どうも、ロンドン駐在員のぷーたです。
今回の記事は、次のような疑問を解消するために書いています。
- イギリスに赴任が決まったけど、ラッキーなのかな?
- イギリスに赴任する際に準備するべきことを教えて!
- イギリス赴任前にこれだけはやっておいた方がいい、というものはある?
イギリスへの赴任はラッキー?
イギリスに駐在が決まった方、おめでとうございます。世界各国多くの国がありますが、私はイギリスへの駐在というのは相当ラッキーな方だと思っています。
その理由は、他の多くの国に比べればイギリス赴任は、
- 公用語が英語なため生活するのが楽
- 治安がよく災害が少ない
- 社会インフラが整っている
- 羨ましがられる
- 車の運転が楽
といったところでしょうか。あくまで、日本以外の他の国に比べれば、という点にご注意ください。それぞれ説明します。
公用語が英語なため生活するのが楽
イギリスの言語は、英語です。日本で義務教育で教えられる唯一の言語である英語が公用語なのですから、イギリスでの生活は他の言語の国に比べれば楽ということができます。ネイティブレベルの言語力がなければ、町で歩いている人といきなり話をして言葉が通じるかというと、難しい部分はありますが、町の標識や公共の場所でのアナウンスなど、英語であれば理解することは比較的簡単です。
また、生活する上でいざというときにお世話になる警察や消防、病院なども英語が主言語であるため、連絡をしなければならないときも通訳の世話にならずに連絡することができる可能性が高いと思います。もちろん英語であれば他の非英語圏でもおそらく通じるでしょうが、主言語が英語のほうが安心です。
そのため、生活する際の心理的ハードルはかなり低いと言えるでしょうし、言語の習得に大きな労力をかける必要もないため、赴任の準備も他の国に比べれば楽と言えるでしょう。
治安が良く災害が少ない
場所にもよりますが、イギリスは他の国に比べれば比較的治安が良いと言えます。あくまでも世界各国と比較すれば、ということであり日本に比べるとずっと治安は悪いのですが、アメリカやフランス、中国といった国に比べればいい、というレベルです。
治安に関してはいくつか指標がありますが、経済平和研究所 (IEP、Institute for Economics & Peace) によって毎年作成される世界平和指数(GPI、Global Peace Index)レポートを参照しました。
2024年に発行された世界平和指数レポート2024によれば、イギリスのあるヨーロッパは世界でももっとも安全な地域ということになっています。あくまで地域の全体的な評価であり、他地域と比べてそこまで差があるわけではありませんが、アジア太平洋地域よりも平和という評価となっています。続いて各国の安全度を見てみます。イギリスは日本と同じ薄いグリーンとなっており、6段階で評価して3番目に安全なカテゴリーに所属しています。なお、この評価は犯罪だけでなく、戦争や紛争、テロといった安全に対する脅威を指標化しているため、純粋な治安というわけではありませんが、駐在するに当たっての危険度を測る事はできると思います。ロシアやウクライナが真っ赤になっているのも納得できます。イギリスではアメリカと違って銃の保有もできませんし、そういった意味では治安はそれなりに良いと感じます。あくまでそれなりに、ですが。
社会インフラが整っている
イギリスは社会インフラが整っている、というのも駐在するのに有利な点です。もちろんこれも程度の話ではありますが、例えば無料の高速道路がイギリス国内各地に伸びていることや、電気や水のトラブルが比較的少ない(あくまで周辺国に住む方から聞いたトラブルの体験談との比較ではありますが)という点は、イギリスでの駐在が優れている点の1つであると言えるでしょう。
加えて、こちらの記事で説明しているようなISAといった非課税投資や貯蓄が可能だったり、Quidcoでのポイント活動ができたり、生活コストが高い中でそれなりにお得に過ごすためのシステムも整備されていたりするのもイギリスで暮らす利点です。
ISAとQuidcoについてはそれぞれ下記の記事で詳しく説明しています。
もちろんサービス大国、至れり尽くせりの日本に比べれば足りない部分もあるでしょうが、それなりに便利な社会インフラを利用できるというのはイギリス駐在が海外駐在の中で恵まれた部分だと考えます。
羨ましがられる
