どうも、ロンドン駐在員のぷーたです。
今回の記事は、次のような方のお悩みを解決するために書いています。
- 日本ではモッピーやちょびリッチのようなポイントサイトを使っていたけど、イギリスにはそういうものはないの?
- イギリスのキャッシュバックサイトの使い方を教えてほしい!
- キャッシュバックサイトQuidcoで使えるサービスは?
イギリスのポイントサイト事情
イギリスでは、日本におけるモッピーやハピタスようなポイントサイトという呼び方ではなく、より直接的なキャッシュバックサイトという呼び方が使われています。
【ポイントサイトとは】
成功報酬型広告(アフィリエイト)を中心に広告代理業を行うWebサイトのことです。お小遣いサイトとも呼ばれることもありますね。
Webサイト経由でサービス、商品を購入すると、内容に応じたポイントが受け取れます。ポイントは、他のポイントサイトのポイントやマイルなど、様々な特典に交換することができます。
イギリスにおけるキャッシュバックサイトとして有名なのは、
の2つです。
日本におけるポイントサイトと同様、登録して商品やサービスをキャッシュバイクサイト経由で購入すると、その内容に応じてキャッシュバック、つまり返金が受けられます。
キャッシュバックサイトの登録はもちろん無料で、利用すればお金が戻ってくる、つまりその商品やサービスの購入代金が安くなるわけですから、利用したほうがいいですよね。
キャッシュバイクサイトの仕組み
キャッシュバックサイトって怪しくない・・?という疑問を持たれる方もいるかも知れません。
日本におけるポイントサイトもそうですが、商品やサービスを販売したいお店や会社が、TVや新聞などにお金を払って広告を載せて販売促進活動をする代わりに、キャッシュバックサイトにお金を払って、利用してもらうための広告活動をやっているんですね。
キャッシュバックサイトは広告料をもらって運営しているので、商品を売るための宣伝をします。キャッシュバックサイトには、キャッシュバックをもらえるから、という理由でその商品、サービスを選択する人も一定割合いて、そうした人にとってはキャッシュバックサイトにあるから買う、という関係が成り立ちます。
そして、キャッシュバックサイトで購入したものがいいものであれば、口コミやSNSなどでその情報が広がることも期待でき、売る側も買う側も、キャッシュバックサイトも儲かる、というみんなが幸せな状態になります。
つまり、キャッシュバックサイトは、より多くの人にその商品やサービスを知ってほしい、というお店や会社が払ったお金で運営されていますので、遠慮せずにどんどん利用しちゃいましょう。
Quidcoでキャッシュバックを受ける方法を紹介
この記事ではQuidcoについて紹介します。2005年に創業した企業で、Quidcoという名前の由来は、Quid(イギリスポンドのスラング表記)から来ています。まさにキャッシュバックサイトにふさわしい名前ですね。
筆者のキャッシュバック履歴
キャッシュバックって言うけど、面倒くさそうだし、そんなに意味ないんでしょ…?と思われる方も多いと思います。そこでイギリスで4年以上生活してきた私のトータルキャッシュバック額をご紹介します。
いくら位キャッシュバックを得られていると思いますか?なんと、私の4年4ヶ月のイギリス生活でのQuidcoでのキャッシュバック額は、1126.36ポンド(1ポンド=198円換算で22万3千円)にもなります。
1ヶ月当たりで換算すると4,300円程度ですので、そこまで大きくないという考え方もできますが、キャッシュバックサイトの場合使っても使わなくても元々のサービスの費用が変わるわけではありませんので(例外はありますが)、少しの手間で毎月4,000円程度のお小遣い稼ぎができるのであれば、利用しない手はないと思います。
続いて、どんなキャッシュバックを私が受けていたのかをご紹介します。
キャッシュバックの大半は旅行と通信費
カテゴリー別にも見てみます。旅行にかなりの金額を使っていますので、そこから得られるキャシュバックが大きいです。ですが、通信費のキャッシュバックも見逃せません。VPNサービスや携帯電話のSIM、インターネット回線など常に乗り換えていますのでそのたびにポイントを拾っていけます。
