どうも、ロンドン駐在員のぷーたです。
今回の記事は、次のような方のお悩みを解決するために書いています。
- イギリス駐在が決まって車を買う必要があるんだけど、買うにはどんな方法があるの?
- イギリスで中古車を買うときのお得な買い方を知りたい!
- イギリスの自動車の購入で気をつけることは?
イギリスにおける海外駐在員の自動車事情
カンパニーカーと自動車手当
イギリスに海外駐在する場合、基本的に自動車が必要になります。ロンドン近郊に住み、勤務地も電車で行ける、という場合であっても、おそらく会社が自動車の利用を認めてくれるのではないでしょうか。
この自動車の利用に関しては、誰が所有するかで制度が分かれます。
- カンパニーカー(社有車)制度:会社が自動車を購入(またはリース)して、社員に貸与する
- 自動車手当制度:会社は毎月社員に対して給料の上乗せとして自動車手当を支払い、社員は自分のお金で自動車を購入する。
と思いますよね。なぜ、このような制度に分かれるのかというと、税金の負担があるからです。具体例を含め、こちらのWebサイト参考に解説します。
カンパニーカーと自動車手当の税金
まず、前提として、会社が負担する自動車に関するコストは同じと考えます。
今回対象とする自動車はこちらのBMW 3 Seriesです。少し高級な部類の車ですね。
あくまで会社側の自動車に関する費用負担は同じと考えます。つまり、
自動車のリース料 = 自動車手当 + 会社が負担する保険料など諸費用
と考えます。BMW 3 Seriesの価格は£30,000とします。自動車手当はどんな車を買うか、ではなく社員の役職などで決まっているでしょうから、ここでは£600/月の手当がでていると想定します。つまり、50ヶ月分の手当で自動車を購入できるわけですね。なお、ここでは計算が面倒になるため、金利については考えないことにします。
このとき、カンパニーカーであっても、自動車手当であっても、会社は他に負担しなければならない費用があります。それは、社員に対する自動車の供与というベネフィットに対する税金(所得税)です。
これはHMRCのホームページでTax on company benefitsとして説明されています。会社が駐在員に対して供与する住宅や自動車は給料そのものではないが、ベネフィットであるため、これに対しても課税するよ、ということです。
この課税される金額について、カンパニーカーと自動車手当では以下の違いがあります。
- カンパニーカー:P11D(自動車の価値算出フォーム) ✕ CO2排出量に応じた乗率
- 自動車手当:自動車手当そのもの
P11Dの計算は非常に複雑ですのでここでは省略し、£30,000を使用します。また、この例で出ているBMW 3 SeriesのCO2排出量に応じた乗率は25%とします。つまり、
£30,000 ✕ 25% = £7,500
がカンパニーカーの1年当たりの課税対象額となります。
一方、自動車手当は先ほど£600/月としましたので、
£600 ✕ 12ヶ月 = £7,200
となります。
あくまでこの例では、ということになりますが、カンパニーカーよりも自動車手当の方が課税される金額が小さいということになります。イギリスでは、個人所得税は、以下の税率を使用して計算します。
範囲 | 課税所得 | 所得税率 |
---|---|---|
Personal Allowance | Up to £12,570 | 0% |
Basic rate | £12,571 to £50,270 | 20% |
Higher rate | £50,271 to £150,000 | 40% |
Additional rate | over £150,000 | 45% |
駐在員の方だと、40%や45%が課税されるケースがほとんどです。45%が適用されるとすると、カンパニーカーであれば£3,375、自動車手当であれば£3,240を会社が負担する所得税となります。
私は、この会社負担の所得税を下げたいという観点から、自動車手当を選択している企業が多いのではないか、と推測します。もちろんこの計算は、P11Dの計算の複雑さやリース料の負担金額、自動車手当をもらって社員が自動車をローンで購入する場合の想定金利等、様々な想定で比較する必要があり、一概にどちらが会社にとってお得かはケースバイケースです。
