どうも、ロンドン駐在員のぷーたです。
今回の記事は、次のような方の疑問を解決するために書いています。
- イギリス駐在をしてきたけど、帰任が決まって車を売らなければならなくなった。どうやって売るのが一番いいの?
- イギリスで車を売る方法にはどんなものがあるの?
- 最もお得にイギリスで車を売る方法を教えて!
今回の記事では、イギリスで車を売却する方法について詳しく解説します。イギリス駐在を終えて本帰国する方や、車を買い換える方、車が不要になって手放す方などの参考になれば嬉しいです。
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イギリス駐在員の車の売却はかなり大変
ロンドン駐在生活が6年を超えた私は、多くの駐在員の日本への本帰国を見送ってきました。日本人駐在員のイギリスの駐在生活が終盤に差し掛かると、車を保有している駐在員には「車の売却」という課題が出てきます。
日本ではディーラー下取りや買取店への持ち込みが一般的で、一般的に下取り価格が購入価格に比べてそこまで高くならないことからあまり意識されませんが、イギリスでは選択肢が多く、選択によって売却価格の変動が大きいです。しかも手続きの流れや必要書類が日本と異なるため、初めての売却では戸惑うことも少なくありません。
イギリスでは、車を売却する際には単に現金を受け取るだけでなく、登録情報の移行、保険・税金の手続き、書類の準備など、複数のステップを正しく行う必要があります。特にV5C(車の登録証明書、いわゆるlogbook)の管理は非常に重要で、売却後も未処理だと罰金の対象になったり、後でトラブルになる可能性があります。
また、MOT(車検)の有効期限や整備記録も、売却価格に大きく影響します。つまり、売却準備と手続きをしっかり理解しておくことが、スムーズかつ高額で売るための鍵となるのです。
さらに、日本人駐在員ならではの注意点もあります。英語でのやり取りに不安がある、イギリスでの車の売却契約書作成が初めて、帰国までのタイミングが限られている、といった事情です。これらを踏まえて、駐在員向けに「安全で効率的に車を売る方法」を知っておくことは、帰任準備の中でも優先度の高い項目のひとつです。
イギリスで車を売る方法は4つ
ここからは、イギリスで車を売る方法をそれぞれ説明します。イギリスで車を売却する方法には大きく分けて4つあります。
ディーラーによる下取り
ディーラーに車を持って行って、査定をしてもらい手早く車を売ることができますが、売却価格は低くなりがちです。ロンドンには日系ディーラーもありますので、日本語でのやり取りも可能です。
ディーラーオークション
AutotraderやCarwowといったディーラーオークションサイトで、ディーラーによるオークションに出品します。ディーラーによる下取りに近いのですが、多数のディーラーによるオークション形式で自分の車をマーケットに出すため、手間が少なく、高く売れる可能性もあります。
個人売買
AutotraderやGumtree、Facebook Marketplaceなどを使って直接買い手を見つける方法です。交渉や契約、支払いの管理などを自分で行う必要があり、リスクはありますが、4つの中では最も高く売れる可能性があります。
知人に売る
後任者や知り合いに売るケースです。実際には個人売買と変わりませんが、注意すべきポイントが変わってきますので項目を分けています。個人売買よりは売却価格は安くなりがちですが、比較的安心して取引することが可能です。
これら4つの方法については、実際の手続きを含め、後ほど詳しく説明していきます。
イギリスで車を売る前に準備すること
イギリスでは日本に比べて中古車市場が活発な印象があり、車の売却自体は比較的簡単に進められます。ですが、事前準備をしっかり行うかどうかで売却額や手続きのスムーズさが大きく変わってきます。
駐在員にとっては、日本との違いを理解しつつ、効率的に準備を整えることが高額でスムーズな売却につながります。ここでは、車を売る前に確認・準備しておくべき項目を詳しく解説します。
車の市場価格調査
車を売ると決めたときに限らず、自分の車がどれくらいの価値になるのかはある程度気にしておいた方がいいでしょう。イギリスではRegistration(ナンバープレート)からメーカーや車種、製造年等の情報がオンラインでわかるようになっており、オンラインで簡単に自分の車の市場価格を調べることが可能です。
例えば、こちらのAutoraderのサイトでは、1分もかからずに自分の車の想定売却価格を確認可能です。入力が必要なのはナンバープレートの番号と累計走行距離の2つの情報のみです。
例えば私の車の場合、9,032~10,825ポンドの範囲内という結果が出ました。ちなみに私の乗っている車は6年前に14,000ポンドほどで購入したものですので、かなり高い価値が残っていることになります。
なおAutoraderの評価では、乗り換え(Part exchange)の場合、ディーラーに売る場合、個人売買の場合のそれぞれの価格が記載されています。あくまでも参考でありこの金額で売れる保証があるわけではありませんが、試しに査定価格を見るのはなんの問題もありませんし、お金も一切かかりませんので、是非やってみてください。
V5Cの確認
