どうも、ロンドン駐在員のぷーたです。
今回の記事は、次のような方の疑問を解決するために書いています。
- オトクなロンドン観光スポットを教えてほしい!
- ロンドン市内を一望できる無料の展望スポットはどこにある?
- スカイガーデンの予約方法を知りたい!
ロンドンの街を一望できる展望スポット11選
まずは私の住むロンドンで、市内を一望できる展望スポットについて説明します。
ザ・ルックアウト(The Lookout)
The Lookoutはロンドンの金融街の8 Bishopsgateにあるビル(ビルの形からジェンガとも呼ばれています)にある展望台です。ビルは51階建て、高さ204メートルの商業用超高層ビルで2023年にオープンし、ロンドンで11番目に高いビルです。
住所 | 6-8 Bishopsgate, 8, 150 Bishopsgate, Leadenhall St, London EC2N 4BQ |
Webサイト | https://www.theviewfromtheshard.com/ |
営業時間 | 12:00~21:00(月・金)、10:30~17:30(火・水・木)、11:00~18:00(土)、10:00~17:00(日) |
料金 | 無料 |
最寄り駅 | Bank station |
こちらの記事でThe Lookoutの訪問レポートをご紹介していますので、よろしければご参照ください。
ザ・シャード(The Shard)
ロンドン橋近くに位置するザ・シャードは、西ヨーロッパで最も高いビルで、地上310メートルの高さを誇ります。展望台は72階にあり、ロンドン全体を360度見渡せる絶景を楽しむことができます。晴れた日には、約64km先まで見渡すことができるそうです。ロンドン市内のランドマークを一望するのに最適です。
住所 | The Shard, 31 St Thomas Street, London SE1 9RY |
Webサイト | https://www.theviewfromtheshard.com/ |
営業時間 | 10:00~22:00(夏季)、11:00~19:00(冬季) |
料金 | 28.5ポンド |
最寄り駅 | London Bridge station |
ロンドン・アイ(London Eye)
テムズ川沿いにあるロンドン・アイは、高さ135メートルの巨大観覧車です。一周約30分かけてゆっくりと回転し、その間にロンドン市内の主要な観光名所を空から眺めることができます。特に夜間のライドは、ライトアップされた美しい景色を楽しむことができます。
住所 | Riverside Building, County Hall, Westminster Bridge Road, London SE1 7PB |
Webサイト | www.londoneye.com |
営業時間 | 10:00~20:30(夏季)、11:00~18:00(冬季) |
料金 | 19~29ポンド(事前予約の場合) |
最寄り駅 | Westminster station |
スカイガーデン(Sky Garden)
ウォーキートーキー(Walkie-Talkie)ビルの頂上に位置するスカイガーデンは、2015年に登場した無料で入場できるロンドン展望スポットです。35~37階にある展望デッキからは、テムズ川、ザ・シャード、ロンドン塔などのパノラマビューが広がります。内部には植物園があり、リラックスしながら景色を楽しめます。
住所 | 20 Fenchurch Street, London EC3M 3BY |
Webサイト | https://skygarden.london |
営業時間 | 10:00~18:00(平日)、11:00~21:00(土日) |
料金 | 無料 |
最寄り駅 | Bank station |
セント・ポール大聖堂(St. Paul’s Cathedral)
セント・ポール大聖堂のドームはロンドンの象徴的な建築物の一つであり、頂上まで上るとロンドン市内の絶景が広がります。ゴールデンギャラリーからは、特にテムズ川を挟んだ美しい景色が見られ、ロンドンの歴史と現代が交錯する景観を楽しむことができます。
住所 | St. Paul’s Churchyard, London EC4M 8AD |
Webサイト | https://www.stpauls.co.uk/ |
営業時間 | 8:30~16:30(水曜日のみ10:00~16:30) |
料金 | 大人25ポンド、子供10ポンド |
最寄り駅 | St. Paul’s station |
IFSクラウド・ケーブルカー(IFS Cloud Cable Car)
テムズ川を横断するロープウェイです。以前はエミレーツ・エア・ラインと呼ばれていましたが、2022年からIFSクラウド・ケーブルカーと名前が変わりました。北グリニッジとロイヤルドックスを結びます。約10分間の空中散歩で、ロンドン・ドックランズ、O2アリーナ、テムズバリアなど、ユニークな視点からの景色を楽しむことができます。
住所 | St. Paul’s Churchyard, London EC4M 8AD |
Webサイト | https://tfl.gov.uk/modes/london-cable-car/ |
営業時間 | 7:00~21:00(月~木)、7:00~23:00(金)、8:00~23:00(土)、9:00~21:00(日) |