前置きが長くなりましたが、ここからはぷーたの勤める会社で採用されている自動車手当で個人が自動車を購入する場合について説明します。なお、イギリスで海外駐在員が自動車を購入する場合、新車ではなく中古車を購入することがほとんどですから、この記事では中古車の購入に絞って説明しています。
イギリスで中古車を購入する方法は大きく分けて3つ
イギリスで中古車をの購入する方法は、大きく分けて以下の3つです。
- 日系のディーラーで購入する
- ローカルのディーラーで購入する
- 個人間売買で購入する
それぞれについて解説します。
日系のディーラーで購入する
まずは日系のディーラーでの購入です。メリットとデメリットはそれぞれ以下のとおりです。
メリット:
・日本語で売買が可能
・日本人との長い取引実績があり、信頼できる可能性が高い
・オートマ車が多い
デメリット:
・ローカルディーラーよりも価格が高い
・在庫が少なく、希望の車がないこともある
イギリスで自動車を購入するときに困るのが、マニュアル車の存在です。私はマニュアル車の運転も好きなのですが、普段使いで、しかも家族を乗せることを考えるとオートマの方が便利なことが多いです。
イギリスの中古車市場では、マニュアル車の方がオートマ車よりも多く、一見いい車だと思って買おうとしたらマニュアル車だった、ということがよくあります。
日系ディーラーだと、大部分の取り扱い車がオートマですから、その点は安心です。
まとめると、価格や車種の選択については少し我慢をしても、日本語で安心して取引したいという方は、日系ディーラーを利用するのがオススメということになります。
ここでは広告などでも見かけることの多い日系ディーラーを4つ紹介します。
テムズカー(Thames Cars)
テムズカーは1980年創業という歴史のある日系カーディーラーです。「ほとんどの車は前のオーナーが日本人」「イギリス人向け現地価格で販売」ということを売りにしています。
ストックリストが若干頼りないところはありますが、安心して購入できるディーラーの1つです。
テムズカーの基本情報
Webサイト | www.thamescars.f9.co.uk |
住所 | Stonard Road, Palmers Green, London N13 4DP |
電話番号 | 0759 5412 215 |
営業時間 | 月-土 9:00-18:00 日曜・祝日も営業(要予約) |
JEM(ジェム)
JEMグループは1973年創業で、自動車ディーラー事業は1979年に開始しています。イギリスの日系ディーラーのパイオニアであり、日本人からの信頼はもちろん、ローカルの顧客からも評価される内容のサービス、価格を提供しています。
日系ディーラーでは唯一イギリスの車検制度であるMOT(Ministry of Transport)の有資格工場の認定を受けており、自社で車検が可能です。
JEMではJALファミリークラブ会員限定で、自動車の購入・売却時に1,500マイルがたまるという特典もあります(詳細はこちら)。
JEMの基本情報
Webサイト | www.jemuk.co.uk |
住所 | Hyde Estate Rd, London NW9 6JX |
電話番号 | 0845 066 1000 |
営業時間 | 月-金 9:00-18:00 土 10:00-17:00 日 11:00-17:00(セールスのみ) |
B-REV(ビー・レブ)
B-REVは「高品質な車を適正価格で販売する」がモットーの日系カーディーラーです。常時30台のオートマ車をストックしており、購入後のアフターケアも好評とのことです。最寄り駅への送迎サービスもあります。
Webサイト | www.b-rev.com |
住所 | Home Farm, Aldenham Rd, Elstree, Herts. WD6 3AZ |
電話番号 | 020 8236 0800 |
営業時間 | 月-金 9:00-18:00 土 10:00-16:00 日・祭日 要予約 |
Jemca Group(豊田通商オートモービル)
厳密には日系ディーラーといえないかもしれませんが、JEMCA GROUPは、英国トヨタ・英国レクサスの正規ディーラーです。豊田通商がロンドン近郊にトヨタ・レクサス全8店舗を経営しており、新車/中古車販売・整備・MOT・修理などを現地価格で提供しています。ジャパンデスクでは、日本人スタッフによるきめ細やかなサービスを受けられます。
Webサイト | https://jemca.toyota.co.uk/ |