イギリスで車を売却する際には、V5C(車両登録証明書、通称logbook)という書類が必要になります。車を購入したときに必ず交付されているはずですので、手元にあるか確認しておきましょう。もしない場合には、再交付の手続きが必要となります。
このV5Cは車の所有者の証明であり、車を売却した際にDVLA(Driver and Vehicle Licensing Agency)に対して通知するために必要となる書類です。このV5Cがない場合、売却手続きに余計な手間がかかってしまったり、売却価額が減額されてしまう可能性があるため、注意が必要です。V5Cを紛失した場合、再発行には25ポンドかかりますが、それ以上の損が発生する可能性がありますので、再発行しておくことをおすすめします。
また、自動車購入後にイギリス国内で引っ越しして住所を変更した場合、売却前にV5Cの住所変更手続をしておく必要がありますので、V5C記載の住所が最新のものになっているかも確認しておきましょう。
MOT(車検)の確認
イギリスでは新車登録から3年経過後は、毎年MOTと呼ばれる日本の車検のような検査を受ける義務があります。MOTが有効であることは公道を走れる条件になりますので、買い手にとっては当然となります。期限が切れている場合は、短期的には価格が下がる可能性がありますので注意が必要です。
とはいえ、MOTはあくまでも最低限の基準を満たしていることを証明するに過ぎませんので、次で説明する整備記録も重要になります。
整備記録(Service history)の確認
ディーラーや整備工場で行った点検・修理の記録は、MOTに加えて車のオーナーがしっかりと車をメンテナンスしていることの証明になりますので、売却時に提示できると信頼度が上がり、高額査定に繋がります。
小さな傷や不具合も、整備済みであることを示せればマイナス評価を避けられます。
保険・税金の確認
イギリスでは、車を保有している限り、道路税(Vehicle Excise Duty、通称Road Tax)や保険料を支払う義務があります。車を売却する場合、これらの手続きも忘れず行う必要があります。
- 道路税(Road Tax):売却後に車を廃車手続きや名義変更することで、未使用分の税金が返金されます。返金はDVLA経由で自動的に処理される場合もありますが、確認は必須です。
- 保険の解約・返金:保険会社に連絡して、契約解除や払い戻しの手続きを行います。多くの場合、解約日からの日割り返金が受けられます。
- 未払いの罰金や違反がないか:車に未払いの駐車違反や交通違反が残っていると、売却後に請求が来る可能性があるため事前にチェックしましょう
外観、内装の確認
車の外装や内装が清潔であるかも重要です。洗車や車内清掃、簡単なワックス掛け、車内の整理整頓を行うだけで、査定時の印象が大きく変わります。特に個人売買やオンライン査定では、写真の印象が売却価格に直結します。
売却タイミングの確認
駐在員の場合、帰任日や引っ越し日などのスケジュールに合わせて売却する必要があります。特に、短期間での売却を希望する場合はディーラーでの売却やオンライン査定の利用が便利です。
個人売買は高額になる可能性がある反面、買い手がすぐに見つからない場合もあるため、余裕を持ったスケジュール設定が重要です。
イギリスで車を売る方法①:ディーラー下取り
イギリスで車を売る際に最も手軽な方法のひとつが、ディーラー(新車・中古車販売店)での下取りです。特に駐在員の場合、帰任前や車の買い替え時に利用するケースが多く、売却手続きが簡単で時間を節約できるのが大きなメリットです。
ここでは、ディーラー下取りの特徴、メリット・デメリット、手続きの流れ、駐在員向けの注意点を詳しく解説します。
ディーラー下取りとは
ディーラー下取りは、現在所有している車をディーラーに売却することを指します。今乗っている車を売却して、その代金を新車・中古車購入の支払いに充てるのが一般的かも知れませんね。日本でもよく用いられている売却方法です。
もちろん、売却代金で新車や中古車を購入しなければならないわけではありませんので、日本への帰国前にディーラーに持っていって売ることも可能です。海外駐在員が車を売る方法としては、最もメジャーな方法ではないかと考えます。
イギリスではディーラーでの下取り価格が市場価値よりやや低めに設定されることが多い一方で、手続きが簡単で短期間で売却できる点が魅力です。特に、日本人にとっては、テムズカー、B-REV、JEMといった日系ディーラーもありますので、買取価格は安くなりますが安心して車を売ることができるのは大きいです。
ディーラー下取りのメリット
ディーラー下取りの最大のメリットは、手続きの手軽さとスピードです。
- 手続きが簡単:
査定から売却、名義変更までディーラーが代行してくれるため、DVLAへの通知や書類手続きに悩む必要がありません。 - 新車購入と同時に処理できる:
車を買い替える場合、下取り代金をそのまま新車の支払いに充てられるので、現金を用意する必要がありません。 - 短時間で売却可能:
査定と契約、車両引き渡しが1日で完了するケースもあります。 - 英語が不安でも安心:
ディーラーが全て手続きを代行するため、英語に不慣れな駐在員でも対応が容易です。特に日系ディーラーに車を売る場合は日本で車を売るのとそれほど変わりません。
