どうも、ロンドン駐在員のぷーたです。
今回の記事は、次のような方の疑問を解決するために書いています。
- イギリス赴任でeVisaが必要と言われたけど、eVisaって何?
- イギリスのビザ申請の許可が下りた後にすることは?
- eVisa取得に必要なUKVIアカウントの作り方を教えて!
<広告>
筆者のぷーたはイギリス駐在員を始めとする海外で生活する方にWiseのアカウントを作成することをおすすめしています。
Wiseのアカウント登録は、下にあるボタンから簡単にできます。日本にいる時からWiseアカウントは作成できますので、いざという時の安心のために、海外へ行く前に作っておくことをおすすめしますが、すでに海外に到着していても、住所が定まっていればイギリスをはじめ多くの国でアカウント登録が可能です。
こちらのボタンからWiseに登録すると、通常発行手数料が1,200円かかるWiseデビットカード、または最大75,000円までの送金に使えるクーポンのどちらかが無料でもらえます。
↓Wiseのアカウント登録(無料)はこちらから↓
Wiseの詳細情報、利用するメリット・デメリット、海外駐在員の利用するシーンなどはこちらの記事でくわしく解説していますので、よろしければご覧ください。

イギリスのeVisaとは
?
eVisaはBRPカードに代わる在留資格証明
2025年現在、イギリスでの駐在を開始する方はeVisa(電子ビザ)が必要となります。昨年までイギリスでは、外国人の在留資格を証明するためにBRPカード(Biometric Residence Permit Card:生体認証付き在留カード)と呼ばれるカードが発行されていました。しかし、イギリス政府は2024年から段階的にこの制度を廃止し、デジタル形式のビザであるeVisaへの完全移行を進めてきました。
eVisaとは、物理的なBRPカードやパスポートに貼付するステッカーの代わりに、オンライン上で在留資格を証明できる電子システムのことです。ビザ申請者のパスポート情報とUKVI(UK Visa and Immigration:イギリスビザ移民局)のデータベースが連携しており、入国審査官や雇用主はデジタル上でビザの有効性を確認できるようになりました。eVisa導入によって、これまで必要だったBRPカード携帯や紛失のリスクがなくなり、より便利で安全な管理が可能になりました。
eVisaの利用には、UKVIアカウントを作成して、そのアカウントとイギリスビザのあるパスポート情報をリンクすることで利用が可能になります。
このeVisaへの移行を受けて、BRPカードは有効期限が最長でも2024年12月31日までとなり、それ以降の更新は無くなりました。
ちなみに、BRPカードはこのようなカードで、各種のVISAに関する情報が記載されていました。

2024年10月31日より後にイギリスに赴任した駐在員には、BRPカードが発行されなくなっています。それ以前にイギリスに赴任した駐在員は、BRPカードを持っていましたので、eVisaへの切り替え手続きが必要となりました。このeVisaへの切り替え手続きについては、こちらの記事で解説しています。



eVisaへの移行の背景
イギリス政府がeVisaを導入した背景には、移民管理の効率化とデジタル化政策の推進があると言われています。BRPカードは上記のような物理的なプラスチックカードでしたので、紛失や盗難、郵送遅延などのトラブルが多く、手続きにも時間がかかっていました。特にEU離脱(Brexit)後、イギリスは自国独自の移民制度を整備する必要に迫られ、より柔軟で確実な管理体制を目指すためにeVisaが採用されました。
当初UKVIはeVisaへの切り替えを2025年1月1日で想定していたようですが、イギリスのことですから何事も簡単にはいきません。2024年12月には2025年3月31日までBRPカードでの入国を認める猶予期間を認め、さらにその後2025年6月1日まで再延長されました。
私たち日本人駐在員は、eVisaが取れないと2025年以降は出張や旅行でイギリスに入国できなくなる、と慌ててeVisaの取得を進めましたが、蓋を開けてみると5ヶ月も遅れました。イギリスに住んでいればこんなことは日常茶飯事なので、まぁ当然かな、という感想でした。
このようなeVisa導入の延期がありましたが、2025年6月2日からはeVisaが正式採用され、イギリス居住者はeVisaがないとイギリスへの入国はできなくなっています。そのため、これからイギリスに赴任する駐在員は、最初からeVisa形式でビザを取得することになります。
eVisaのメリットとデメリット