プロバイダーを乗り換えることは、ほぼすべてが釣った魚にはエサをやらないタイプのイギリスのネット・携帯電話プロバイダーの値上げ対策に役立ちます。最初は比較的安値で契約できるのですが、1回目の契約更新で月額10ポンドとか、平気で値上げしてきますので、乗り換えることは値上げ防止+キャッシュバックで一挙両得になります。
3番目に金額の多いブックメーカーですが、これはブックメーカーにもよりますが15ポンドデポジットをすると15ポンド分のキャッシュバックが得られるような場合があります。1回は何らかの形でブックメーカーを利用する必要がありますが、例えば競馬などで全部の馬に賭けていくらかの払い戻しを受けて、それをすぐに銀行送金してしまえば支払った金額よりも貰える金額が多くなります。
もちろんこれは1回しか使えませんが、ブックメーカーを使う機会があまりないのであればこんな使い方もありだと思います。
通販とあるのはebayになります。Amazonでもキャッシュバックがあるのですが、KindleやEchoなどのAmazonデバイスの購入限定のため残念ながら得られていません。
医療はコロナの時期に帰国する際の検査費用で、ボーナスはQuidco独自のキャンペーンによるものです。
Quidcoの登録方法を解説
Quidcoの使い方はとてもシンプルで、QuidcoのWebサイトを通して商品、サービスの購入をするだけです。これから実際に見て行きましょう。
アカウント登録
まずはアカウント登録をします。
現在、Quidcoでは下記のボタンからアカウント登録をして5ポンド以上のキャッシュバックを得ると、15ポンドがキャッシュバックされるキャンペーンをおこなっています。もしよろしければお試しください。
手順はシンプルで、上のボタンを押して飛んだ先のページにメールアドレス、パスワード、チェックボックスにチェックを入れて、「Join now for FREE」を押します。
AppleやFacebook、Paypalアカウントでも登録可能になりました。
これだけで登録完了です。メールアドレスで登録する場合は、登録メールアドレス宛に送られた認証コードを入力すると登録完了で、キャッシュバックの利用が開始できます。
キャッシュバックを受けられる商品、サービスを探す
Quidcoで受けられるキャッシュバックのジャンルですが、たくさんあります。キャッシュバックを受けられるサービスを探す方法は2通りです。
- 欲しい商品、サービスが決まっている時・・①検索窓にキーワードを入力する
- 漠然と見たい商品、サービスがある・・②Categoriesから選択する
実際にキャッシュバックを受ける手続き
ここではブロードバンドのプランを選んでみましょう。
Categories → Telecoms → Broadbandと選択します。
ブロードバンドのオファーが並んで出てきます。最初に出てきたBTを見てみましょう。
£100のクーポンと£185のキャッシュバックが受けられる!お得!と思ってしまいそうですが、注意してください。これはTV視聴サービスや携帯電話もついたコミコミプランです。キャッシュバックにつられて余計なものまで契約しないよう気をつけてください。
下の方に、ブロードバンドのみのプランがありました。ここではBT Ultrafast Broadbandを選んでみます。
ページが遷移する画面が表示されます。ここでトラッキングといって、QuidcoのサイトからBTのサイトへ移動していることを記録しています。この記録がきちんとされていないとキャッシュバックを受けられませんので、しばらく待ってください。BTのホームページが表示されました。ここからブロードバンドプランを申し込めば、キャッシュバックを受けることができます。
キャッシュバックの条件を確認
なお、キャッシュバックには細かな条件がつけられている場合があります。例えば、今見たBTブロードバンドですと、以下のような条件がありました。
基本的には、すでにBTと契約しているとか、契約してキャンセルしたらキャッシュバックは無効、という常識的な内容ですが、以下のように契約期間で制限をしている場合もあります。このケースだと12ヶ月契約ではダメということですね。