普段からMOTや整備で利用しているディーラー(日系ディーラーやメーカーのディーラー)であれば、ディーラー側が車の状態を理解しているため、査定がスムーズに進みます。
特に帰任が迫っている駐在員にとって、手続きが簡単で即日対応可能なのは大きな利点です。また、車の引き渡し後にトラブルが発生する可能性も低く、安全に取引できる点も魅力です。
ディーラー下取りのデメリット
一方で、ディーラー下取りにはいくつかのデメリットもあります。
- 価格が市場価値より低くなりがち:
ディーラーはマージン(利益)を確保するため、査定価格は低くなることが一般的です。特に日系のディーラーでは価格が安くなってしまう傾向にあるようです。 - 交渉力が必要で、複数ディーラーの査定を受けるには手間がかかる:
下取り価格はディーラーによって異なります。複数店舗で査定を受け、交渉することで価格を上げられる場合もありますが、時間と労力が必要です。 - 買い替え前提でないと利用が難しい:
買い替えの場合、ディーラー側もある程度高めの査定を出してくれる可能性がありますが、そうではない場合、特に帰任するような場合は足元を見られてしまい不利になる可能性があります。
ディーラーでの下取りの流れ
ディーラーでの下取りは、基本的に次の流れで進みます。
事前予約・査定依頼
ディーラーに連絡し、車両査定の予約を取ります。電話やウェブサイトから簡単に申し込み可能です。日系ディーラーであれば、日本語での連絡も可能です。査定時にはV5C、MOT証明書、整備記録を持参するとスムーズです。
査定
ディーラーの査定士が車両の状態を確認し、査定額を提示します。走行距離や年式、傷や凹みの有無、MOTの有効期限などが考慮されます。必要に応じて交渉も可能です。
契約
査定額に納得できれば、売却契約を締結します。ディーラーがV5Cの名義変更手続きや税金返金の申請を代行してくれるため、売り手は書類作成の負担がほとんどなく、スムーズに手続きが進められます。
車の引き渡し
契約後、車をディーラーに引き渡します。ディーラーが先に車を持って行く形になりますが、契約書を交わしてあれば大丈夫です。通常当日中に銀行振込で車の売買代金が振り込まれます。
新たな車の購入(オプション)
もし下取りと同時に新たな車を購入する場合は、下取り代金は新車の購入費用に充当されます。もちろん新車購入の手続きであるV5Cの名義変更手続きもディーラーがしてくれますので、後日V5Cが自宅に送付されます。
ディーラー下取りをする際のポイント
駐在員がディーラー下取りを利用する場合、次の点に注意するとよりスムーズです。
- 事前に複数ディーラーで査定を受ける:
少し面倒ですが、複数のディーラー(少なくとも2社)で査定額を比較しましょう。相場感がわかりますし、最も高額な下取り価格を引き出せます。 - 書類を準備しておく:V5C、MOT、整備履歴、保険情報などを整理し、すぐに提示できる状態にしておくと手続きが早くなります。
- 時間に余裕を持つ:帰任直前に焦って下取りすると価格交渉が不十分になりやすいため、少なくとも1〜2週間前には査定を予約しましょう。
- 英語に不安がある場合はサポートを活用:駐在員向けに日本語対応しているディーラーもあります。必要であれば、紹介やレビューをチェックしておくと安心です。
イギリスで車を売る方法②:ディーラーオークション

イギリスで車を売る方法として、近年特に人気を集めているのがディーラーオークションです。AutoraderやCarwowといったサービスを利用すれば、自宅にいながらオンラインのディーラーオークションに参加でき、数日で買い手のディーラーが現れるため、売却までの手続きも比較的簡単に進められます。
駐在員にとっては、帰任スケジュールに合わせやすく、英語に不慣れでも利用しやすい点が大きな魅力です。ここでは、ディーラーオークションの仕組み、メリット・デメリット、手続きの流れ、駐在員向けのポイントを詳しく解説します。
ディーラーオークションとは
ディーラーオークションは、ウェブサイトやアプリ上で車両情報を入力すると、査定額を自動的に計算して提示してくれるサービスです。査定後は出張査定(Pick-up)を依頼して引き渡すだけで、現金または銀行振込での受け取りが可能です。
代表的なディーラーオークションサイトは下記のとおりです。
これらのWebサイトでは、車両情報(年式、走行距離、車種、状態)を入力して車の写真や必要書類をアップロードするだけでするだけでオークションに参加できます。もちろんオークション落札後でも取引を中止することもできますし、複数のサイトでオークションにかけることも問題ありません。
ディーラーオークションのメリット
ディーラーオークションを利用する最大のメリットは、利便性とスピードです。駐在員に特にメリットが大きい点を整理すると次の通りです。
- 自宅から簡単に査定可能:
車を持ち込まずにオンラインでオークションが可能です。待っているだけで買い手が決まるので、忙しい帰任前でも利用が容易です。 - 複数サービスで比較できる:
AutoraderとCarwowなど複数のオークションに出して最高額を出したディーラーに売却することが可能です。 - 即日銀行振込での支払い:
入札したディーラーが自宅まで来て査定しますので、車を持っていく必要はなく、その場で契約を結び、即日銀行振込で支払いが行われます。帰任前に時間がない駐在員でも安心です。 - 英語が苦手でも比較的簡単:
ディーラーに予約を取って持ち込むよりは、Webサイトやスマートフォンアプリでオークション出品、ディーラーとのやり取りが可能なため、電話や口頭のやり取り、交渉が少なく済みます。 - 短期間で完結:オークションは通常2日程度で完結し、査定から入金は1日で終りますので、急な帰任スケジュールにも対応可能です。
特に帰任前に短期間で車を売却したい駐在員にとって、オンライン査定サービスは最も効率的な選択肢のひとつと言えます。
ディーラーオークションのデメリット
一方で、ディーラーオークションにはいくつかの注意点もあります。
- オークション結果の金額で売れないことがある:
オークションはあくまでディーラーの購入希望額であり、その価格から査定で値下げされることが起こり得ます。できれば複数のオークションを利用して、複数のディーラーに査定をしてもらった方がいいでしょう。 - 車の状態により価格が変動:
オンラインで入力した情報と実際の車両状態が異なる場合、査定額が下がることがあります。ディーラー側は可能であれば安く購入したいため、小さな傷や整備不足で価格を下げようとしてくる可能性があります。 - 買い手が選べない:
オンラインオークションで最高額を提示した業者が買い手となるため、相手の評判を見て、評判の良い相手に売るといった判断はできません。
オンラインオークションの流れ
オンラインオークションを使った車売却は、基本的に次の流れで進みます。
オンラインオークションサイトに車両情報を入力
車種、年式、走行距離、MOTの有効期限、修理履歴などをオンラインで入力していきます。その後、写真のアップロードを求められますので、できる限り多くの写真をアップロードしておきます。そうすることで、実際の査定時の減額を防げる可能性が高まります。
オークション結果の受領
オークションは通常48時間程度で完了します。最高額を入札したディーラーが発表され、ここからはオークションサイトではなく、ディーラーとのやり取りになります。
ディーラーとやり取りして査定&引取予約
オンラインオークションでは、基本的にディーラーが自宅まで車を査定に来て、満足の行く価格であればそのまま契約、引取、支払いがおこなわれます。帰任スケジュールに合わせた訪問予定の調整が可能です。
最終査定と契約
ディーラーの担当者が自宅まで来て実車を確認します。ここで写真ではわからなかった傷やへこみなどで減額の査定になる可能性があります。この時点で、金額に満足できなければ売却しないことも可能です。
最終的な査定額が確定したら契約書(オンラインでの契約が多いです)にサインして、ディーラーに車を引き取ってもらいます。この際に、V5Cも手渡します。
支払いと名義変更
車の引取後、通常数時間後には銀行口座に売買代金が振り込まれます。V5Cの名義変更やRoad Taxの車両売却通知は、通常ディーラーが代行してくれます。
ディーラーオークションをするときのポイント
イギリス駐在員がオンライン査定サービスを利用する際は、以下の点に注意するとスムーズです。
- 車両情報は正確に入力:
年式、走行距離、車の状態を正確に入力することで、査定額のズレを防げます。 - 写真撮影はなるべく多めに:
外装・内装・エンジンルーム・タイヤ・MOT証明書など、複数角度から撮影すると査定額が高くなることがあります。オークションサイトが最低限この角度は撮影するように、という基準を示していますので確認しておきましょう。 - 複数サイトで比較:
Autorader、Carwow、Motorwayなど複数のオークションサイトを利用して、複数ディーラーからの査定を受けることは禁止されていないため、是非複数サイトを利用しましょう。 - V5CやMOTは必ず用意:書類が揃っていないと査定や契約がスムーズに進まないため、事前に整理しておくことが重要です。
- 引き渡し日時を調整:帰任直前に車を引き渡す場合は、スケジュールを早めに調整することが大事です。ですが所詮イギリスなので予定通りに進まないことを想定して早めの引き渡しをお勧めします。
イギリスで車を売る方法③:個人売買
これまではディーラーに車を売る方法を説明しましたが、今度は個人に対して車を売る方法です。イギリスで車を売る場合、ネット広告を利用した個人売買は最も高額で売れる可能性がある方法です。
なお私の解説では、駐在員が後任者や知人に車を売るケースは「知人に売る場合」として個人売買と分けて考えています。ここで説明する個人売買は、赤の他人に売る場合を指しています。
ディーラー下取りやディーラーオークションの場合、ディーラーが取るマージンが含まれていますので、売却価格はどうしても低くなってしまいます。ですが個人売買であれば売却価格を自分で設定でき、買い手との交渉次第で市場価格以上での取引も可能です。
しかしその分手続きや交渉、トラブル回避の注意点も多く、駐在員にとっては少しハードルが高い場合があります。ここでは、個人売買の特徴、メリット・デメリット、手続きの流れ、駐在員向けのポイントを詳しく解説します。
個人売買とは
