ロンドンの公共交通機関の支払い方法完全攻略ガイド~コンタクトレス決済・オイスターカード・紙の切符のどれがお得?~
どうも、ロンドン駐在員のぷーたです。
今回の記事は、次のような方の疑問を解決するために書いています。
- ロンドンの公共交通機関にはどんなものがあるの?
- ロンドンの地下鉄の乗り方を教えて!
- ロンドンの公共交通機関をお得に利用する方法は?
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ロンドンの公共交通の全体像
ロンドン中に広がる公共交通網
ロンドンは、東京やニューヨークと同じく世界でも有数の公共交通網が整備された都市です。地下鉄(Underground)を中心に、バス、オーバーグラウンド(Overground)、DLR(Docklands Light Railway)、ナショナルレール(National Rail)などが網の目のように走っており、車を所有しなくても日常生活にほとんど不自由はありません。
こちらがロンドンを走る鉄道の路線図となります。東京ほどではありませんが、網の目のように張り巡らされている状況がわかります。

Transport for London Webサイトより
実際にロンドンへ駐在すると、家族の方を含め日本以上に公共交通を使う生活になることが多いのではないかと考えます。
通勤はもちろん、買い物や外食、子どもの送り迎えまで、車が使えればいいですが、そうでない場合は公共交通が生活の中心となります。


ゾーン制によりゾーン内は同一料金
ロンドンの交通を理解するうえで重要なのが「ゾーン制」です。ロンドン市内はZone1から外側へ向かってZone2、Zone3…と区分されており、移動するゾーン数によって運賃が決まります。逆に言えば、ゾーン内であれば距離が離れていても同一料金です。
日本のように「駅間距離」で細かく料金が変わる仕組みとは異なるため、最初は戸惑う方も多いです。
ゾーン別の料金については下記のような料金表がTransport for London(ロンドン交通局)のサイトで公開されています。ここで書かれているのは1日の上限額、月曜日から金曜日までの合計上限額、および定期券の金額となっています。
Transport for London Webサイトより
たとえば、ゾーン1内で1回移動した場合の運賃は下記のとおりです。
| 支払い方法 | 運賃 (ピーク時) |
運賃 (オフピーク時) |
| オイスターカード コンタクトレス決済 |
£2.90 | £2.80 |
| 現金(切符) | £7.00 | £7.00 |

先ほどの表で1日あたりの上限金額が書かれていましたが、例えばゾーン1内でコンタクトレス決済で3回地下鉄を利用した場合、料金は
£2.8×3=£8.4 ではなく 1日当たり上限金額の£7.7
となります。初乗り料金は高めですが、何度乗っても上限金額までの支払いで済むのは助かりますね。
ちなみに1回当たりの最大金額がいくらになるかというと、10.6ポンドになります。
| 支払い方法 | 運賃 (ピーク時) |
運賃 (オフピーク時) |
| オイスターカード コンタクトレス決済 |
£10.60 | £7.30 |

これはゾーン9のロンドンから北西にあるアマーシャム(Amersham)から、同じくゾーン9の北東のブレントウッド(Brentwood)まで移動した場合の料金です。
アマーシャムからメトロポリタンラインでゾーン1のファーリンドン(Farringdon)へ行き、そこからエリザベスラインでブレントウッドへ行くルートとなります。
なお、運賃の計算はゾーンを通過したかどうかで決まりますので、上記の計算もゾーン9→ゾーン1→ゾーン9で計算されているため高くなっていますが、もしこのルートをゾーン1を通らないルート、例えばウェストハムステッド(West Hampsted)やストラトフォード(Stratford)経由でロンドン中心部を迂回するルートにすれば、下記の金額で済む計算となります。
| 支払い方法 | 運賃 (ピーク時) |
運賃 (オフピーク時) |
| オイスターカード コンタクトレス決済 |
£8.70 | £5.80 |