まずeVisaのメリットは下記のとおりです。
- 物理カードが不要
eVisaが導入されることで、BRPカードの受け取りや紛失リスクがなくなります。入国審査もBRPカードの提示が不要で、パスポート情報のみで照合が可能です。 - データ更新が迅速
住所変更や勤務先の変更があった場合、オンライン上で速やかに更新できます。 - 入国・在留がスムーズに
航空会社や入国審査官がデジタルデータを直接確認できるため、手続きが効率化されます。 - 環境への配慮
プラスチックカード廃止による環境負荷軽減も目的の一つです。
続いて、eVisaのデメリットはこちらのとおりです。
- パスポート情報の変更時のトラブルの可能性
eVisaはパスポート番号と紐付けられているため、更新や再発行を行った場合に、必ずUKVIのアカウント上で新しいパスポートを登録する必要があり、これを怠ると、空港でシステム上の不一致が生じ、入国が遅れるケースも報告されています。これはBRPカードのときにはなかったトラブルです。 - UKVIアカウントの管理が必要
UKVIアカウントでメールアドレスやパスワードを忘れるとビザ情報にアクセスできなくなり、イギリスへの入国トラブルが起こり得るため、複数の認証手段を設定しておくことが推奨されています。
駐在員のビザの種類と要件
ここでeVisaの根拠となる駐在員のビザについて簡単に解説します。実際にはイギリス駐在する場合は、代理店を利用して申請することになると考えますので、駐在員本人はそこまでビザの種類や要件を理解しておく必要はありませんが、何かあったときのために一度は確認しておいても損はないと考えます。
イギリスに駐在する場合、一般的に利用されるのが「Global Business Mobility: Senior or Specialist Worker Visa」または「Skilled Worker Visa」のいずれかとなります。これらのビザは、イギリス国内の企業が海外から人材を雇用する際に必要な在留資格であり、駐在員や海外支社から派遣される社員の多くがこの制度を利用しています。