ネット広告を出して個人売買するには、自分でポータルサイト上に車の広告(有償と無償の場合あり)を出して、買い手を見つけて直接売却する方法です。イギリスでは以下のようなプラットフォームが主に使われます。
- Autotrader:中古車売買で最も有名なサイト。車両情報を掲載することで、個人やディーラーの買い手を募れます。
- Gumtree:地域別の掲示板型マーケット。直接交渉が可能ですが、詐欺やトラブルのリスクもあるため注意が必要です。
- Facebook Marketplace:SNS連携で広範囲に広告できるため、迅速に買い手を見つけやすいプラットフォームです。
個人売買は、査定額やディーラーの下取り額に縛られず、自分で価格を設定して売却できるのが最大の特徴です。市場価値を調べた上で価格設定することで、高額での売却が可能になります。
個人売買のメリット
個人売買の最大のメリットは売却価格の最大化です。駐在員にとっては、帰任前に少しでも高い価格で車を売却できるのは大きなメリットですよね。
具体的なメリットを挙げると下記のとおりです。
- 価格を自分で設定できる:
ディーラー下取りやディーラーオークション、オンライン査定サービスの提示額に縛られず、市場価格を参考に自由に価格を設定できます。 - 交渉次第で高額売却可能:
買い手と直接交渉することで、想定より高く売れる可能性があります。 - 売却条件を柔軟に設定できる:
支払い方法や引き渡し日、付属品の扱いなど、条件を自分で調整可能です。 - 地域限定で買い手を見つけられる:
Facebook MarketplaceやGumtreeを使えば、駐在先近隣での買い手を探せるため、引き渡しや手続きもスムーズです。
個人売買するデメリット
一方、個人売買にはデメリットやリスクもあるため、注意が必要です。特に駐在員にとって注意すべき点を整理すると次の通りです。
- 手続きは自分で行う必要がある:
V5Cの名義変更やDVLAへの通知、保険や税金の手続きなど、すべて自己責任です。 - 詐欺やトラブルのリスク:
特にGumtreeやFacebook Marketplaceでは、現金詐欺や支払いトラブルが報告されています。現金の持ち合わせ確認や銀行振込確認が必須です。 - 交渉や問い合わせに時間がかかる:
買い手とのメール・電話のやり取り、現車確認の対応、試乗の立ち合いなど、手間がかかります。 - 英語でのやり取りが必要:
契約書作成や条件確認、車両説明など、英語で交渉する能力が求められます。
個人売買の流れ
個人売買で車を売却する場合、一般的な流れは以下のとおりとなります。
価格設定と広告作成
まず、Autoraderなどのサイトで自分の車の市場価値を調べ、いくらくらいで売りたいかの希望価格を決定します。
その後、AutotraderやGumtree、Facebook Marketplaceに写真付きで広告を掲載します。Facebook Marketplaceでは広告を出すのが無料ですが、AutotraderやGumtreeでは掲載料がかかります。
Autoraderの場合は車の評価額によって広告掲載料が変わり、7,000~9,999ポンドの車の広告料はBasic(2週間掲載)の37ポンドからUltimate(期間制限なし、特典付き)の85ポンドまで変動します。
買い手からの問い合わせ対応
個人売買は全ての問い合わせ対応を自分でおこなう必要があります。購入希望者からメールや電話で問い合わせが入りますので、それぞれ対応していきます。
特に見えない部分の車両の状態やMOT、整備履歴などについては広告で掲載しきれない部分ですので、説明は重要となります。
試乗・現車確認
興味を持った買い手から試乗のリクエストが来たら予定を調整して買い手に車を見せ、試乗してもらうことになります。
試乗は安全面(盗まれる、または事故を起こす)を考慮して周囲の目がある公共の場所でおこなうことが推奨されます。
契約書作成と支払い
買い手の購入の意思が確認されたら契約書(Sales Agreement)を作成します。契約は口頭でも可能ですが、後々のトラブルを考慮して、必ず契約書を作成することをおすすめします。
契約書のフォーマットはこちらのサイトなどにサンプルがあります。
なぉ、ディーラーへの売却の場合と異なり、個人売買の場合、支払いは銀行振込で入金を確認してから引き渡します。滅多にないことではありますが、車を引き渡してから買い手がお金を払ってくれない、持ち逃げされる、というケースもあるため注意が必要です。
V5CとDVLAへの通知
ディーラーへの売却ではV5Cをすべて渡してしまって問題ありませんが、個人売買の場合、車を引き渡す際に、V5Cの「New Keeper」欄に記入して買い手に渡す必要があります。
その後、DVLAにオンラインまたは郵送で売却を通知し、名義変更完了を確認します。
保険・税金の手続き
車の売却後は、自動車保険を解約します。残りの期間があれば、返金処理がおこなわれます。また、売却の通知をするとDVLAからRoad Taxのリファンドの通知がありますので、それぞれ銀行口座への入金を確認します。
駐在員が個人売買をする際のポイント
駐在員が個人売買で車を売る場合、次のポイントに注意するとトラブルを避けやすくなります。
- 現金より銀行振込を推奨:
大金を現金で受け取る場合、持ち運びや盗難のリスクがあります。銀行振込を利用する方が安全です。 - 契約書を必ず作成:
