イギリスの水道水はそのまま飲める?飲めない?~ロンドン駐在員が安全性と注意点を徹底解説~
どうも、ロンドン駐在員のぷーたです。
この記事では、次のような疑問を解決します。
- イギリスに旅行する予定なんだけど、イギリスでは水道水って飲めるの?
- イギリスで生活している人は普段水道水を飲んでいるの?
- イギリスの水道水の安全性や味、飲む時に注意することを教えて!
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イギリスの水道水は飲める?飲めない?
イギリス旅行を計画していると、「水道水はそのまま飲めるのか?」という疑問を持つ方は非常に多いです。日本では水道水をそのまま飲めるのが当たり前ですが、海外では事情が異なる国も多く、旅行者にとって重要なポイントのひとつです。
また、衛生に関する感覚も日本と他国では異なるため、海外では「飲める」とされていても、日本と同じとは限らないため注意が必要です。
世界で水道水を飲める国は何カ国あるのか
米国疾病予防管理センターでは50カ国で水道水は飲めると認定
まず、BIG THINKのWebサイトで公開されている世界の水道水を飲める国のマップをご覧頂きましょう。こちらはアメリカ合衆国のCDC(Centers for Disease Control and Prevention、米国疾病予防管理センター)が認定する水道水を飲める国となっています。青い色で塗られている50カ国が水道水を飲める国ということです。
日本はもちろん水道水を飲める国として記載されていますが、北アメリカやヨーロッパの多くの国も水道水は飲めるカテゴリーになっているようです。
ですがこのサイトの説明では、水道水の水質が良いとされている国でも、実際に飲用できる水質水準を満たしているかは別の話であり、実際にはアメリカでは日常的な飲用基準を満たさない水道水が飲用されていることに対する警鐘を鳴らしています。
出展:BIG THINK
日本の国土交通省では水道水を飲める国は9カ国だけ
もう一つのデータを見てみましょう。
こちらは日本の国土交通省の「令和7年版 日本の水資源の現況」の「第7章水資源に関する国際的な取組」で示されている図です。
こちらの説明では、水道水をそのまま飲める国は日本、ニュージーランド、オーストリア、デンマーク、フィンランド、アイスランド、オランダ、ノルウェー、スウェーデンの計9カ国であると記載されています。
それ以外に注意は必要だが水道水を飲める国として33カ国あるという説明があり、イギリスもこのカテゴリーに含まれます。先に説明したCDCで挙げている50カ国と少し異なりますが、国土交通省の基準では9+33カ国=42カ国が水道水が飲用可能な国となっていることになります。
イギリスは水道水を飲める国なのか?
国土交通省の基準に照らすと、イギリスは水道水を飲めるが注意が必要な国ということになります。
これだけだと、本当にイギリスで水道水を飲んでも大丈夫なの?と疑問に思われると思います。ここからは、実際にイギリスで生活する中で感じたことや、子どもを含めた現地の実情をもとに解説していきます。
本当にイギリスの水道水は飲める?徹底解説
イギリスの水道水は基本的に飲んでも問題なし!
結論を先に言いますと、
ここからはイギリスの水道水が飲める理由について、ロンドンの日本人駐在員の視点で「安全性」「味」「注意点」をわかりやすく解説していきます。
安全性:しっかりした品質管理
イギリスは水質管理がしっかりしており、法律によって厳しく管理されています。そのため、レストランや家庭でも水道水をそのまま飲むことが一般的です。特に都市部であるロンドンでは、水質の安全性は非常に高く、旅行者でも安心して利用できます。
イギリスの水道水が安全と言われる理由はいくつかあります。
厳しい水質基準
イギリスでは、水質は法律によって厳しく規制されています。The Water Supply(Water Quality)Regulations 2018(2018年水道供給(水質)規則)という法律があって、飲料水として供給される水は、定期的に検査され、安全性が確認されています。
このThe Water Supply(Water Quality)Regulations 2018の内容を簡単にまとめると下記の通りです。
- 水質基準の厳格な設定
飲料水に含まれる化学物質・微生物・重金属などについて、具体的な基準値が定められています。例えば、鉛・硝酸塩・大腸菌などは人体への影響を考慮し、厳格に制限されています。 - 定期的なモニタリング義務
水道事業者には、水質を定期的に検査・監視する義務があります。採水地点や頻度も規定されており、常に安全な水が供給されているかチェックされます。 - 消費者への情報提供
水質に関する情報は透明性をもって公開される必要があります。消費者は自分の地域の水質データを確認でき、安心して水を利用できる仕組みです。 - 異常時の対応義務
基準を満たさない場合、水道事業者は迅速に対応しなければなりません。具体的には、原因調査・改善措置・必要に応じた利用制限(煮沸勧告など)が求められます。 - 規制当局による監督と罰則
水質はDrinking Water Inspectorate(DWI、飲料水検査局)などの監督機関によりチェックされます。違反した場合は罰則や是正命令が科され、法令遵守が強く求められます。
この水質に関する管理や情報公開は各水道会社からおこなわれています。たとえば私の住むイーリングでは、Thames Waterが水道を供給していますが、Webサイトでポストコードを入力すると、地域の水質レポートを見ることができます。
こちらが私の住む地域のレポートになります。書いてある項目は多岐にわたりますが、右側の欄でサンプルに対する基準違反数が記載されており、1つも基準違反の例がなかったことが記載されています。
浄水処理が徹底されている
イギリスの水道水は、浄水場でしっかり処理されてから家庭に届けられます。細菌や有害物質は除去されているため、健康へのリスクは非常に低いとされています。