Skilled Worker Visa(技能労働ビザ)
Skilled Worker Visaは、イギリス法人に直接雇用される形で勤務する駐在員に最も多く使われるビザです。雇用主がイギリス政府から「スポンサーライセンス」を取得していることが条件です。
Skilled Worker Visaを申請するには、下記の要件を満たす必要があります。
Skilled Worker Visaの主な申請要件
- スポンサーライセンスを持つ企業に雇用されていること
- 発行されたCoS(雇用証明書)を保持していること
- 対象職種が政府指定のリストに含まれていること
- 最低給与額(通常は年41,700ポンド以上または職種別基準)を満たしていること
- 英語力(CEFR B1レベル相当)を証明できること
Skilled Worker Visaの特徴は、英語力の要件があることです。CEFR B1レベルは英語力としては中級レベルがあれば良いのですが、ビザ取得の要件となっているため、このレベルを超えらなければビザの取得ができません。CEFR B1レベルの目安は下記のとおりです。
| テスト | スコア |
| EF SET | 41~50 |
| IELTS | 4.0~5.0 |
| TOEIC (R&L) Total | 550~780 |
| Cambridge English Scale | 140~159 |
| TOEFL iBT | 42~71 |
| Global Scale of English (Pearson) | 43~58 |
また、Skilled Worker Visaでが資金証明(当面の生活費に必要な残高を銀行口座に保有している証明)を提出することが必要になる場合があります。特に給与基準はビザ審査で厳しくチェックされ、たとえば、ITエンジニアや会計職など職種によって最低給与が細かく設定されており、政府の「職種コード(Occupation Code)」に基づいて判断されます。
Global Business Mobility: Senior or Specialist Worker Visa(グローバルビジネスモビリティ・駐在員ビザ)
日本を含む海外イギリス国外会社からイギリスの会社に出向・転勤する場合に利用されるビザです。日本の親会社からイギリス子会社に出向になる方はこちらのビザを取得することになることが多いでしょう。以前は「Intra-company Transfer Visa(社内転勤ビザ)」と呼ばれており、さらに前には「Tier 2 Intra-company Transfer Visa」と呼ばれていました。このあたりの在留許可の制度がしょっちゅう変わるのはイギリスだけではなく、割と一般的かも知れません。
駐在員の場合、多くは2番目のGlobal Business Mobility: Senior or Specialist Worker Visaを利用しますが、赴任先の企業形態や契約内容によってはSkilled Worker Visaを選ぶこともあります。両者に共通するのは、雇用主(スポンサー)のサポートが必須であるという点です。
Global Business Mobility: Senior or Specialist Worker Visaの主な申請要件
- スポンサーライセンスを持つ企業に雇用されていること
- 発行されたCoS(雇用証明書)を保持していること
- 対象職種が政府指定のリストに含まれていること
- 最低給与額(通常は年52,500ポンド以上または職種別基準)を満たしていること
Skilled Worker Visaとの比較では、英語力の要件がなくなった代わりに、最低給与額の要件が上がっています。年52,500ポンドは2025年10月29日現在のレートでは約1,060万円となります。ロンドン駐在員の私の給与はベネフィットも加えれば2,000万円を超えますが、会社や労働条件によってはクリアするのが厳しい基準となってしまうかも知れません。
一方で、英語力の要件はなくなっています。これはイギリス国外とイギリスの企業間での出向・転勤するため英語力は担保されているという考え方なのだと思います。実際イギリスで働くにはSkilled Worker Visaの要件となるCEFR B1レベルでは足りないと思いますので、あまり英語力の要件は関係ないかも知れません。
スポンサーライセンスとは?
ビザ申請者を受け入れる企業は、UKVIからスポンサーライセンス(Sponsor License)を取得していなければなりません。このライセンスを持つ企業だけが、外国人労働者に対してCertificate of Sponsorship(CoS、雇用証明書)を発行できます。
このスポンサーライセンスには2種類あって、会社によってRating AまたはRating Bの格付けがされています。Rating Aはイギリス政府の求める基準を満たしている会社であり、新たにイギリスに渡航する労働者およびすでにイギリスで働いている労働者のビザ延長のためのスポンサーシップ証明書(CoS)の発行が可能です。一方Rating Bはイギリス政府の基準を満たせておらず、新たな労働者向けはできないものの、既存の労働者の延長ビザ用のCoSを発行することが可能です。
イギリスのビザ発行に必要なスポンサーライセンスを保有している会社は、こちらのUKVIのWebサイトで確認することができます。2025年10月31日現在で、スポンサーライセンスを保有している会社は123,004社もありました。
CoSは、申請者がどの企業に雇われ、どんな職務で、どのくらいの給与を受け取るかを証明する重要な書類であり、ビザ申請時にはこの番号を入力する必要があります。駐在員の場合は、スポンサーライセンスを持つイギリス法人に発行してもらうのが一般的です。
eVisa化で変わったこと
従来は、申請が承認されるとパスポートに「vignette(査証シール)」が貼られ、入国後にBRPカードを受け取る必要がありました。しかし、現在はBRPが廃止され、eVisaとしてデジタル登録されるようになりました。
申請者はオンラインで申請を完了した後、UKVI(UK Visa and Immigration)アカウントを作成し、自分のビザ情報をデジタルで確認します。入国時は、パスポート情報が自動的にeVisaデータベースと照合されるため、特別な書類を提示する必要はありません。
この仕組みにより、駐在員は出発前からビザ情報をオンラインで確認でき、入国後BRPカードを取得する必要がなくなりました。
イギリス駐在員ビザ取得からeVisa取得まで
イギリス駐在に必要なビザ申請は、すべてオンラインで完結します。かつては紙の申請書や郵送手続きが必要でしたが、現在はイギリス政府の公式サイト「GOV.UK」上でデジタル申請が可能になっています。
とはいえ、日本人駐在員の方であれば日本にある代理店を利用してビザ申請をするのが一般的ですので、ここでは手続きの流れを簡単に説明します。
ビザ申請手続き①:オンライン申請フォーム
基本的には代理店が実施する内容だと思いますが、イギリスビザ申請のWebサイトでは、ビザの種類を選択し、オンライン申請フォーム(Online Application)に必要事項を入力します。駐在員の場合、申請するのは「Skilled Worker Visa」または「 Global Business Mobility:Senior or Specialist Worker Visa」です。
オンライン申請フォームでは、以下の情報を入力します。
- パスポート情報(番号、有効期限、発行国)
- 雇用先情報(会社名、所在地、スポンサー番号)
- CoS番号(Certificate of Sponsorship)
- 渡航予定日・滞在予定期間過去の渡航歴や犯罪歴の有無
代理店を利用する場合は、代理店からのアンケートフォームに回答する形でこれらの情報を提供することになります。