口頭だけでの取引はトラブルの元です。Sales Agreementを作成し、双方が署名しておくことが重要です。 - 車両引き渡しは安全な場所で:
公共の駐車場やディーラー駐車場など、安全な場所で行いましょう。 - V5CやMOT、整備記録を揃えておく:
書類を揃えることで信頼性が高まり、高額売却につながります。
イギリスで車を売る方法④:知人に売る

ロンドンにいて割とよく聞くのが駐在員が帰任時に後任者に車を譲渡するケースです。場合によっては友人、知人に車を売る場合もあるでしょう。
これは知らない人に広告を出して車を売る個人売買とは気をつけるべきポイントが異なりますので、別で説明します。
知人に売るメリット
車を知人に売るメリットは下記のとおりです。
- 買い手を広告などで探す必要がない:
知人に車を売る場合、買い手が決まっていますので、Autoraderのようなサイトで広告を出したり、ディーラーに持っていったりする必要がありません。 - 売却がスムーズ:
知り合いとのやり取りになりますので、売却に関する交渉や引き渡しがスムーズに進むことが期待でき、帰任間近の駐在員でも安心です。 - ディーラーに売るよりは高く売れる可能性がある:
知り合いに売ることから個人売買ほどの値段にはなりませんが、ディーラーのマージンがない分、ディーラーに売るよりは高く売れることが期待できます。
- 日本語でのやり取りが可能:多くの場合は日本人の後任者や知人に売ることになるでしょうから、やり取りを日本語で進められて楽です。
知人に売るデメリット
知人に売る場合のデメリットは次のとおりです。
- 手続きは自分で行う必要がある:
V5Cの名義変更やDVLAへの通知、保険や税金の手続きなど、すべて自己責任です。 - トラブル時の人間関係:
知り合いへの売却となることから、車に何らかトラブルがあった場合に対応によっては人間関係が悪化するリスクがあります。
- 売却価格は個人売買よりは安め:
知人ある関係上、売却価格は知らない人に売るよりは安めになる傾向にあります。
知人に売る場合の流れ
知人に車を売る場合の流れは、広告を出して問い合わせ対応する部分をスキップできる以外は、基本的には個人売買と変わりません。
試乗・現車確認・価格の合意
知人に車を売る場合でも、現物の車の確認や試乗はしてもらっておきましょう。後々のトラブル回避のためです。この時に車の調子の悪い部分や、問題点を伝えておくことをおすすめします。
車の確認が終わり、価格の合意ができれば契約に進みます。
契約書作成と支払い
知人との売買であっても、契約書(Sales Agreement)を作成しておきましょう。この契約書を使って訴える、ということはないでしょうが、書面があると無いとでは後々のトラブル対応が変わりますので、必ず契約書を作成することをおすすめします。
契約書のフォーマットはこちらのサイトなどにサンプルがあります。
個人売買と異なり、車の持ち逃げの可能性は非常に少ないと思いますが、支払いは銀行振込で、入金を確認してから引き渡します。
ある程度多額の取引になりますので、念を入れておきましょう。
V5CとDVLAへの通知
知人に車を売る場合、個人売買同様車を引き渡す際に、V5Cの「New Keeper」欄に記入して買い手に渡す必要があります。
その後、DVLAにオンラインまたは郵送で売却を通知し、名義変更完了を確認します。
保険・税金の手続き
車の売却後は、自動車保険を解約します。残りの期間があれば、返金処理がおこなわれます。また、売却の通知をするとDVLAからRoad Taxのリファンドの通知がありますので、それぞれ銀行口座への入金を確認します。この点は個人売買と同じです。
駐在員が知人に車を売る際のポイント
駐在員が個人売買で車を売る場合、次のポイントに注意するとトラブルを避けやすくなります。
- 契約書を必ず作成する:
知人といっても車の売買は大金の動く取引ですので、形だけでも契約書を作成しておきましょう。 - 車の状態、不具合を伝えておく:
後のトラブルを避けるために、車の状態や不具合があるような場合は必ず買主に伝えておくことが重要です。後になって騙された、と思われないためにです。
- 車両引き渡しとお金の受け渡しは同時におこなう:
知人が車を持ち逃げする可能性は低いと思いますが、大金ということもあり、お金のやり取りは慎重おこなうことをおすすめします。
イギリスで車を売る際の手続きと注意点まとめ
以上、イギリスで車を売却する4つの方法について説明しました。どの方法を選ぶにせよ、手続きと注意点を正しく理解しておくことが重要です。
駐在員の場合、帰任や引っ越しのスケジュールに合わせて売却することが多く、手続きの不備がトラブルや損失につながる可能性があります。
ここでは、車売却時の主要な手続き、書類管理、税金・保険の対応、DVLAへの通知、そして駐在員ならではの注意点について、ディーラーへ売却する場合と個人売買の場合に分けて、詳しく解説します。
V5C(車両登録証明書)の処理
イギリスでは、V5C(Logbook)が車の所有者情報を管理する公式書類です。車を売却したら、必ず買い手とDVLAに対して所有権の変更を行う必要があります。
