ロンドン駐在員のための初めてのイギリス賃貸契約ガイド~手続きの流れと必要書類、よくある落とし穴について詳しく解説~

どうも、ロンドン駐在員のぷーたです。
今回の記事は、次のような方の疑問を解決するために書いています。
- イギリス赴任が決まって、賃貸物件を借りることになったけど、注意点を教えてほしい!
- イギリスの住居賃貸契約は、日本とは違うの?
- イギリスで住居の賃貸契約をするときに必要な書類を教えて!
まず結論から述べておきますと、下記のとおりとなります。
- イギリスで賃貸物件を借りる場合、
ー契約に必要な書類が日本よりも多く、そろえておかないと契約に進めない
ー契約書に借主が不利な規定が含まれている場合がある
ー大家との関係が重要でコミュニケーションを取る必要がある - イギリスの住居賃貸契約は下記の点で日本と異なる
ー貸主が強く契約期限がくると更新できずに出ていかなければならない場合がある
ー契約書が英語で書かれており、分量も多くチェックが大変
ー原状回復の規定が日本よりも厳しく、注意しないと退去時に多額の請求をされる場合もある - イギリスの住居賃貸契約をする場合は、就労許可(ビザ)の証明や、勤務先の会社のレターなどが必要になる
この記事では、上記の結論の根拠や内容の詳しい解説を含めていますので、最後まで読んでいただけるとより理解が深まります。
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イギリスの住居賃貸契約は大変!気をつけるべきポイントを解説
イギリスへの赴任が決まると、住居を決める必要があります。イギリスで初めて賃貸物件を借りる日本人にとって何が必要で、どこで失敗しやすいのか分からないという不安はとても大きいものです。
イギリスでは日本とは契約文化・審査基準・支払方法が大きく異なっており、事前知識がないと想定外の出費やトラブルにつながることもあります。
この記事では、初めてロンドンで賃貸契約をする方向けに必要書類・契約の流れ・よくある落とし穴を分かりやすく解説します。

イギリスでの賃貸契約の注意点
まずはイギリスの賃貸契約の注意点について確認しておきましょう。
- 契約の必要書類が日本より多く、事前に揃っていないと審査に進めない
- 契約書は借主に不利な内容も多く、そのまま契約してしまうと後々問題になるので内容理解が必須
- 契約内容やルールについて「知らなかった」では済まされず、多額の費用を請求される場合がある
- 日本では契約期間終了時に借主側が更新するかどうか選べるのが当然だが、イギリスでは借主・貸主どちらも更新する/しないの選択肢があり、契約終了される可能性がある
- 契約終了時の原状回復チェックが厳しく、ちょっとした汚れや破損で費用請求されることもある
- 不動産会社よりも大家(landlord)との関係が重要で、やり取りすることが多くなりがち(不動産会社の管理物件の場合を除く)
- ロンドンでは物件需要が高く内見してすぐに決めなければ他の人に決まってしまうことがよくある
イギリスでの賃貸契約は、流れと注意点を知っていれば、過度に怖がる必要はありません。まずはイギリスの賃貸契約が難しいと感じる理由について見てみましょう。
なぜイギリスの賃貸契約は難しいのか?
イギリスの賃貸契約が難しく感じられる理由は以下の通りです。
- イギリスでの信用がないため入居前審査(Reference Check)が厳しい
- 口頭合意後でも条件変更されることがある
- 家賃・デポジット・前払いなど初期費用が高額
- 契約書が英語で専門用語が多く分量が多い
特に日本人駐在員の場合、 英国での信用履歴(クレジットヒストリー)がない点が不利になりがちです。そのため、イギリスの現地法人からイギリスのビザ申請時に提出用に作成したような、在職証明レターがあると安心です。このレターは、「うちの会社でこの日本人駐在員をどんな仕事で年収いくらで雇いますよ」というもので、身分保証に近いものとなります。
イギリスで賃貸やクレジットカードの利用などでクレジットヒストリーを積み重ねることによって、上げることのできるクレジットスコアについてはこちらの記事で解説しています。