ビザ申請手続き②:必要書類のアップロード
こちらも通常は代理店が実施する内容かと思いますが、イギリスのビザ申請に必要な書類をアップロードしていきます。
- パスポート(有効期限6か月以上)
- 雇用契約書または派遣証明書
- 英語力証明(IELTS、または大学卒業証明など)←必要な場合のみ
- 資金証明(銀行残高証明書など)←必要な場合のみ
- TB検査証明書(Tuberculosis、結核検査:日本の指定クリニックで取得)←過去の滞在国によっては必要
これらの書類は、申請フォーム上でPDFまたは画像ファイルとしてアップロードします。英語以外の書類は、英訳付きで提出する必要があります。
ビザ申請手続き③:申請料と医療サーチャージ(IHS)の支払い
フォーム入力および必要書類のアップロード後、オンラインでビザ申請料を支払います。イギリスのビザ申請費用は種類や滞在期間によって異なりますが、駐在員の申請するビザの費用は2025年現在で次の通りです。
- Skilled Worker Visa(3年以下):769ポンド
- Skilled Worker Visa(3年以上):£1,519ポンド
- Global Business Mobility: Senior or Specialist Worker Visa :319ポンド
加えて、イギリスでは滞在中にNHS(国民保健サービス)を利用できるよう、Immigration Health Surcharge(IHS)という医療サービス利用料を支払う必要があります。これは年間1,035ポンドで、3年駐在なら3,105ポンド、5年駐在なら5,175ポンドとなります。
ビザ申請料よりもNHSのサーチャージのほうがはるかに高いというのは、NHSの医療サービスが無料で受けられるということを考えれば当然かも知れません。駐在員の場合、プライベート医療保険に加入するため、NHSの利用は限定的になる傾向にありますが、せっかくこれだけの医療サービス利用料+高い税金を支払っているのですから、ある程度はNHSのサービスも使っていきたいですよね。
ビザ申請手続き④:ビザ申請センターでの面接
申請料の支払いを済ませ、オンライン申請が完了したら次に必要なのが日本国内のVFS Global Visa Application Centre(ビザ申請センター)での面接となります。駐在員の場合、通常はこのビザ申請センターでの面接のみが、イギリスのUKVIとの接点となります。
面接とは言っても、英語でビザ取得のためにあれこれ聞かれる、といった類のものではなく、単に指紋と顔写真を登録するだけで完了します。手続きはすべて日本語で進みますので、英語力を気にする必要は全くありません。日本では、東京と大阪に申請センターがあり、どちらかを訪問することになります。
予約は基本的に代理店がオンラインで行い、指定された日時に以下のものを持参します。
- パスポート原本
- 申請確認書(メール添付PDF)
- 医療サーチャージ(IHS)を含む申請料の支払い証明
ビザ申請手続き⑤:ビザ申請の審査と結果通知
面接完了後、UKVIが審査を行います。通常は3〜8週間程度で結果が届きます。ですが、イギリスのビザ申請ではお金を追加で支払うと早めに審査が進むプライオリティサービスがあります。
- 通常の申請:お金を支払わないと3~8週間で審査完了
- プライオリティサービス(Priority Service):500ポンド支払うと5営業日で審査完了
- スーパープライオリティサービス(Super Priority Service):1,000ポンド支払うと翌日に審査完了
この手のお金を支払うと手続きをスキップできる、というのはイギリスのビザ申請では一般的におこなわれており、会社の辞令で動く駐在員の方の場合、ビザ承認を急ぐケースがほとんどだと思われますので、プライオリティサービスまたはスーパープライオリティサービスを利用しているはずです。
このビザ申請の審査結果は代理店宛にメールで通知されます。ビザ申請が承認されている場合、承認メールが送付され、このメールにはUKVIアカウントの作成リンクが記載されています。ここでアカウントを開設すると、eVisa情報を閲覧できるようになります。