ロンドン交通機関の乗車方法は3つ!
ロンドンの公共交通はすべて TfL(Transport for London) によって管理されており、支払い方法が共通化されています。JRや東京メトロ、都営地下鉄や西武・東武など私鉄が数多くある東京の鉄道に比べるとわかりやすく、非常に便利ですが、日本で乗車に利用できるICカードとはルールが異なる部分も多いため、基本を理解してから使うことが大切です。
ロンドンの交通機関では下記のとおり、3つの支払い方法が用意されています。
| 支払い方法 | おすすめ度 |
| コンタクトレス決済 (Contactless) |
|
| オイスターカード (Oyster Card) |
|
| 紙の切符(現金) |
それぞれの方法について解説します。
コンタクトレス決済(Contactless)
かつてはロンドンの交通と言えば、後述するオイスターカードでした。ですが現在主流になっているのはコンタクトレス決済です。新型コロナウイルスが感染拡大した2020年頃から、イギリスではお店やレストランで非接触で支払いのできるコンタクトレス決済が広がりました。
この傾向はロンドンの交通機関でも同様で、今ではコンタクトレス決済がロンドン交通の主役となっています。
コンタクトレス決済ではタッチ決済対応のクレジットカードや、Apple Pay・Google Payをそのまま改札にかざすだけでOKです。それぞれの交通機関別の利用方法は下記のとおりです。
各交通機関でのコンタクトレス決済の使用方法
| 交通機関 | 入場または乗車時 | 出場または降車時 |
| 地下鉄 | 改札ゲートの リーダーにタッチ |
改札ゲートの リーダーにタッチ |
| オーバーグラウンド | 改札ゲートの リーダーにタッチ |
改札ゲートの リーダーにタッチ |
| DLR | ホームまたは駅の入口に あるリーダーにタッチ |
ホームまたは駅の入口に あるリーダーにタッチ |
| トラム | 車内のリーダーにタッチ | 何もせずそのまま 降車してOK |
| バス | 車内のリーダーにタッチ | 何もせずそのまま 降車してOK |
リーダーというのは、こちらの写真にあるようなICカードの読み取り機です。クレジットカードやデビットカードでも、オイスターカードでもどちらも読み取り可能です。
このコンタクトレス決済のメリットとデメリットは下記のとおりです。
- 最大のメリットは、交通機関用のカードを作る必要がない点。日本で発行したクレジットカードでも、対応していればそのまま使えるケースが多く、渡英直後から利用できるのは非常に便利
- Tflアカウントを作成すれば乗車履歴が過去1年分表示されるので、交通費のチェックが簡単にできる
- Apple pay・Google Payも使用できるので、スマートフォンさえあれば電車・バスに乗れる
- 紙の切符よりも料金が安い(オイスターカードも同じ)
- 自動改札などでうまく読み取れなかった場合、最大運賃が請求されるため、履歴をチェックして誤りがある場合は修正の申告をする手間がかかる
コンタクトレス決済には多くのメリットがあり、デメリットは自動改札の読み取りエラー時の対応くらいですので、積極的に使っていきたい方法ですね。
なお、コンタクトレス決済には下記の注意点があります。
- コンタクトレス決済は「同じカード、同じデバイス」で乗車から降車までタッチする必要がある。行きはクレジットカード、帰りはApple Payといった使い方をすると、別カードとして認識され、正しく運賃計算されない(最大金額の請求になる)
コンタクトレス決済やオイスターカードではデイリーキャップやウィークリーキャップという上限金額がありますが、この上限も同じカード、デバイスでタッチしていないと有効となりません。上記のように行きはクレジットカード、帰りはApple Payを使用してしまった場合、それぞれのクレジットカードに最大運賃が請求される可能性がありますのでご注意ください。
ロンドンで生活を開始する方でイギリスのクレジットカードを作る前の方や、ロンドンへ旅行で訪れる方は、Wiseのデビットカードを作成しておくのがおすすめです。ロンドンの交通機関は日本のクレジットカードが使える場合が多いのですが、日本のクレジットカードをポンド決済に使ってしまうと多額の手数料(3%+α)が取られてしまいます。
Wiseデビットカードであれば、日本円をWiseのアカウントに入れておけば、ロンドンの地下鉄などに乗車する際に有利な為替レートで自動でポンドに両替して支払いをしてくれるため、為替レートや手数料について気にする必要はありません。
こちらの記事ではWiseの口座をおすすめする理由を解説しています。
https://london-chuzai.com/2025/09/06/wise_pros_cons/