駐在直後でこれらの書類が揃わない場合、場合によっては家賃の長期前払い(6〜12か月)を求められるケースがあります。
イギリス賃貸契約の基本的な流れ
イギリスでの賃貸物件の契約の基本的な流れは下記のとおりです。
- 物件探し・内見
- オファー提出・Holding Deposit支払い
- 審査・契約書確認
- 契約・入居
それぞれについて解説していきます。
物件探し・内見
まずは物件探しからスタートです。RightmoveやZooplaでインターネット上で地域や条件を指定して検索します。これは日本にいる時でもできますので、ある程度検索してみて間取りごとの相場感を養っておくことが重要です。
イギリス最大の不動産物件情報検索サイトのRightmoveは私もよく利用しています。こちらの記事でRightmoveの使い方や、賃貸物件を探すコツや注意点を解説していますので、よろしければご覧ください。
また、住みたい地域が決まっているのであれば、不動産会社に直接行く、またはホームページ上の物件を見て気に入ったものがあれば内見をするのもいいでしょう。
ロンドン近郊に限定されますが、日系の不動産屋であれば日本語で物件探しをすることも可能です。
気に入った物件があったら不動産屋に連絡して内見します。内見は不動産屋が立ち会うのが一般的ですが、まだ前の住人が住んでいる間に内見することもあり得ます。これはイギリスでは法律上認められる権利のため、内見を拒むことはできないそうです。
住もうとするエリアにもよりますが、私の住むイーリングでは良さそうな物件があるとすぐに何件もの内見依頼が入り、たちまち契約済になってしまいます。ものによっては、退去予定があるとその情報がネットに出回る前に次の人が決まる、といった例もよくあります。
いい物件は日本での賃貸よりもはるかに争奪戦が激しくなっているという印象です。
オファー提出・Holding Deposit支払い
この物件に入居したいと思ったら入居申込のオファーを提出します。不動産屋のフォームに住所、氏名、電話番号、勤務先、入居する家族などの情報を記入して提出します。
この際に必要に応じてHolding Deposit支払いもすることになります。このHolding Depositは通常数十ボンド~数百ポンドとなりますが、Holding Depositを支払うとRightmoveへの掲載のような不動産賃貸市場から取り下げられ、新たな物件の申込みはこなくなるため、契約へと進む可能性が高くなります。
これは日本でいう手付けのような意味を持ちますが、イギリスではそこまで厳密ではないようでHolding Depositを払っても契約できなかった、というケースはあり得ます。よくあるのが審査に通らなかった、というケースです。
この場合はHolding Depositが戻ってきます。無事に契約まで行った場合は、敷金や家賃の支払いの一部に充てられますので、損することはありません。
ですがHolding Depositを支払った後に、借主側で他に気に入った物件が見つかって別の物件を契約する場合には、Holding Depositは手放すことになります。
審査・契約書確認
オファーを提出すると不動産会社側で審査がおこなわれます。イギリスに赴任したばかりの日本人駐在員は信用情報がないため、自身の信用情報だけでは厳しく、会社側にレターを発行してもらうなどしなければならないケースがあります。
この審査基準は不動産会社によってまちまちですが、大手不動産会社の場合は厳しいことを言ってくる場合があり、たとえば会社のDirectorやCompany secretaryという役員に保証をしてもらわなければならない、というケースもあります。
この場合は会社に相談して進めることになりますが、保証を受けるのが難しい場合にはその物件は諦めざるを得ません。
審査に通過すると契約書の確認に進みます。契約書は英語で書かれているため読むのが大変ですが、最近は電子ファイルなどで提供されることも多いため、Google翻訳などを使って内容を理解しておきましょう。
契約・入居
契約書にサインすると、無事に入居となります。入居の際には通常1ヶ月分の家賃と翌月の家賃の前払いをすることになるため、資金が必要になります。契約書のサインと敷金、前払家賃の支払いをすると、住居の鍵の引き渡しを受けて入居となります。
なお、イギリスでは入居時に必ずインベントリーチェックリストという入居時の住居の状況や設備の状態を借主がチェックするリストが渡されます。このインベントリーチェックリストがベースとなって、退去時の敷金からの減額が決まってきますので、できるだけ細かくリストには記載しておくことをおすすめします。
例えば壁に傷があったり、家具や家電にへこみがあったような場合でも、退去時に信じられないくらいに細かくチェックされますので、入居時には写真やビデオを撮った上で、元々あった傷やへこみだ、ということを主張できるようにしておきましょう。
この退去時のインベントリーチェックによる請求がどれくらいになるかは、不動産会社や大家によって異なりますが、念のために備えておくのは重要だと考えます。それくらいに退去時にトラブルになる日本人駐在員は多いです。
ロンドン賃貸契約で必要な主な書類