UKVIアカウント登録方法とeVisaの表示方法
ここからは駐在員本人がイギリス政府のウェブサイトで手続きを進める必要があります。
この手続きは、代理店またはイギリスのUKVIから「Your application for a United Kingdom (UK) visa (vignette) has been successful.」というメールを受領した後でなければ開始できませんので、ご注意ください。
UKVIアカウントの登録前質問
代理店から転送を受けたメール内のリンクをクリックするか、こちらのUKVIのWebサイトでUKVIアカウントの登録を進めます。
最初の画面では、「直近で保有しているイギリスのビザをいつ取得しましたか?」という質問です。2024年11月1日以後となるはずですので下の方のボタンを押して、Continueを押します。
続いて、「EU定住制度(EU Settlement Scheme、EU加盟国以外からの国籍を持つ方がEU加盟国内で長期滞在や就労するための制度の総称)による居住許可がありますか?」という質問です。通常はないと思いますのでNoを選択してContinueを押します。
「イギリスビザの申請番号を持っていますか?」と聞かれます。ビザの承認が下りているはずですので、Yesを押します。
ちなみにビザの申請番号というのは、下記のどちらかとなります。
- GWF(Global Web Form):「GWF」+数字9桁
- UAN(Unique Application Number):数字16桁
ビザの承認時に、下記のような形で代理店またはUKVIからメールで通知されているはずです。
このビザ申請番号はパスポート番号およびeVisaとリンクされているため、手続きで入力は不要ですが、必要とされる場合があるためいつでも入力できるよう準備しておきましょう。これでUKVIアカウント登録用の質問回答が完了し、UKVIアカウントの作成に進みます。


UKVIアカウントの作成
先ほどのイギリスのビザ申請番号の質問に「はい」と回答すると、こちらの画面に移動します。ここからはUKVIアカウントの作成をおこないます。
「Create an account」を押します。
誰のためにアカウントを作るかを聞かれます。UKVIアカウントは子どもをイギリスに帯同していれば、子どもアカウントも作成する必要があり、その場合Someone elseとなりますが、ここでは自分のアカウントを作成しますのでMeを選択してContinueを押します。

まずは英語で氏名を入力します。
国籍を入力します。

身分証明書をBRPカードかパスポートかを聞かれますので、パスポートを選択します。
パスポートの詳細を入力してContinueを押します。
次に生年月日を入力します。パスポート上の生年月日とチェックされます。Continueを押します。
UKVIアカウントで使用するメールアドレスを登録します。
登録したメールアドレスに6桁の数字のセキュリティコードが送られますので、それを入力してContinueを押します。
SMSを受信する必要があるため、登録したい電話番号を入力してContinueを押します。
携帯電話に6桁の数字のセキュリティコードが送られますので、それを入力してContinueを押します。
ここまでの認証が完了すると、第三者に自分のアカウントへのアクセスを許可するか聞かれます。例えば代理人に手続きをお願いするような場合はアクセス許可が必要になると思いますが、ここではNoを選択してContinueを押します。
アカウント作成の最終確認画面が出ますので、確認の上Create accountを押します。
これでUKVIアカウントの登録ができました。引き続きサインインしてみましょう。