こちらは私が所有する車のV5Cになります。前面に大きめの文字で、「この書類は(車の)所有権の証明書ではありません」と書かれています。実際には「車の登録の責任者と自動車税の納税者を示している」書類ということになります。
とはいえ、実際には車を売る際にはV5Cが必要書類となりますし、この書類に書いてある情報を元にDVLAへの通知をすることになります。
V5C前面の下の方に車の売却など、状態が変わる際の手続きが1~6までのセクションの説明とともに書かれています。
今回はディーラーに売る場合と個人売買の場合について説明します。
ディーラー下取りやディーラーオークションの場合
ディーラーに売る場合は、ディーラーがV5Cの名義変更手続きを代行します。駐在員は書類を渡すだけで手続きが完了する場合が多く安心です。
ディーラーに車を売る場合は、V5Cの4番の部分を使うか、オンラインでDVLAに通知することとなっています。ですが、実際にはV5Cをディーラーに渡してしまえば、後はディーラーの方でDVLAへの通知をおこなってくれます。
個人売買の場合
個人売買の場合、自動車の売買についてのDVLAへの通知は自分で行わなければなりません。契約書を締結して、購入代金を受け取り、車を引き渡す際に、こちらのV5Cの6番を買い手に渡します。その上で、車の売買についてDVLAに通知します。こちらの2番をDVLAに郵送することもできますが、オンラインの方が簡単ですし、メールで提出の記録も残るため便利です。
契約書と支払い方法
先にも説明しましたが、個人売買やオンライン取引では、契約書の作成がトラブル回避に必須です。
契約書(Sales Agreement)の作成
ディーラーに売却する場合はディーラー指定のフォーマットがありますので、それほど心配する必要はなく、内容を確認してサインすればOKです。
一方、個人売買の場合は自分で契約書を作成する必要がありますので、インターネット上にある契約書フォーマットを参考にして作成しましょう。面倒ですが、契約書を作成しないのは後々問題になったときに困りますので、必ず作成することをおすすめします。
引き渡しと支払い
ディーラーへの売却の場合は、契約書にサインがしてあれば車もV5Cも渡してしまって大丈夫です。一応ディーラーが信用のできるところであることはTrustpilotのようなレビューサイトで評判を見ておいてもいいかもしれません。
ディーラーからの支払いは車の引き渡し後に銀行振込でおこなわれますので、当日は口座をチェックしておきましょう。
一方、個人売買の場合は相手が信用できるかわかりませんので、車とV5Cの6番(New keeper slip)を渡すのと、銀行振り込みでの決済を同時におこなうようにしましょう。どちらかを先にしてしまうと、あらぬトラブルを生む可能性があります。
また個人売買の場合は取引をおこなう場所も、公共の人目につくところで突然車を持ち逃げされるようなことがないように気をつけましょう。
保険と道路税(Road Tax)の処理
車を売却する際は、保険や道路税の手続きも重要です。
保険の解約
売却日をもって保険を解約します。残りの期間が長い場合は、期間に応じて日割りで払い戻しがある場合もあります。売却したらすぐに保険会社に売却日を伝えましょう。
保険の解約は個人売買であっても、ディーラーへの売却であっても同じで、自分で手続をする必要があります。
道路税の払い戻し
車を売却しDVLAに名義変更を申請すると、未使用分の道路税(Vehicle Excise Duty, Road Tax)が返金されます。返金手続きは通常銀行振込で行われ、数週間かかる場合があります。
道路税の払い戻しは、V5Cの名義変更手続きが完了すれば自動的に通知されますので、待っていれば大丈夫です。
これらの手続きは、売却のタイミングや方法によって異なりますが、忘れると損失やトラブルの原因になります。特に帰任前は、売却日を明確にして保険・税金の精算を確実に行うことが大切です。
駐在員ならではの注意点
駐在員が車を売却する際には、さらに以下の点に注意すると安心です。
帰任日までのスケジュール調整
帰任直前まで車を使用したいという希望はあるかもしれませんが、高く売りたいのであればある程度のスケジュールに余裕を持つことをおすすめします。たとえその後Zipcarやレンタカーを使う必要があったとしても、急いで売ろうとして足元を見られて安く売るよりは、結果的にお得になるケースもあるでしょう。
特にイギリスという国では、思ったことがうまくいかないことは多いです。ディーラーも約束をすっぽかすことがありますし、場合によっては遅れて行って相手の反応を見る(帰任で早く売りたいのか、他で売る時間の余裕があるのかを探る)といったこともあるでしょう。
ディーラーに売る場合は、一旦は断るつもりでオークションや下取りに出してみるのもおすすめします。売るのをやめると言ったときに、本当の売却価格を提示してくることがあります。
英語の対応
なれない車の売却ですから、英語でのやり取りやV5Cの手続き、英語で書かれた契約書の対応に苦労しそうな場合は、売却額は安くなってしまいますが日系ディーラーに売るという選択肢もあります。
日本語で説明してくれるサービスや駐在員サポートを利用して売ることも考えられますが、有料になってしまう場合は日系ディーラーに売る場合と大差がないかもしれません。
結論:駐在員はどうやってイギリスで車を売るべきか?