物件や大家・不動産会社によって多少異なりますが、一般的に以下が求められます。
- パスポート
- ビザ(就労資格の証明)
- 雇用契約書(Employment Contract)
- 年収証明/給与明細
- 銀行口座情報(イギリスの口座)
ビザについては、かつてはBRPカードが用いられていましたが、現在ではeVisaのシェアコードを使用します。eVisaの解説や、eVisaのシェアコードの取得方法についてはこちらの記事で解説していますので、よろしければご覧ください。
雇用契約書や年収証明/給与明細は、信用情報(クレジットスコア)の足りない日本人駐在員の場合それだけでは足らず、会社からのレターが必要とされる場合が多いです。雇用の証明と年収の証明をどちらも満たすようなレターが必要となります。
最後に銀行口座情報ですが、通常銀行口座からの預金振替(Standing order)で毎月の家賃を支払うことになりますので、銀行口座の情報が必要となります。
イギリスで銀行口座を開設するには、メガバンクの場合かなりの時間がかかる場合があります。イギリスに到着してすぐに不動産を探して契約したいのであれば、Monzoの銀行口座を作成することをおすすめします。Monzoはネットバンクということもあり、デビットカードを受け取れる住所が指定できれば口座開設できますので、メガバンクでの口座開設を待つよりもイギリスでの生活のスタートがずっと早まります。
Monzoでの口座開設については、こちらの記事でネットでの画面操作を含め詳しく解説しています。

ロンドン駐在なら日系不動産会社を通すのが安心
イギリスでの賃貸契約は色々と大変ですが、もしロンドンで駐在するのであれば、日系の不動産屋を利用することで手間を減らすことが可能です。ロンドンの日系不動産会社には、下記のような会社があります。
賃貸とはいえ不動産の契約は専門的な知識が必要となりますし、さらに英語でやり取りをするのは大変です。そのため、日本語で契約を進められるのは大きなアドバンテージとなります。とはいえ、契約書は英語で書かれていますし、大家とのコミュニケーションは英語でおこなう必要がありますので、大変なことには代わりありませんが、いざというときに日本語で対応してくれるのはありがたいです。
さらに、日系不動産会社が管理物件として管理している物件の場合は、大家とのコミュニケーションも必要なく、何かあった際には不動産会社に日本語で伝えることができます。どのため、日系不動産会社の管理物件は日本人コミュニティで評判が良く、ロンドンで初めて生活をする日本人には是非おすすめしたいです。
この日系不動産会社の管理物件は、例えば下記のような記載がされていますので是非探して見てほしいです。
まとめ
以上、イギリスでの賃貸契約について、手続きの流れ、必要書類、よくある落とし穴について解説してきました。まとめておきます。
- イギリスで賃貸物件を借りる場合、
ー契約に必要な書類が日本よりも多く、そろえておかないと契約に進めない
ー契約書に借主が不利な規定が含まれている場合がある
ー大家との関係が重要でコミュニケーションを取る必要がある - イギリスの住居賃貸契約は下記の点で日本と異なる
ー貸主が強く契約期限がくると更新できずに出ていかなければならない場合がある
ー契約書が英語で書かれており、分量も多くチェックが大変
ー原状回復の規定が日本よりも厳しく、注意しないと退去時に多額の請求をされる場合もある - イギリスの住居賃貸契約をする場合は、就労許可(ビザ)の証明や、勤務先の会社のレターなどが必要になる
- イギリスの賃貸契約の流れは下記のとおり
ー 物件探し・内見
ーオファー提出・Holding Deposit支払い
ー審査・契約書確認
ー契約・入居 - ロンドンで賃貸をするのであれば、日系不動産会社を利用するのがおすすめ。特に日系不動産会社の管理物件は、トラブル時に不動産会社に日本語で対応を求められるので精神的な負担が少なくて安心
ありがとうございました。
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筆者のぷーたはイギリス駐在員を始めとする海外で生活する方にWiseのアカウントを作成することをおすすめしています。
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https://london-chuzai.com/2025/09/06/wise_pros_cons/
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