とても単純な話ではありますが、ニューヨーク駐在やロンドン駐在といえばかっこいいですよね。たとえニューヨークやロンドンのような大都市でなかったとしても、アメリカやイギリスという誰でも知っている世界の大国で駐在できるというのは誇らしいものだと思います。
加えて、イギリスの会社のため信用ができるかどうかという点はさておいて、1st Move Internationalの発表した2024 Relocation Indexの中で世界の人々が移住したい国ランキングでイギリスは5位に輝いています。住みたい国ランキングでも上位に来るのですから、羨ましがられることは間違いないですね。
1st Move International Webサイトより
ちなみにこのランキング、1位がカナダ、2位がオーストラリア、3位がスペインとなっており、10位には日本もランキング入りしています。言語の壁を考えると、日本が10位というのは実はすごいのではないでしょうか。
車の運転が楽
こちらの記事でイギリスの交通ルールについて説明していますが、右ハンドル、左側通行という日本と同じ方向での運転は、精神的に非常に楽です。
ロータリーの対応や狭い道など、困ったこともありますが、日本に一時帰国した際もなんの戸惑いもなく運転できますし、イギリス赴任の良い点の1つではないかと思います。
ちなみに車が左側通行する国としては、
- イギリスおよび旧イギリス領(アイルランド、香港など)
- イギリス連邦加盟国(オーストラリア、ニュージーランド、パキスタン、インド、マレーシア、シンガポール、ブルネイ、マルタ、ケニア、南アフリカ共和国など)
- タイ
- 日本
などがあるそうです。日本が車を左側通行にしたのは、イギリスに倣ったとか、武士が刀を差している際に、すれ違うには左側に避けるのが通例であった名残だとか言われています。
いずれにしても、イギリス赴任で車の運転に戸惑いが少ないのは良い点であると言えますね。
イギリス赴任で困ること
イギリス赴任は基本的にはラッキーだと考えていただいて良いと思うのですが、当然困ることもあります。イギリス赴任で困ることについても挙げておきます。
- 公用語が英語なので楽だと思われる
- 生活コストが高くお金が貯まらない
- 夏が短いのに加え、暗く湿った冬が長い
といったところでしょうか。こちらもそれぞれ説明します。
公用語が英語なので楽だと思われる
イギリスの公用語は英語です。イギリス以外のヨーロッパの国で公用語が英語の国はアイルランドとマルタくらいですから、数としては少ないですね。日本人であれば義務教育で英語を学ぶことになりますので、英語が公用語の国に赴任するというのは、楽なことだと思われても仕方がないように思われます。
とは言っても、英語がネイティブレベルで活用できる方であれば問題ないかもしれませんが、そうしたレベルで英語を使いこなすのは難しく、他の言語に比べればハードルは下がるものの、英語を使うのはそれなりに大変です。逆に言えば、フランス語やドイツ語であれば通訳が入る前提で話が進むことも多いですが、英語の場合、通訳を入れるのははばかられる雰囲気があります。
英語ならできて当然、という感じですね。その意味ではできないことに対する諦めを許されない、逃げ道がないのも英語が公用語の国で暮らすハードルと言えます。それなりにストレスを感じてしまうことも多いでしょう。
生活コストが高くお金が貯まらない
海外駐在をすると給与が大幅に増加します。例えば、
- 日本勤務時と比べて額面金額給与は1.5~1.8倍、手取り給与は1.7~2倍くらいに増える
- 手当を含めた場合、日本勤務時と比べて3倍以上、さらに会社が支払う税金を考慮すると5倍以上の金額をもらっていることになる
というように給与が増加します。詳細はこちらの記事で書いています。
それだけ給与が増えるのですからお金が貯まって仕方がないでしょ?と思われるかもしれません。ですが、イギリスに駐在する場合、日本に比べてはるかに高い物価やサービスにかかるコストの高さが影響して、それほどお金が貯まらないという事実があります。
この点は、こちらの記事で詳細に解説しています。
つまりは、イギリスに駐在することで給与が大幅に増えるが、生活費も大幅に増えるため、思ったよりはお金が貯まらない、というのがイギリス駐在員の実態となります。現地校に通うのはタダですし、旅行やレジャーなども極力抑えれば貯金もできるのでしょうが、せっかくの海外生活なのである程度の体験にお金を使いたい、という点もありますね。
こうした経験をプライスレスと見れば、お金が貯まらないことなど我慢すべきという考え方もあるとは思います。
夏が短いのに加え、暗く湿った冬が長い