さて、ここまで説明をしてきましたが車を売る方法によって、下記のような違いがあります。それぞれの方法を星3つで評価しました。★★★が良く、★が悪いとなっています。
ディーラー下取り | ディーラーオークション | 個人売買 | 知人に売る | |
売るスピード | ★★★ | ★★ | ★ | ★★★ |
売却価格 | ★ | ★★ | ★★★ | ★★ |
安心度 | ★★★ | ★★★ | ★ | ★★★ |
手続きの楽さ | ★★★ | ★★★ | ★ | ★ |
おすすめ度 | ★★ | ★★★ | ★ | ★★ |
私としては、総合的な評価としてディーラーオークションをおすすめします。ディーラー相手なので手続きがある程度楽で、かつオークション形式なのでそれなりに高い価格がつく可能性があるからです。もちろん、手間を惜しまないのであれば、個人売買が最高価格で売れる可能性があるため、選択肢には上がると思います。
それでは、駐在員のタイプ別にどの方法で車を売るのがいいのかを説明します。
帰任が数カ月後に決まっているような場合
帰任の時期がある程度わかっていて、数ヶ月前にはどのあたりで車を得ればいいかの目処がついている方の場合は、個人売買を目指してもいいかもしれません。AutraderでPremium広告を出しておけば、多くの人に見られる広告が出せますし、問い合わせも多く入ってくると思われます。
言語の問題はあるかもしれませんが、少しでも怪しそうな所があれば断る前提でチャレンジしてみてもいいと思います。
ある程度個人売買を狙って難しそうであれば、ディーラーオークションに切り替えれば1週間もあれば車が売れますので、直前で切り替えてもいいでしょう。
帰任が突然決まってすぐに車を売らなければならない場合
ロンドン駐在員にはよくある話ですが、サプライズ的な帰国をしなければならないケースがあります。帰任まで1ヶ月もない、場合によっては2週間しかないといった場合もありますので、そういったときはディーラーでの下取りを考えましょう。
即日買い取りが可能なディーラーは多くありますし、本当に余裕がない中であれば日系ディーラーに頼めば手続きも簡単です。車の売却に時間を使うよりは、必要な引き継ぎや最後にイギリスでやりたかったことに時間を使う方が有意義です。
買い替えや不要になったなどの理由で車を売る場合
帰任ではなく、車を買い替える、または車が不要になったような場合は、時間があると思われますので個人売買を狙ってみるのもありだと考えます。
買い替えの場合はディーラーに下取ってもらうのが楽ですので、下取り価格がそこまで安くないのであれば、それで手を打つというのも1つの案です。
まとめ
以上、イギリスで車を売る方法を解説しましたが、いかがでしたでしょうか?ここでまとめておきます。
- イギリスで車を売る方法は4つ
ーディーラーによる下取り
ーディーラーオークション
ー個人売買
ー知人に売る - イギリスで車を売る前に準備すること
ー車の市場価格調査
ーV5Cの確認
ーMOT(車検)の確認
ー整備記録(Service history)の確認
ー保険・税金の確認
ー外観、内装の確認
ー売却タイミングの確認 - イギリスで車を売る方法①:ディーラー下取り
ディーラーに直接持って行って査定を受けて売却。即日売ることもできるが買取価格は安めになる。ディーラーに売るので手続きは楽で安心。 - イギリスで車を売る方法②:ディーラーオークション
インターネット上のディーラーオークションにかけて、落札したディーラーに売る。自宅にいながら売却でき、かつオークション形式なので売却価格も比較的高い。 - イギリスで車を売る方法③:個人売買
インターネット上で広告を出して、購入希望の個人に売る。4つの中では最も高く売れる可能性がある。ただし交渉や手続きをすべて自分でやらなければならず、また騙されるリスクにも注意が必要。 - イギリスで車を売る方法④:知人に売る
後任者や知り合いに売却する。知人なのでやり取りは安心だし、ディーラーに売るよりは高く売れる可能性もある。手続きを自分でやらなければならないのと、売ってから故障があった場合の対応には注意。 - 駐在員はどうやってイギリスで車を売るべきか?
ー帰任が数カ月後に決まっているような場合
ー帰任が突然決まってすぐに車を売らなければならない場合
ー買い替えや不要になったなどの理由で車を売る場合
ありがとうございました。
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