例えばロンドンでは、主にテムズ川やリー川の水を水源として5つの主要な浄水場でしっかりと浄水した水を地下60mの深さに全長80kmのリングメインという環状の水道管でロンドンの家庭に水を供給しています。
この点は上でお見せした水道水の水質レポートにも表れています。
味:日本人には違和感あり
イギリスでは現地の人々は日常的に水道水を飲んでいます。レストランでも無料の「tap water」を注文すると出てくるのは水道水です。
ですが、日本と同じ感覚で水道水を飲むと「味が違う」と感じる人が多いのも事実です。
イギリスの水は硬水が多い
イギリスの水は硬水が多く、ミネラル(カルシウムやマグネシウム)が豊富に含まれています。こちらはFountain FiltersというWebサイトの水が硬水・軟水かを確認できるマップです。実際にはすべてが硬水というわけではないのですが、人口の多い地域は硬水が多いと言えそうです。特にロンドンは硬水の地域がほとんどです。
硬水には、
- 口当たりが重い
- 少し苦味を感じる
- 米を炊くのに向かない
といった特徴があります。
カルキ(塩素)の味を感じることもある
イギリスの水道水は、地域によっては消毒のための塩素の味を感じることがあります。日本の水に慣れていると、「少し飲みにくい」と感じる場合があります。とは言っても日本の水道水も匂いや味を感じることがありますのでそこまでの差はないのではないかと考えます。
日本人が味で違和感を覚えるのは硬水による影響が大きそうです。
注意点:日本人がイギリスの水道水を飲む場合
基本的にイギリスの水道水は安全ですが、いくつか注意すべきポイントがあります。
古い建物の配管
イギリスには歴史ある建物が多く、古い配管が使われていることがあります。私が現在住んでいる住居は築100年を超えています。そのため、水質自体に問題がなくても、配管の影響で味や匂いに違和感を感じることがあるということです。
こればかりは大丈夫だと思うしかないというのが実情です。
ホテルの水(特に洗面台)
ホテルによっては、洗面台の水が飲用に適していない場合があります。
特に注意したいのは蛇口から出てくるお湯をそのまま飲むことです。基本的には冷水(cold water)を使うのが安全です。
古いホテルの水道水も気をつける必要があるでしょう。
「Not drinking water」の表示
イギリスでは、飲めない水には必ず表示があります。
- Not drinking water
- Do not drink
と書かれている場合は絶対に飲まないようにしましょう。
実際に生活している人は水道水を飲んでいるの?
家庭では浄水器や浄水ポットを使用
それでは実際にイギリスで生活している人は水道水を飲んでいるのでしょうか?他の日本人駐在員の方の家にお邪魔したり、話を聞く限りでは、水道水をそのまま飲水として利用している方は少なく、浄水器や浄水ポットを使用しているケースがほとんどです。
子どもたちは気にせずに飲む
私の子どもたちはロンドンの現地校に通っています。毎日水筒を持参するように言われていますので、浄水器の水を入れるか、コストコで購入したペットボトルの水を水筒に入れて持たせているのですが、水筒の水がなくなったときはどうするのでしょうか。
実は学校の水道水を水筒に入れて飲んでいます。日本のような水飲み場で蛇口を上に向けて飲む、ということはありませんが水道水を飲むことは変わりません。
そのため、家で水道水を飲まないようにしていても、子どもたちは学校で飲んでいます、
外食時はミネラルウォーターを頼まなければ水道水
外食する際にはミネラルウォーター(Still waterまたはSparkling water)をお金を払って注文しない限りは水道水のTap waterが出てきます。
浄水器を使っている店舗もあるかも知れませんが、使っていないかも知れません。そんなことは気にせず出てきた水は飲んでいます。イギリスにいると体調不良になることが多いと感じるのでもしかしたら水が影響している可能性がゼロではありませんが、それだけではないでしょうし、正直なところわかりません。
水道水を飲まない方がいいケースと対策
イギリスの水道水は基本的に安全ですが、場合によっては水道水を飲むことを避ける必要があります。以下のような場合は、水道水を避けた方が安心です。
- 古いホテルに宿泊している場合
- 味や匂いに違和感がある場合
- 体調が優れない場合
- 短期的な旅行の場合
無理にイギリスで水道水を飲む必要はなく、ペットボトルの水を選ぶのも一つの方法です。特に旅行でイギリスに来ている場合は、もし体調不良になってしまったら旅行を楽しめませんのであえてリスクを冒す必要はないと考えます。
ペットボトルの水は必要?
結論として、ペットボトルの水は必須ではありませんが、水道水を避けたいのであればあるといいでしょう。イギリスではスーパーやコンビニで簡単に水を購入できます。
ですが、ペットボトルの水の価格は日本と比べるとやや高めです。まとめ買いをすれば500mlのペットボトル1本50ペンス(100円)程度で購入できますが、1本ずつ購入すると1~2ポンド(200~400円)くらいかかってしまいます。
それでも水道水を飲む必要がある場合におすすめのアイテム
ペットボトルの水は準備できないけど、水道水を飲む必要がある場合は浄水ボトルなどを使用するのがおすすめです。
旅行用であれば日本で購入できる浄水ボトルを使うのが持ち運びに便利でいいでしょう。
イギリスでしばらく生活する駐在員や留学生の方であれば、水道の蛇口につける浄水器や浄水ポットを使用するのが手間がかからなくておすすめです。
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まとめ
以上、イギリスの水道水について解説してきました。まとめておきます。
イギリスの水道水まとめ
- 基本的にそのまま飲んでも問題なし
- ただし日本とは水質(硬水)が異なる
- 古い建物やホテルの水には注意
- 気になる場合は浄水器やペットボトルがおすすめ
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