オイスターカード
オイスターカードは、ロンドンの公共交通で広く利用されているICカードです。日本のSuicaやPASMOのような存在ですね。ロンドンでは2003年から導入されています。
地下鉄、バス、トラム、オーバーグラウンド、DLRなど、ほぼすべての交通機関で使用でき、かつてはロンドン生活における基本アイテムのひとつでした。
ですが、コンタクトレス決済が広まって、今ではオイスターカードを持っていないロンドン在住者も多いです。
オイスターカードの特徴は「Pay as you go(使った分だけ支払う)」方式です。あらかじめ自動販売機やクレジットカードと紐付けたアカウントからチャージしておき、利用ごとに自動で運賃が引き落とされます。また、先に説明したとおり1日の利用金額には上限(デイリーキャップ)が設定されており、一定額以上は請求されない仕組みになっています。
カードは地下鉄の駅にある券売機や窓口で購入できます。購入時にはデポジットが必要ですが、カード返却時に返金されます。長期駐在の方は、オンラインでアカウント登録を行い、クレジットカードと紐づけて管理すると便利です。
オイスターカードを各交通機関で使用する方法は下記のとおりです。基本的にコンタクトレス決済と同じです。
各交通機関でのオイスターカードの使用方法
| 交通機関 | 入場または乗車時 | 出場または降車時 |
| 地下鉄 | 改札ゲートの リーダーにタッチ |
改札ゲートの リーダーにタッチ |
| オーバーグラウンド | 改札ゲートの リーダーにタッチ |
改札ゲートの リーダーにタッチ |
| DLR | ホームまたは駅の入口に あるリーダーにタッチ |
ホームまたは駅の入口に あるリーダーにタッチ |
| トラム | 車内のリーダーにタッチ | 何もせずそのまま 降車してOK |
| バス | 車内のリーダーにタッチ | 何もせずそのまま 降車してOK |
オイスターカードのメリットとデメリットは下記のとおりです。
- Tflアカウントを作成すれば乗車履歴が過去1年分表示されるので交通費のチェックが簡単にできる
- 紙の切符よりも料金が安い(オイスターカードも同じ)
- 旅行などで訪問した場合はお土産になる
- コンタクトレス決済よりもカバーしている範囲が狭いため、範囲外では精算するか紙の切符を購入する必要があり、割高になる
- 自動改札などでうまく読み取れなかった場合、最大運賃が請求されるため、履歴をチェックして誤りがある場合は修正の申告をする手間がかかる
- オイスターカードを発行する手数料がかかる(ロンドンで購入する場合7ポンド。デポジットと書いてあるが返金されない)
デメリットで記載したカバー範囲ですが、例えばエリザベスラインのウェストドレイトン(West Drayton)駅より西側の駅ではオイスターカードは使えません。もしオイスターカードで入場してウェストドレイトン駅より西に行ってしまった場合、オイスターカードでは出場できず、精算が必要となります。

オイスターカードでもコンタクトレス決済と同じく下記の点に注意が必要です。
・「同じカード」で乗車から降車までタッチする必要がある。複数カードを持っていて、行きと帰りで別のカードを使用した場合、正しく運賃計算されない(最大金額の請求になる)
毎日通勤で同じ区間を利用する場合は、オイスターカードに定期券(トラベルカード)を設定することで、交通費を抑えることが可能です。家族帯同の駐在員の方にとっても、子ども用割引がある点は大きなメリットです。