イギリスの夏は6月~8月上旬くらいまで、前後に短い春と秋があって、10月~4月くらいまでは丸々冬という状況です。そして冬はよく雨が振り、日が出ている時間も短い(12月に日が出ている時間は1日の3分の1以下)です。
イギリス南部に位置するロンドンですら北緯51度とかなり北に位置しており、アジアで言えば樺太(サハリン)中部辺りと同じ緯度となります。ですがイギリスは暖流の北大西洋海流と偏西風の影響を受けて冬でも比較的温暖で、ロンドンの冬の気温は氷点下になることは殆どありません。
とはいえ、暗くて湿った冬が長く続くのはメンタルや体調に影響しますので、十分な注意が必要です。よくオススメされるのがビタミンDの摂取ですね。日光を浴びることで作られるビタミンDをイギリスの冬は満足に体内で作れないため、ビタミン剤を毎日飲むことが推奨されます。
Vitamin D 4,000 IU Softgels, Maximum Strength Vitamin D3 Supplement, 365 Easy to Swallow Tablets – Full Year Supply
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イギリス駐在が決まったらやっておくべきこと
イギリスに赴任することのメリット・デメリットを解説しましたが、ここからはイギリス駐在が決まったらやっておくべきことについて説明します。
ビザの取得
こちらは駐在員であれば会社任せで手続きをすることになるのでそれほど気にする必要はありません。
イギリスの会社に赴任することになりますので、イギリスの会社が「年収◯◯ポンドでこの人を雇いますよ」、というスポンサーシップの証明をすることでビザが与えられます。このスポンサーシップはイギリスの会社が資格を取得していることが前提となりますが、通常であれば問題なくビザが発行されると思います。
ちなみにワーキングビザを取得して赴任した後、今年まではBRPカードという滞在許可証が発行されていましたが、2024年12月31日以降BRPカードの発行はなくなり、eVisaという電子証明に切り替わります。
こうした経緯やeVisaの申請方法はこちらの記事で解説しています。
住居探し
赴任先の住居探しは早めにしておくことをオススメします。たとえばロンドンでは日本人駐在員が多く住む地域としては、下記が挙げられます。
- ロンドン中心部:セントジョンズウッド、スイスコテージ
- ロンドン北部:フィンチリー
- ロンドン西部:イーリング・アクトン
- ロンドン南部:ウィンブルドン
これらの地域では、時期にもよりますが住居の需要が高く、不動産屋で賃貸に出されてもすぐに契約済みになってしまうことも多いです。そのため、早めに住居探しを始めておくことが重要です。これはロンドン以外の都市でも同様です。
赴任前に住居を決める場合はそのまま決めてしまえばいいでしょうし、赴任後に決める場合であっても、早めに住居の候補探しをしておけば、赴任時点で市場に出ている賃貸物件の選択にかける時間を短くすることができるでしょう。
イギリスでの不動産探しは最大手サイトのRightmoveを利用することをオススメします。利用方法はこちらの記事で詳しく解説していますのでご参照ください。
日本から持っていく物品購入
イギリスでは食料品や医薬品、日用雑貨など日本では簡単に手に入っていたものが入手できないことも多いです。
日本の物を手に入れたい場合、
- イギリスで日本のものを売っている店(Natural NaturalやTK Trading)で買う
- イギリスに発送可能な日本の通販サービス(Amazon、楽天)を利用する
- 日本に住んでいる人にイギリスへ荷物を送ってもらう
といった対応が考えられますが、一番いいのは自分で持ってくることです。海外発送のコストがかかりませんし、預け入れ荷物に入れてしまえばかなりの量を持ち込むことができます。こちらの記事では海外赴任時に日本で購入しておくべきものを紹介しています。
日本の携帯電話契約の判断
携帯電話については、イギリスに赴任した後はイギリスの携帯電話契約を結ぶことになります。イギリス駐在員であれば、会社から携帯電話が支給されることになるとは思いますが、プライベートの携帯電話も持っておきたいですよね。
イギリスの携帯電話の契約自体はこちらの記事でご紹介しているように、日本で契約するよりも安い金額で契約できるケースも多く、契約自体も難しいことはありません。