住所 | The Hyde Edgware Road, London NW9 6BH 他7店舗 |
電話番号 | 020 8457 1044(ジャパンデスク) |
営業時間 | 月-金 9:00-19:00 土 9:00-17:00 日 10:00-16:00 |
ローカルのディーラーで購入する
続いて、ローカルのディーラーでの購入です。メリットとデメリットはそれぞれ以下のとおりです。
メリット:
・在庫が豊富にあり、欲しい在庫のディーラーにアクセスできる
・価格が日系ディーラーよりは安く、価格帯も広い
デメリット:
・日本語が通じないため、ある程度英語ができないと取引がスムーズにできない
・ディーラーの信用度がわかりづらい
・マニュアル車が多い
ローカルのディーラーは、価格や車種をある程度自分で選択して決めたい、かつ、英語での売買はある程度可能、という方にオススメです。ただ、英語に関しては私はそれほど心配ないと思っていて、重要なのは信頼できるディーラーを選択できるか、ということだと思います。
ローカルのディーラーで中古車を探す場合、直接ディーラーに出向いてもいいですが、効率を考えると、先にインターネットで在庫を探してから、ディーラーに行くほうが無駄が少ないです。
ここではAutoTraderというサイトを紹介します。
ちなみにぷーたはこのAutoTraderを利用して、今使っている中古車を購入しました。購入時に研究したノウハウをこれからお伝えします。
AutoTrader UKを使用して候補を選ぶ
イギリスのローカルディーラーでの購入には、AutoTrader UKを使用するのがベストです。その理由は、以下のとおりです。
- 50万台を超える豊富な在庫情報があり、欲しい車種がほぼ確実に見つかる
- 自動車やディーラーの信用情報を確認できる
Auto Trader Groupは、イギリスの自動車求人広告を営む企業で、新品および中古の自動車販売を専門としています。ロンドン証券取引所の上場企業であり、私もヴァンガードで投資信託を購入している、FTSE100インデックスにも含まれています。
ちなみにぷーたはこのAutoTraderを利用して、今使っている中古車を購入しました。購入時に研究したノウハウをこれからお伝えします。
まずは実際に使ってみましょう。AutoTrader UKのWebサイトにアクセスします。
Find your perfect carの部分に検索条件を入れます。ここではToyotaのプリウスを探してみましょう。£20,000以下で探してみます。
ここで重要な検索条件の指定があります。オートマの選択です。
もちろんマニュアル車がいい、という方はいいのですが、オートマ車を希望する場合は、More Optionの部分をクリックして、詳細な検索条件を指定しましょう。
こちらの詳細検索画面で、GearboxをAutomaticにしましょう。ちなみにプリウスはオートマ車しか無いため、選択しなくてもオートマ車しか出てきません。
Searchボタンを押して、検索結果を見てみましょう。
このような形で、検索結果が出てきます。ただ、これでは検索結果が多すぎますね。
最小金額£17,000にして、価格を昇順(Lowest)で並び替えます。
このようにして、自分の候補に近い中古車を絞り込んで選んでいきましょう。ある程度見ていくと相場観も養われ、希望する中古車がどのくらいの価格で購入できそうなのかがわかってきます。
Approved usedとディーラーの評価を重視
ある程度、購入する中古車の候補が絞り込めてきたところで、AutoTraderでの中古車購入時に重視すべき2点を紹介します。それは、Approved usedとディーラーの評価です。
先ほどの絞り込み検索画面を下に見ていくと、以下の中古車が見つかりました。ここでApproved usedの表示と、ディーラーの評価(Max星5つ)が出ています。実際にこの中古車の詳細情報を見てみましょう。
下の方にスクロールすると、Descriptionがあり、その中にToyota approvedの表示があります。
クリックして内容を見てみると、このような表示が出ています。つまりToyotaの技術者が品質を保証していたり、マイレージや事故歴などのチェック、MOTテストのカバー、12ヶ月の保証(5年超の中古車は3ヶ月の保証)といった内容が含まれています。もちろんToyotaだけでなく、他のメーカーの自動車でもこうしたApproved usedが入っているものがあります。このApproved used表示を確認して購入すると、中古車が一定の品質をクリアしていることが証明されるため、ある程度安心して購入することが可能です。