UKVIアカウントへのサインイン
UKVIアカウントへのサインインは、こちらのリンクから可能です。パスポートを身分証明書としてUKVIアカウントを作成しましたので、Passportを選択してContinueを押します。
パスポート番号を入力してContinueを押します。
次に生年月日を入力してContinueを押します。

セキュリティコードをSMSとメールどちらで受け取るかを選択してContinueを押します。

これでUKVIアカウントにログインができます。
UKVIアカウントとeVisaのリンク
UKVIアカウントにログインしたら、eVisaとのリンクをおこないます。これをおこなうことで、eVisaの利用が可能となります。Startを押して始めます。
これから大きく分けて3つの手順でeVisaのリンクをおこなっていきます。
Identity and contact
Confirm your identity
まずはConfirm your Identityからスタートします。

Confirm your Identity
ここからはUK Immigration: ID Checkアプリを使用してのIDチェックがおこなわれます。Continueを押します。
指定されるスマートフォンは下記のとおりです。
- iPhone 7以降のiPhone
- コンタクトレス支払に対応したAndroidスマートフォン
準備できたらYesを選択してContinueを押します。
スマートフォンにアプリをダウンロードするように指示がありますので、表示されているリンクからインストールします。Google PlayやAppleのAppストアで「UKVI」と検索することでもインストールは可能です。
アプリをインストール後、アプリを開いて表示されるコードを下記画面に入力するか、表示されるQRコードをスマートフォンのカメラで読み取ります。
ここからはスマートフォンでの作業になります。アプリのダウンロードをおこないます。
アプリを開くとこちらの画面になりますので、Continueを押します。

アプリのアクセス方法を指定します。QR codeを選択して、先ほどのPCの画面に表示されるQRコードを読み取ります。

Continueを押してカメラを起動し、QRコードを読み取ります。
次にSMSまたはメールアドレスでの認証をおこないます。
登録された携帯電話番号またはメールアドレスにセキュリティコードが届きますので、入力してContinueを押します。

Privacy noticeが表示されますのでOKを押します。
認証ができるとアプリを使用したID認証や顔写真の登録が可能になります。
ID認証に使用するドキュメントを指定します。今回はパスポートを選択します。

この後の画面でパスポートの写真をアップロードし、パスポートのICチップの読み取りをおこないます。
続いて顔のスキャンをします。これは顔写真とは異なり、顔の凹凸をチェックしているようです。明るい部屋でのスキャンが推奨されています。
楕円の中に顔が収まるようにして、スキャンをおこないます。
スキャンが終わりました。

続いて、顔写真の撮影をおこないます。こちらの注意書きが表示されます。背景に他の物が写っていないか、影ができていないかを確認します。

撮影した写真が問題なければ、Use this photoを選択します。
記載されている情報を最終確認して、問題なければSubmit informationを押して確定します。

ここからはアプリを閉じてUKVIアカウントに戻って、eVisaのリンク作業を継続します。スマートフォンで継続することもできますが、ここではPCに戻って作業を継続しています。
ID情報が提出されていることが表示されます。Continueで作業を継続します。
Contact preference
続いてContact preferenceの登録です。
メールアドレスを選択します。最初に登録した以外のアドレスを登録することも可能です。
続いて電話暗号の確認もします。新しい電話番号を登録することも可能です。

最終確認をして、Continueを押します。
Account security
最初のステップが完了しましたので、2番めのステップに入ります。Account security questionsです。

ここで3つの質問と、それに対する回答を自分で入力します。イギリスではよくあるセキュリティ認証ですが、いつも同じ回答にすることをオススメします。たとえばどんな質問でもTOKYOを回答にするとか、ですね。
3つの質問に対する回答を設定して、Continueを押します。ちなみに私の場合はすべて一番上にある質問を選択しています。
2番目のステップが完了しました。あと少しです。
Submit request
Declaration
最後のステップでDeclarationを選択します。
Declarationでは、まず自分の申請か他人の申請かによって項目が変わります。18歳以上の自分の申請であれば1番目、子どもの申請を代わって行う場合は3番目の項目になります。今回は自分の申請のため、1番目を選択してContinueを押します。
Submit
これで最後です。Submitに進みます。