営業時間 | 大人12ポンド、子供6ポンド(往復) |
最寄り駅 | North Greenwich Station、Royal Victoria Station |
タワー・ブリッジ(Tower Bridge)
タワー ブリッジはロンドン市民の生活に欠かせない交通網を担っており毎日 4 万台もの自動車がテムズ川を渡っています。観光面でも、ゴシック様式の 2 つの塔が空を背景にそそり立つ様は素晴らしい景色といえます。タワー・ブリッジのウォークウェイは、地上42メートルの高さにあり、テムズ川とその両岸の景色を見渡せます。特に、橋が開閉する際の眺めは圧巻で、ロンドン塔やシティ・ホール、ザ・シャードなどのランドマークも一望できます。
住所 | Tower Bridge Rd, London SE1 2UP |
Webサイト | https://www.towerbridge.org.uk/ |
営業時間 | 9:30~18:00 |
営業時間 | 大人13.4ポンド、子供6.7ポンド |
最寄り駅 | Tower Hill Station |
モニュメント(The Monument)
ロンドン大火の記念碑であるモニュメントは、地上61メートルの高さにそびえ立ちます。311段の階段を上ると、ロンドン市内の素晴らしいパノラマビューが広がります。特にシティ・オブ・ロンドンの古い建物と現代的な高層ビルの対比が楽しめます。
住所 | Tower Bridge Rd, London SE1 2UP |
Webサイト | https://www.themonument.org.uk/ |
営業時間 | 9:30~13:00、14:00~18:00 |
営業時間 | 大人6ポンド、子供3ポンド |
最寄り駅 | Bank Station |
ここからは展望台というよりは丘の上からロンドン市内を見渡す、という場所になりますが一応ご紹介しておきます。
パーラメント・ヒル(Parliament Hill)
ハムステッド・ヒースの南端にあるパーラメント・ヒルは、標高98メートルの高台で、ロンドン市内の壮大な眺望を提供します。シティ・オブ・ロンドンの高層ビル群からウエストエンドまで、広がるパノラマビューは圧巻です。特に夕暮れ時には美しい光景が広がります。
住所 | Heath Lodge, London NW5 1QR |
最寄り駅 | Hampstead Heath Station |
プリムローズ・ヒル(Primrose Hill)
リージェンツパークの北側に位置するプリムローズ・ヒルは、標高78メートルの丘で、ロンドン市内の素晴らしい眺望を提供します。天気の良い日には、シティ・オブ・ロンドンやシャードなどの高層ビル群を一望でき、ピクニックや散歩に最適なスポットです。
住所 | Primrose Hill Rd, London NW1 4NR |
最寄り駅 | Chalk Farm Station |
グリニッジ・パーク(Greenwich Park)
世界遺産に登録されているグリニッジ・パークは、テムズ川南岸に位置し、高台からロンドン市内を見渡せます。特に、グリニッジ天文台の近くからは、カナリー・ワーフやザ・シティのスカイラインを一望でき、歴史的な建造物と現代の都市景観のコントラストを楽しめます。
住所 | Primrose Hill Rd, London NW1 4NR |
最寄り駅 | Maze hill Station |
スカイガーデンの予約方法
それでは、ここからロンドン最高の無料展望台スカイガーデンの予約方法をご説明します。
予約が開始するのは毎週月曜日で、1週間分の予約が可能になります。月曜日の朝からちょくちょく覗いてみることをオススメしますが、午前10時頃であれば週末の予約でも問題なく取れそうです。
まずは、こちらのURLをクリックしてスカイガーデンnのWebサイトを訪問します。素敵なムービーが流れるホームページの「GET A FREE TICKET」を押します。
続いて、無料チケットを予約する人数(子どもも1名とします)を指定して、下のボタンを押します。
希望する日付を指定します。すると右側に時間帯が出てきますので、希望する時間の「XXXXX VISIT」のボタンを押します。
これで予約する日時が指定できましたので、ADD TO BASKETで先に進みます。
0ポンドと表示されているのを確認して、CHECK OUTを押しましょう。
続いて個人情報を入力していきます。日本からももちろん予約可能ですので、ロンドン観光の訪問先の1つとしてもオススメできますね。ちなみに写真付きIDの持参を求められていますので、忘れずに持参しましょう。
続いて、訪問する方の氏名を入力していきます。全員分の氏名の入力が必要です。私が入場した際にはIDを求められませんでしたが、求められる可能性もありますので、必ず正しい名前で入力しましょう。OKを押して終了です。
これで予約が確定しました。入力したメールアドレスにチケットが送付されますので、印刷するか、Apple Walletに登録して当日に備えましょう。
ちなみに、チケットの下の方に書かれていますが、危険物はもちろんのこと、スーツケースの持ち込みは出来ないようです。このスーツケースというのは、入口のセキュリティチェックで空港のようなX線検査装置に入らないサイズはダメ、ということのようです。
さぁ、これでスカイガーデンに行く準備は整いました!