加えて、販売するディーラーの評価が低くない(最低でも星4つ以上)ことが確認できれば、より安心できますね。
AutoTraderを利用する際は、
- Approved usedかどうかのチェック
- ディーラーの信頼度のチェック
をしておくのがオススメで、これをしておけば、保証はできませんが、おそらく大きな問題にはならないと思います。
個人間売買
最後に、個人間で中古車を売買するという方法です。メリットとデメリットは以下のとおりです。ここでは3つの方法を説明します。
メリット:
・仲介手数料やマージンがかからないため安く購入できる
デメリット:
・トラブルがあった際の救済手段が限られる
ぷーたとしてはこの方法はあまりオススメできません。価格の安さは魅力ですが、車の状態をしっかりと確認できるだけの知識がなければ、隠れた欠陥があることを見抜けませんし、トラブルが起きた際に取引相手に責任をとってもらえるかもわかりません。
イギリスでは日本よりも個人間売買が多いようですが、トラブルの際の対応を自分でやる前提で考えた場合、日本人にとってはハードルが高いです。
ただ安いからと言って飛びつくのではなく、相手の身元を確認したり、不具合の際の対応を相手側と合意しておくなど、トラブルが起きることを想定しておくことが重要です。
前任者や知り合いから譲り受ける
まずは、個人間売買で最も可能性が高いと思うのが前任者や知り合いから譲り受けることです。これは、相手の身元もわかっていますし、トラブルが起きたときでも対応できる可能性が高いという意味では、安心感もありますね。
中古車を売るときの手数料+マージンと、中古車を買うときの手数料+マージンで、相当のコストダウンができるはずです。しかも、帰任者が中古車屋に車を売る場合、時間がないため足元を見られてかなりの安値で買い叩かれることが多いと聞いていますので、売り手も書い手も満足の行く取引ができる可能性が高いです。
AutoTraderにも個人間売買情報が載っている
先ほどご紹介したAutoTraderにも、個人間売買の情報が掲載されています。例えばこちらの中古車です。
Private sellerという表記が見られます。この表記がある場合、中古車ディーラーではなく個人から購入することになります。
ぷーたとしては、この方法はハードルが高いと思いますが、当然手数料やマージンなしで売買できるため、安く買うことはできるでしょう。
MixBで中古車売買情報を探す
また、イギリス・ロンドンのコミュニティサイトであるMixBでも中古車情報を探すことが可能です。
カテゴリーを「車・バイク」で絞り込んで検索します。
すると、以下のような情報が表示されます。かなりの量の情報がありますね。
MixBで情報を出している方は、日本人とは限りませんが、日本語が通じる方であることは間違いありませんので、AutoTraderで英語でやり取りをするよりは、わかりやすくていいと思います。
ただ、あくまでも個人間売買ですのでしっかりとした確認やトラブル時の取り決めは必要です。売る側としては、トラブル対応しないという条件で安く売る、というスタンスの方もいるようですので、十分に確認するようにしてください。
イギリスで自動車を購入するときに気をつけること
イギリスで自動車を購入するときに気をつけたいことは、以下の2点です。
- 大きい車で大丈夫か確認
- ULEZ規制をクリアした車を選ぶ(ディーゼル車は避ける)
大きい車で大丈夫か確認
車の運転に絶対の自信がある方であれば、そんな心配はいらないかもしれないのですが、ぷーたは日本にいるときでもカーシェアリングを利用して、自家用車は保有しておらず、それほど車の運転に自信がある方ではありません。
イギリスに来て驚いたのが、道の狭さと駐車場の狭さです。
イギリスという国の歴史と伝統から、すでに建っている家をどけて新しい街を計画する、ということはあまりおこなわれておらず、あるものをあるままにして都市計画をしているため、道はグネグネと迂回し、駐車場を作れないため路上駐車が多く、そのためにタダでさえ狭い道幅が路上駐車でさらに狭くなっています。
これがイギリスの良さなのかもしれませんが、ぷーたにはすみません、理解できません。