Quidcoでオススメのキャッシュバックサービス、商品
私が見た中で、Quidcoでオススメのキャッシュバックサービスを紹介します。
ブロードバンド契約
新型コロナウイルスの影響もあり、テレワークが普及しているイギリスでの海外駐在ではブロードバンドは必須です。Quidcoを利用すれば多額のキャッシュバックを受けることができるため、是非Quidco経由で契約しましょう。
携帯電話(SIM only)契約
携帯電話の契約もQuidco経由が安くて便利です。公式サイトで申し込むよりも安いオファーもありますので、要チェックです。
SIM only契約についてはこちらの記事でも紹介しています。公式サイトより月額利用料が安く、かつキャッシュバック付きのプランで、公式サイトで直接申し込むのは損、と言えます。
ホテル予約
ホテル予約も代表的なキャッシュバックでお得になるサービスです。見てください。Hotels.com、Travelodge、Expediaのいずれも10%のキャッシュバックを提供しています。
もちろんキャッシュバックを含めても公式が最安値、というパターンもありますが、チェックして見る価値は十分にあります。
フライト予約
ホテルと来れば、フライトですね。フライトの予約でもキャシュバックを受けることができます。旅行で得られるキャッシュバックもかなり大きいですね。旅行で得られたキャッシュバックを次の旅行に使う、ポイント活動の基本ですが、嬉しいですよね。
その他
その他にも、以下のようなネットショッピングでもQuidcoのキャシュバックを受けることができます。一点注意が必要なのがAmazonで、Amazonの場合はAmazonの販売するFire HDやEchoなど、Amazon製品しかキャッシュバック対象にはなりません。
- Amazon
- Argos
- B&Q
- eBay
- H&M
- M&S
- Uber Eats
この他にも、銀行口座やローン、保険に不動産、ガスや電気の契約など、Quidcoには何でもあるように見えてしまいます。
ただし、キャッシュバックが高額なものは条件も複雑だったり厳しかったりしますので、よく条件を確認する必要があります。
Quidcoで得たキャッシュバックを引き出す方法
Quidcoはキャッシュバックを受けるのも簡単ですが、払い出すのも簡単です。
金額表示が3つ出ていますが、左2つの意味がそれぞれ以下のようになっています。
- Available Balance:引き出し可能残高
- Tracked:未確定残高(払い出し対象外)
Trackedの方は、サービス利用は確認できているものの、確定がされていない状態のため払い出すことはできず、Available Balanceのみ払い出すことができます。
Quidcoが素晴らしいと思う点は、£1からでも引き出しができる点です。PayPalやBank Transfer(銀行振込)の場合は現金をもらうのとほとんど変わりませんよね。
また、Amazon.co.ukであれば1%(下記はプレミアムアカウントのため2%表示)のpayout bonus(上乗せボーナス)がもらえます。
他にもこのpayout bonusがもらえるポイントはたくさんありますので、よく使うサービスがあればポイントでキャシュバックを引き出したほうがお得になります。
Quidcoでオススメのキャッシュバック引き出し方法
筆者のキャッシュバック利用履歴
まずはイギリスで4年4ヶ月生活した私がどのようにキャッシュバックを引き出したかについて解説します。
Halford
最初にキャッシュバックを受けたのはHalfordsです。日本で言うオートバックスですね。MOT&サービスを受けるためにキャッシュバックを受け取りました。このときは7%のボーナスがつきました。車や旅行など目的が決まっている場合、ボーナス率の高いサービスでキャッシュバックを受け取るほうがオトクなのですが、Halfordsの場合は申込みから受領まで5日間かかりましたので、余裕を持って申請をする必要があります。
ASDA