ですが、日本で契約している携帯電話をどうするか考えておく必要があります。日本の契約を維持しておくメリットとしては、
- 日本の携帯電話番号を維持できる
- 日本でしか契約できないようなサービスについて、日本の番号でのSMS認証が必要な際に役立つ
といったことが挙げられます。
一方でデメリットとしては、
- ほぼ使わない日本の携帯電話の維持費がかかってしまう
ということになります。
日本の携帯電話を維持したい場合、この維持費に関するデメリットをできるだけなくすために、楽天モバイルを使用することをオススメしています。
他の会社と比較して最安値ということはできないのですが、楽天モバイルが有用な理由の1つが海外ローミングが無料でついてくるという点です。1ヶ月2GBまでという制約はありますが、万が一イギリスで使用している携帯電話が使用できない場合に、バックアップとして楽天モバイルを使うことができるというのはありがたいですよね。
イギリスで楽天モバイルを使用する場合、当然ですが日本でのデータ使用量は0GBになりますので、別の家族と2人以上で契約する場合の最強家族プログラム適用時は968円/月、単独使用の場合は1,078円/月で維持が可能です。
これに加えて、2GB/月までは追加料金無しで高速データ通信が可能です。バックアップ用としては十分な量ではないでしょうか。
銀行口座・送金口座の開設
イギリスで生活をする場合、いざというときのためにお金を日本から送れるようにしておくことは重要です。当然ながらイギリスで給与をもらうことになるのですから、その範囲で生活するのは当然の前提としながらも、何らかの臨時的な出費が必要になるケースも考えられます。
また、イギリス赴任後に銀行口座を開設することになると思いますが、口座がすぐに開かないケースに備えて、日本で海外で利用できる銀行口座を開設してしておくことをオススメします。というのが、イギリスではすべての支払がクレジットカード対応しているわけではなく、家賃の支払いやインターネットの契約などはスタンディングオーダーという毎月の銀行口座引き落としを利用する前提となっているものがあるため、銀行口座が必須となります。
ここれでは、海外送金用のWiseと銀行口座として保有するRevolutをご紹介しておきます。私の場合、
- Wise:海外送金(日本→イギリスまたはイギリス→日本)
- Revolut:イギリス到着後の当座の支払口座、イギリス国外でのカード払い
という用途でそれぞれのサービスを利用しています。
Wise
Wise(旧称:TransferWise)は、低コストで簡単に海外送金を行うことができるサービスです。メガバンクなどの銀行を介した国際送金は手数料が高く、時間がかかることが多いですが、Wiseでは低い手数料とスピーディな送金の両面を実現しています。
Wiseの主な特徴は、リアルタイムの為替レートを提供することが大きいです。通常の銀行や他の送金サービスでは、為替レートに上乗せした手数料が適用されることが多いですが、Wiseはマーケットの中間レート(TTM)に基づいて取引を行うため、使用されるレートがわかりやすく、かつ手数料が安いです。送金前に手数料や送金先口座に入金される金額を確認できるため、コスト面での不安が軽減されます。
Wiseのもう一つの大きな利点は、送金が速いことです。従来の銀行を使った送金では数日かかることが一般的ですが、Wiseを使えば、多くの国への送金が数時間から1日以内で完了することが多いです。送金先がWiseアカウントの場合、送金が瞬時に完了することもあるようです。
また、Wiseは「マルチカレンシーアカウント」を提供しており、世界中の40以上の通貨でアカウントを保持することができます。これにより、異なる通貨での送金・入金をすることができ、為替リスクを軽減することができます。イギリスに駐在していると大陸側の各国に出張や旅行で行くことも多いですので、いろいろな通貨のアカウントを持つことができるのは非常に便利です。
もし複数の通貨のアカウントを持っていない場合、例えばスウェーデン・クローネをイギリス発行のデビットカードやクレジットカードで支払うしかありませんが、この場合2~3%の法外な手数料を取られてしまいます。手数料負担は可能な限り避けるべきですので、Wiseの利用をオススメします。
Wiseの利用は非常に簡単で、ウェブサイトやアプリから手続きが行えます。送金元と送金先の通貨を選択し、送金金額を入力するだけで、すぐに為替レートや手数料が表示されます。シンプルで直感的な操作ができるため、初めて海外送金を行うユーザーでも迷わずに手続きが完了できます。
