったらオンラインでサインをします。
車の売買契約書は住宅の賃貸契約書と比べてボリュームも少ないため、チェックにそれほど時間もかかりませんので、ざっと目を通してからサインしましょう。
車とV5Cの引き渡し
契約書に自分とディーラー側のサインが入ったら、いよいよ車の引き渡しになります。契約書にサインされていれば、車を引き渡してしまってOKです。この時V5Cも必要部分を切り取ってディーラーに渡します。
ディーラーに車を売るときは、DVLAへの車の譲渡通知もディーラーがやってくれるため楽です。
入金確認
車の引き渡し後、数時間で指定の口座に売却代金が振り込まれます。場合によっては翌日になることもあるようですが、当日遅くなってもお金が振り込まれなければディーラーに連絡をしておきましょう。
売買代金を受け取ったら、車の売却手続きは完了です。
自動車保険の解約と税金の還付
車を売却したら忘れずに自動車保険の解約手続をしておきましょう。利用しなかった期間分の還付があります。
また、道路税(Vehicle Excise Duty、Road Tax)についても、期間が経過していない部分の税金は還付されますので、銀行口座に入っているか確認しておきましょう。
自動車保険の解約は自分でやらなければいけませんが、道路税はディーラーが車の譲渡をDVLAに通知すると自動で還付されます。

帰任前の駐在員がCarwowを利用するときの注意点
さて、ここまでCarwowでディーラーオークションを利用する方法を説明しました。スピーディーに車を売却できるCarwowはとても便利ですが、特に帰任前の駐在員は下記の点に注意する必要があります。
スケジュール
まず、スケジュール管理が最重要です。帰任日直前に車を売却しようとすると、引き渡しが間に合わなかったり、支払いが遅れたりするリスクがあります。
帰任日をずらすことはできないでしょうから、間に合わない場合は即日売却できるディーラーに売ることになりますが、当然買取価格は大幅に下がってしまいます。
このような事態を避けるためにも、余裕を持って少なくとも帰任の2〜3週間前までに売却手続きを開始するのが理想です。イギリスで車を売る段階まで来ている方なら、イギリスで物事が思った通りにはいかないことはお分かりだと思います。
早めに落札されてしまっても、引き取りまでの日程を調整すればいいだけですし、もし早く売って帰任までZipcarやUber、タクシーを使うことになったとしても、売却が間に合わないよりはるかにマシです。
ディーラーとの交渉
帰任が近づいている段階で、ディーラー側に帰任直前だから早く売りたい、という姿勢を見せてしまうと、ディーラーがわは車の査定を安くして買い叩こうとする場合があります。
ディーラーによる査定時は、一度は査定を受けて断るくらいの気持ちでいた方がいいです。複数のディーラーオークションサイトで売却の申し込みをすること自体問題ありませんし、最初のディーラーの査定額が低いと思ったら即断るくらいの余裕を持っておく方がいい交渉ができるはずです。
売却価格が低い時にどうするか決めておく
Carwowを利用したオークションはその時点でディーラーに売れる可能性のある最高値となりますが、それが売りたい価格とマッチするとは限りません。
そんな時に、そのままディーラーに売却するか、個人売買に切り替えるかの判断をしなければなりません。
個人売買の方が高く売れる可能性は高いのですが、時間がかかりますし、問い合わせ対応の手間などもかかります。ネット上の評価額を参照して、どれくらいだったらディーラーに売る、それ以下だったら個人売買に切り替える、といった判断基準を準備しておくといいでしょう。

まとめ
以上、イギリスのディーラーオークションサイトCarwowで車を売る方法をご説明しました。ここでまとめておきます。
- イギリスで車を売る方法は4つ
ーディーラーによる下取り
ーディーラーオークション
ー個人売買
ー知人に売る - Carwowは2011年にイギリスで創業したディーラーオークションサイトで、車を高く売れる可能性があるため人気が高い
- Carwowで車を売るための準備
ーV5C(Vehicle Registration CertificateまたはLog book)の確認
ーMOT証明書の確認
ーサービス記録(Service History)の確認
ー車の外装・内装をきれいにしておく
ー車の情報の準備 - Carwowでオークションをする手順
ー車の評価額算出
ー車の情報入力
ー車の写真のアップロード
ー車の追加情報入力
ーディーラーオークションの開始
ー売却のための情報アップロード - ディーラーの査定・契約・車の引き渡し
ーディーラー査定のアポイントメント
ーディーラーによる査定
ー価格の合意、契約
ー車とV5Cの引き渡し
ー入金確認
ー自動車保険の解約と税金の還付 - 帰任前の駐在員がCarwowを利用するときの注意点
ー計画的にスケジュールを立てておき、慌てて売却しないようにする
ーディーラーとの交渉では焦ってうろうとするところを見せない、一度は断るくらいの気持ちで臨む
ー売却価格が低い時にどうするか決めておく
以上です。最後までお読みいただきましてありがとうございました。
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筆者のぷーたはイギリス駐在員を始めとする海外で生活する方にWiseのアカウントを作成することをおすすめしています。
Wiseのアカウント登録は、下にあるボタンから簡単にできます。日本にいる時からWiseアカウントは作成できますので、いざという時の安心のために、海外へ行く前に作っておくことをおすすめしますが、すでに海外に到着していても、住所が定まっていればイギリスをはじめ多くの国でアカウント登録が可能です。
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