ポイ活好きなはみんな大好きASDAです!毎日の生活に利用できるギフトカードで受け取りました。4%のボーナスがつきました。貯めたポイントは日常生活で消費するのが一番やりやすい方法かと思います。せっかく貯めたポイントも、使うために不要なサービスを利用するのでは、もったいないですよね。
ここからは私がこれはいい、と思っているキャッシュバックの引き出し方法をいくつか紹介します。
銀行振込
基本中の基本ですね。銀行振込だとボーナスポイントはつきませんが、重要なのは、帰国時などすぐに換金したいときに換金できるという安心感です。この安心感を与えてくれるのがQuidcoを利用する1つの理由ですね。
Amazonポイント
Amazonポイントは使い道が多くあるため、オススメの交換先の1つです。しかもボーナスポイントが1%(プレミアムならば2%)つく点で銀行振込よりもお得です。
スーパーの商品券
スーパーの商品券も日常の買い物などで用途が広いという点でオススメです。Amazonポイントよりもボーナスポイントが多いのもメリットですね。私は上記のとおりASDAでキャッシュバックを受け取りました。
Hotels.com
Hotels.comはキャッシュバックレートが10%に加え、キャッシュバックを引き出す際にもボーナスを加えることができます。もちろん、もっと安い予約サイトがあればそちらのほうで予約したほうがよく、条件次第とは言えますが、私も使える可能性がないか、よく探してしまいます。
プレミアムアカウントの利用判断
先ほどからプレミアムアカウントという言葉が出てきますが、このプレミアムアカウントについて説明します。プレミアムアカウントが通常のアカウントに比べて受けられる恩恵は以下のとおりです。
※登録時には何も設定しなくてもプレミアムアカウントで登録されています。
プレミアムアカウントというだけあって、当然ですが利用料がかかります。
- 利用料は£1/月
- ただし、一度もキャッシュバックを受けない月は利用料がかからない
- プレミアムアカウントを利用する(アップグレード)かしない(ダウングレード)かの登録は毎月自由に変えられる
この利用料£1/月をどう考えるかが難しいところですね。
キャッシュバック払い出しで考えれば、ある程度まとまって払い出すでしょうから、£100を払い出して1%以上のボーナスレートがつくのであれば、元が取れることになります。
一方で、キャッシュバックを受ける方ではどうかというと、下のようにPremiumと書いてあるところが10%までのアップを受けられるようですが・・あまり多くありません。
正直、ボーナスが大きい買い物をするのであれば、プレミアムアカウントを使用する価値はありそうですが、そうでないときはダウングレードしたままでもいいかもしれません。
ちなみに私は面倒なのでそのままプレミアムアカウントにしています。今までで32ポンドの手数料を取られています。高いか安いかは微妙なところです。
まとめ
以上、Quidcoについて説明しました。
Quidcoはイギリスで生活するならば絶対に利用すべきキャッシュバックサイト
ということが言えると思います。Googleで検索すると出てくるのですが、Quidcoの利用者は、毎年平均280ポンドのキャッシュバックを受けているそうです。これは使わない手はありませんね。ちなみに私の4年4ヶ月のキャッシュバック履歴では260ポンドでした。あれ、平均に負けてる…?私も結構積極的に使っているつもりだったのですが、平均的なイギリス人には負けているということですね。まだまだがんばります。
- キャッシュバックを受けるオススメのサービス
・ブロードバンド契約
・携帯電話(SIM only)契約
・ホテル予約
・フライト予約 - キャッシュバックを引き出すオススメのサービス
・銀行振込
・Amazonポイント
・スーパーの商品券
・Hotels.com - プレミアムアカウント
キャッシュバックを受けた月は£1の利用料がかかるため、とりあえずダウングレードしておいて、キャッシュバックを大きく受ける月にアップグレードする対応で良さそう
以上です。Quidcoをうまく活用して、物価の高いイギリスの生活をうまく過ごしていきましょう。
ありがとうございました。