こちらのボタンからWiseの申込みをおこなうと75,000円までの送金時の手数料が無料になるクーポンを入手できます。Wiseを使う場合、一度は試しで送金してみることになると思いますので、ぜひクーポンを利用してみてください。
Revolut
Revolutは、イギリス発のデジタルバンキングサービスで、複数の通貨を簡単に管理・交換できることが特徴です。Revolutのサービスはわかりやすく使いやすいモバイルアプリを通じて提供されており、従来の銀行サービスよりも手軽に、そして迅速に口座開設や資産管理が可能です。
Revolutの最大の強みは、複数の通貨アカウントを一つのアプリ内で管理できることです。100以上の通貨をサポートしており、必要に応じて瞬時に異なる通貨に交換することができます。これによって、イギリス国外の出張や旅行時にスマホ1つで通過の交換ができますので、各国を移動するような場合でも国を移るたびに現地通貨に両替して決済するといったことも可能です。
Revolutのデビットカード決済では条件(平日のみ、限度額あり)はあるものの、別の通貨の支払いをしても手数料がかからず、決済時のレートで元の通貨で決済されるのも便利な点です。
Revolutはまた、国際送金においても優れた性能を発揮します。Wiseと同様に、Revolutもリアルタイムの為替レートを提供しており、送金手数料を抑えることが可能です。無料アカウントの場合、送金の際に一定の手数料が発生することがありますが、有料プランではその手数料が免除されるケースもあります。海外送金に関してはWiseの方が優れているかもしれません。
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ワクチン接種
必要なワクチン接種が完了しているか確認しましょう。イギリスでは大人が必要な予防接種は特にありませんが、子どもについては定期的な予防接種が推奨されており、必要な予防接種は済ませておきましょう。
外務省のWebサイトではイギリスの小児定期予防接種の種類とタイミングが記載されています。
運転免許証の更新、国際免許証の取得
遠いイギリスの地に一度赴任してしまうと、なかなか日本に帰れる機会もないはずです。数年イギリスに駐在している間に日本の運転免許証が失効してしまった、といった事態も考えられるため、まずは日本の運転免許証の更新期限が迫っていないかを確認して、必要ならば更新してしまいましょう。
また、イギリスと日本はジュネーブ条約を締結しているため、お互いの国で相手国の運転免許証が入国から1年間は有効です。この有効というのは、日本で発行することの可能な国際運転免許証の有無にかかわらず有効ですので、国際免許証はイギリスで車を運転するためには取得の必要がありません。ただし、イギリス国内でレンタカーを借りる場合や、イギリスを出て他のヨーロッパ地域に車で行くような場合は国際運転免許証が必要になるケースもありますので、留意してください。
最もいいのは赴任後に日本の運転免許証をイギリスの運転免許証に切り替えてしまうこととなります。この手続きはこちらの記事で解説しています。
まとめ
以上、イギリス赴任時に準備すべきことについて解説しました。今回の記事のまとめです。
- イギリスへの赴任はラッキー!
ー公用語が英語なため生活するのが楽
ー治安が良く災害が少ない(周辺の国と比べて)
ー社会インフラが整っている(周辺の国と比べて)
ー誰でも知っている大国への駐在は羨ましがられる
ー右ハンドルで車の運転が楽 - イギリス赴任で困ることもある
ー公用語が英語なので楽だと思われる
ー生活コストが高くお金が貯まらない
ー夏が短いのに加え、暗く湿った冬が長い - イギリス駐在が決まったらやっておくべきこと
ービザの取得
→2025年1月からeVisaに切り替わるので注意!
ー住居探し
→Rightmoveなどのサイトでできるだけ物件を見る目を養っておく
ー日本から持っていく物品購入
→イギリスで購入できないものも多いため、事前に準備する。最適なのは
自分で飛行機で持ち込むこと
ー日本の携帯電話契約の判断
→楽天モバイルが電話番号維持のコスト・いざという時の海外利用の両面でオススメ!
ー銀行口座・送金口座の開設
→Wise・Revolutはどちらも持っておいて損なし
ーワクチン接種
→子どものワクチン接種は事前に準備
ー運転免許証の更新、国際免許証の取得
→免許が失効しないように更新しておく、国際免許証は基本的に不要
ありがとうございました。