スカイガーデン 訪問
スカイガーデンまでの道のり
スカイガーデンはロンドンの20 Fenchurch Streetに位置しています。スカイガーデンまでの道のりは、サークルライン、ディストリクトラインのモニュメント駅から徒歩3分です。また、セントラルライン、ノーザンライン、ウォータールー&シティーラインおよびDLR(ドックランズ・ライト・レイルウェイ)のバンク駅からも徒歩6分ほどでいけますので、交通の便はいいですね。
スカイガーデン入場
スカイガーデンに到着すると行列ができています。ロンドンではよくあることですが、予約をしてあっても並ばなければいけません。チケットには「スカイガーデンに入れるのは予約時間から1時間のみなので、予約時間を15分以上過ぎてから列に並ぶと予約が取り直しになる」といったことが書いてありますので、早めの到着を心がけましょう。
私が行った際には15分ほど遅れていましたがまったく問題ありませんでしたので、実際にはそこまで厳しくないのかもしれませんが、担当者によっては断られるかもしれません。
また、当日券の入手の可能性もあるとWebサイトには書かれていますが、私が訪問した際には売り切れと説明がされており必ずしも入手可能ではありませんので、できるだけ予約をして訪問することをオススメします。
5分ほど待って建物に入り、チケットのチェックが終わるとセキュリティチェックを受けます。チェック自体はそこまで厳しいものではなく、前述のサイズを超えない範囲であれば大きめの荷物でも問題なく持ち込めます。
セキュリティチェックが終わると、エレベーターに乗って35階の展望台に向かいます。
35階の展望台からの眺望
高速エレベーターでは35階へは1分もかからないくらいで到着します。35階に着いて驚いたのは、高層階とは思えないほどの開放的な空間です!フロアでいうと35階から37階まで3フロア、天井が10メートルほどもありそうな高さでほぼ全面ガラス張りということもあり、視界も広くまさに天上の公園という雰囲気でした。
しかもガーデンの名の通り、至るところに植物が植えられており、マイナスイオンも溢れていそうな空間でした。さすがにロンドンで最も高い位置にある公園を自称するだけあります。
それでは各方面の眺望を確認してみましょう。
西側
まずは西側です。スカイガーデンの真西にあるセントポール大聖堂の特徴的なドームがよく見えます。その奥の方にはBTタワーも見えます。写真ではわかりませんが、遠くの方にはウェンブリー・スタジアムのアーチも見ることができますよ。
もう少し南(左)側に目を向けると、テムズ川を越えた方にビッグベンやロンドンアイを見ることが出来ます。写真だとみづらいですが、肉眼であれば十分見ることができます。
北側
続いて北側です。ちなみにスカイガーデンの南北を結ぶ通路は階段になっており、少しずつ高さを変えながら眺望を楽しむことが出来ます。目的の建物を撮影するベストスポットを探してみるのも楽しいです。
スカイガーデンの北側はカフェゾーンになっています。時間帯にもよるとは思いますが、テーブルにも空きがあり、ゆったりと過ごせていました。
北側の窓際は、このようにベンチになっており休むことが出来ます。土足で乗らないように、との注書きがありますが外側の眺望を写真で撮りたいのであれば膝立ちで窓際まで行けば写真を取ることが出来ます。
スカイガーデン北側の見どころですが、別記事でご紹介しているThe Lookoutの8 Bishops Gateビルや、ピクルスに使用する小さいきゅうりであるガーキン(The Gherkin)の愛称で親しまれる30 St Mary Axeなどを見ることができます。残念ながらビルの床面がしばらく続いているため、下の方を見ることが出来ず、眺望は限定されています。
東側
スカイガーデンの東側は見どころがたくさんあります。やはり一番はタワーブリッジとロンドン塔でしょう。
この2つのロンドンの有名観光スポットをいかにフレームに収めるかというのは、考えていて楽しいです。先ほどご説明したとおりスカイガーデンの南北は階段で高さを変えながら進んでいくため、どこで写真を撮ろうか悩んでしまいます。