普通に道路を走っていても、いきなり狭い道に出くわしたり、路上駐車で狭い車の間に停めなければならなかったり、スーパーの駐車場であっても何故かやたらと狭い道幅、駐車スペースと、車の操作技術を問われることが多いです。
もちろん都市によって変わりますし。ぷーたの住むロンドンではそういう事情が多い、ということもあると思いますが、車を購入する際には、自分の生活圏と自分の運転技術に見合う車を購入することをオススメします。
ULEZ規制をクリアした車を選ぶ(ディーゼル車は避ける)
これはロンドン近郊に住むのであれば特に注意が必要なのですが、ULEZ規制の対象車を選ぶということも重要です。
ULEZとは、Ultra Low Emission Zoneのことで、直訳すると超低排出ゾーンとなります。この概要を見てみましょう。
ULEZ規制の概要とCongestion Chargeとの違い
ULEZ規制の概要は以下のとおりです。
- ULEZ規制はロンドン中心部の大気汚染が法基準を超える汚染度となっており、健康被害への懸念が深まったことで2019年4月8日より導入された
- クリスマス(12月25日)以外の日に一定の排ガス規制基準を満たしていないバイク、車がULEZの中に入った場合、チャージを支払う必要がある
- チャージは3.5トン以下のほとんどのバイクや車であれば£12.5/日、3.5トンを超える車や5トンを超えるバス・コーチは£100/日
ULEZの範囲は、Congestion Charge(渋滞税)の対象と同じとなっています。
違いを確認するために、Congestion Chargeの概要も見てみましょう。
- Congestion Chargeはロンドン中心部の渋滞を減らすために、2003年2月より導入された。
- クリスマス(12月25日)以外の日の7:00=22:00の間に対象エリアに車で入ると£15/日のチャージが課せられる
大気汚染と渋滞は密接な関係があり、二重取りとなる印象が避けられませんが、いずれにしても、ロンドンの中心部にULEZ基準を満たしていない車で入ると、£27.5/日を取られる時間帯があるということで、制度をよく理解しておく必要があります。
ULEZ規制のゾーンが2021年10月25日から拡大される
ULEZ規制のゾーンはCongestion Charge対象のゾーンは同じとなっていましたが、2021年10月25日よりULEZ規制ゾーンが拡大されます。
基本的にはA406とA205の内側が対象、と覚えておけばいいと思います。ただ、それよりもULEZ規制をクリアしている車を購入することが重要です。
ULEZゾーンの住民はCongestion Chargeのディスカウント登録をすることが可能で、その場合ULEZの免除を受けられていました。しかし、2021年10月25日のULEZゾーン拡大を受けて、この免除がなくなります。
つまり、ロンドンで住むのならばULEZ規制対象車は持つな、という宣言をしていることになりますね。
ULEZ規制の対象車両
ULEZ規制の基準をクリアする車としては、以下の基準が挙げられます。
- 2005年以降に製造されたガソリン車
- 2015年9月以降に製造されたディーゼル車
- それ以前に製造されていても規定の排ガス基準を満たしている場合はOK
ULEZ規制をクリアしているかどうかは、こちらのTfL(Transport for London、ロンドン交通局)Webサイトで確認できます。
結果はこのように表示されます。
購入前にナンバーはわかりますので、必ず確認しておきましょう。
また、AutoTraderやディーラーのホームページでも、ULEZ規制対象かどうかは確認できます。まぁ、ガソリン車を購入するのであればULEZ規制対象になることは無いと思います。
まとめ
以上、イギリスで中古車を購入する方法について説明しました。まとめると、以下のとおりです。
- イギリスで自動車を購入する方法は、日系ディーラーから購入する、ローカルディーラーから購入する、個人間売買するという方法がある
- 日系ディーラーで購入するのもいいが、AutoTraderで検索してローカルディーラーのApproved Usedから購入する方法もオススメ
- ULEZ規制対象外の車を選ぶことが重要。ディーゼル車は購入しないほうがいい
イギリスやEUではEV、電気自動車への移行を宣言しており今後排ガス規制はより強まることが予想されます。そのため、自動車を購入するときも、この規制について理解しておいたほうがいいと思います。
ありがとうございました。