Submitの画面でConfirm and submitを押して完了です。eVisaのリンクが完了したらメールが送信されますので、それを確認しましょう。
これですべての手続が完了です!お疲れ様でした!
Finish and leave serviceを押して終了します。

申請後
申請後に下記のメールが届きます。
その後、問題がなければ3時間程度でこちらのメールが届き、eVisaの確認が可能になります。


eVisaの確認方法
eVisaの確認方法を説明します。
まずはこちらのリンクからUKVIアカウントにアクセスします。先ほどと同様にBRPナンバー・生年月日とSMSまたはメールアドレスに送信されるセキュリティコードを使用してログインすると、下記のようにeVisaの情報が表示されます。
氏名とVISAのステータス、有効期間が表示されています。下の方の画面にいくと、イギリス国内でできること、できないことの説明と、2年以上イギリス国外に出てしまうとVISA申請をやり直す必要があることが書かれています。

さらには、滞在許可の期限、NIナンバーに付いての説明、そして個人情報に変更があった場合には変更手続きが必要な点が書かれています。
eVisa取得後はイギリスへの入国時にeVisaを印刷したりスマートフォンの画面で見せる必要はありません。eVisaがきちんとパスポート情報に紐ついてさえいればOKです。
ですが、イギリスへの入国には問題ないものの、イギリスへのフライトの搭乗時にeVisaの提示を求められるケースがありますので、eVisaの情報はイギリス国外へ出張、旅行の際にはいつでも見せられるように準備しておきましょう。
eVisaが表示できるようになったことで、イギリス入国の準備が整いました。イギリスへの駐在開始前に準備しておくべきことをこちらの記事で解説していますので、よろしければご参照ください。

まとめ
以上、イギリスのビザ申請とUKVIアカウントの作成、eVisaの取得までの流れを解説しました。ここでまとめておきます。
- イギリスのeVisaとは
ーeVisaはBRPカードに代わる在留資格証明
ーeVisaへの移行は予定より5ヶ月遅れ2025年6月2日より正式運用 - eVisaのメリット
ー物理カードが不要
ーデータ更新が迅速
ー入国・在留がスムーズに
ー環境への配慮駐在員のビザの種類と要件 - eVisaのデメリット
ーパスポート情報の変更時のトラブルの可能性
ーUKVIアカウントの管理が必要 - イギリスの駐在員が取得するビザは主にこの2つ
ーSkilled Worker Visa(技能労働ビザ)
ーGlobal Business Mobility: Senior or Specialist Worker Visa(グローバルビジネスモビリティ・駐在員ビザ) - スポンサーライセンスはCoS(Certificate of Sponsorship、雇用証明書)を発行するための会社に付与される資格
- イギリス駐在員ビザ取得からeVisa取得までのプロセスは下記のとおり
ーオンライン申請フォーム
ー必要書類のアップロード
ー申請料と医療サーチャージ(IHS)の支払い
ービザ申請センターでの面接
ービザ申請の審査と結果通知
ーUKVIアカウントの作成
ーパスポート情報等個人情報の入力、個人認証
ありがとうございました。
<広告>
筆者のぷーたはイギリス駐在員を始めとする海外で生活する方にWiseのアカウントを作成することをおすすめしています。
Wiseのアカウント登録は、下にあるボタンから簡単にできます。日本にいる時からWiseアカウントは作成できますので、いざという時の安心のために、海外へ行く前に作っておくことをおすすめしますが、すでに海外に到着していても、住所が定まっていればイギリスをはじめ多くの国でアカウント登録が可能です。
こちらのボタンからWiseに登録すると、通常発行手数料が1,200円かかるWiseデビットカード、または最大75,000円までの送金に使えるクーポンのどちらかが無料でもらえます。
↓Wiseのアカウント登録(無料)はこちらから↓
Wiseの詳細情報、利用するメリット・デメリット、海外駐在員の利用するシーンなどはこちらの記事でくわしく解説していますので、よろしければご覧ください。