また一方で、遠くに見えるカナリーワーフのビル群や、そこに向かって行くDLR(Docklands Light Railway)を見ているのも楽しいです。電車好きそうなお子さんがずっと電車を見ているのが印象的でした。
南側
さて、スカイガーデンの一番の見所と言える南側のご紹介です。実はこのスカイガーデン、南側は屋外テラスになっていて、外気を味わいながらテムズ川流域の眺望を楽しむことができます。
テムズ川沿いにザ・シャードと軽巡洋艦ベルファストとタワーブリッジを眺める、まさにロンドンを満喫できる眺望です。ずっと見ていても飽きません。
ザ・シャードの下にはロンドンブリッジ駅が見えます。このロンドンブリッジ駅はサウス・ウェスタン・レールウェイ、ロンドン地下鉄のノーザンライン、ジュビリーラインが乗り入れており、ロンドンで4番目に乗降客数の多いターミナル駅となっています。電車好きのお子さんには絶好の電車観察スポットになるでしょう。
テラスはこのように多くの人で賑わっていました。ただし、雨が降った場合などは閉鎖されることもあるようですので、ご注意ください。ロンドンでは雨が降ったり止んだりは日常茶飯事ですので、もし雨が降っていて外に出られなくても、しばらく待てば開放される可能性がありますので待ってみてもいいかもしれません。
スカイガーデンの施設紹介
スカイガーデンの眺望をご紹介してきましたが、続いてスカイガーデンでくつろぐことのできるスポットをご紹介します。
Sky Pod Bar
スカイガーデンの南側に位置するバーです。座席数も多く、カウチソファがあったりとのんびりと過ごすにはもってこいのくつろぎスポットです。
ソファに寝転がって天井を見上げれば、こんな青空を見ることもできますよ。
もちろんロンドンのことですので天気が良ければ、という条件はついてしまいます。
Darwin Brasserie
36階にあるレストランです。外側のテラスは自由に入れますので、ここから景色を楽しむことも可能です。
Fenchurch Restaurant
スカイガーデン37階に位置するレストランです。利用するには予約をしたほうが良さそうです。
スカイガーデンのちょっとしたトラブル
すでに解決した話ではありますが、スカイガーデンにまつわるトラブルのお話をご紹介します。
スカイガーデンのある20 Fenchurch Streetのビルは、トランシーバーのような形をしていることからThe Walkie-Talkieとも呼ばれています。実は建設当時、建物に当たった太陽光が建物のへこんだ部分で集約されて、南側に強烈な光を照射することが問題となりました。
直射を受けていた部分の温度が100度を越えていたこともあったそうです。その太陽光パワーは通常の6倍もあり、駐車中の車のボディが溶けてしまうなどのトラブルが発生しました。その当時の報道では、地面にフライパンを置いて目玉焼きを焼くことができたとか、ジャガーのオーナーがドアミラー、パネル、ジャガーのエンブレムがすべて溶けたと語ったとか言われています。
その後、太陽光を拡散するためのブリーズ・ソレイユ(窓や壁の前面に取付けられるブラインドのような仕切り)が取り付けられ、問題は解決しています。
最後にロンドン観光についてのおすすめ情報を記載した書籍をご紹介します。こちらの地球の歩き方Platロンドンは短い滞在時間でも効率的にロンドン観光を満喫したい旅行者に最適なコンパクトガイドの決定版です。スカイガーデン観光のお供にどうぞ!
まとめ
以上、スカイガーデン訪問をレポートしました。今回の記事のまとめです。
- ロンドンには多くの展望スポットがあり、いくつかは無料で利用可能
- スカイガーデンは無料で利用できて、ロンドン市内を一望できる最高の観光スポット!
- 予約は毎週月曜日に1週間分が可能になるので、月曜日にはWebサイトをちょくちょくチェックすることをオススメ!午前10時頃ならば週末の予約も可能です。
- スカイガーデンのSky Pod Barはソファーも多くくつろぐのに最適な場所!
ありがとうございました。