紙の切符(Paper Ticket)

コンタクトレス決済やオイスターカードが普及したとは言え、まだ紙の切符も健在です。
地下鉄、オーバーグラウンド、DLRは自動販売機で切符を購入可能です。切符は現金だけでなく、クレジットカードで購入することもできます。
各交通機関での紙の切符の使用方法
| 交通機関 | 入場または乗車時 | 出場または降車時 |
| 地下鉄 | チケットを購入して 改札ゲートの チケット挿入口に入れる |
改札ゲートの チケット挿入口に 入れる |
| オーバーグラウンド | チケットを購入して 改札ゲートの チケット挿入口に入れる |
改札ゲートの チケット挿入口に 入れる |
| DLR | チケットを購入して 持っておく(改札ゲートが あればチケットを入れる) |
何もしなくてOK |
| トラム | 紙のチケットは購入不可 のため乗車できない |
紙のチケットは購入不可 のため乗車できない |
| バス | 紙のチケットは購入不可 のため乗車できない |
紙のチケットは購入不可 のため乗車できない |
紙の切符のメリットとデメリットは下記のとおりです。紙のチケットにはメリットはほとんどないのが実情です。
- 料金を支払済みのため、コンタクトレス決済やオイスターカードで起こる入場or出場時のタッチエラーによる後日最大運賃が請求されることは避けられる
- コンタクトレス決済やオイスターカードに比べて運賃が高い(ゾーン1内移動 コンタクトレス決済やオイスターカード:2.8ポンド 紙の切符:7ポンド)
- 1日乗車券(Day travel card)のようなチケットを購入すれば1日乗り放題となるが、そうでない場合都度切符を購入する必要があり、コストが大きくなる
- コンタクトレス決済やオイスターカードはピーク時・オフピーク時の運賃が自動計算されるが、紙の切符では自動計算されないため、間違った時間に乗車した場合罰金を請求される可能性がある
- 紙の切符をなくしてしまうと再度運賃を支払わなければならない
紙の切符はコンタクトレス決済・オイスターカードに比べて大幅に運賃が上がってしまうのが最大のデメリットです。Tflとしては紙のチケットを使わせないようにしているとしか思えませんね。

まとめ
以上、ロンドンの交通機関の利用方法について解説しました。まとめておきます。
- ロンドンには東京やニューヨークと同じように地下鉄、オーバーグラウンド、トラム、DLR、バスなどの公共交通網が広がっている
- ロンドンの交通機関はゾーン制が導入されており、ゾーン内は同一料金となっている。1回の乗車料金は高いが、1日の上限金額が決められておりそれ以上は請求されない(コンタクトレス決済、オイスターカードを使用する場合)
- ロンドン交通機関の乗車方法は3つある
ーコンタクトレス決済(Contactless)
ーオイスターカード(Oyster card)
ー紙の切符(Paper Ticket) - コンタクトレス決済は下記のメリットがあり、最もおすすめ!
ー交通機関用のカードを作る必要がなく、日本で発行したクレジットカードでも、対応していればそのまま使える
ーTflアカウントを作成すれば乗車履歴が過去1年分表示されるので、交通費のチェックが簡単にできる
ーApple pay・Google Payも使用できるので、スマートフォンさえあれば電車・バスに乗れる
ー紙の切符よりも料金が安い - オイスターカードには下記のメリットがあるが、発行手数料がかかるためお得度はコンタクトレス決済よりも下がる
ーTflアカウントを作成すれば乗車履歴が過去1年分表示されるので交通費のチェックが簡単にできる
ー紙の切符よりも料金が安い
ー旅行などで訪問した場合はお土産になる - 紙のチケットはコンタクトレス決済やオイスターカードよりも運賃が高くなってしまうため、おすすめできない
- コンタクトレス決済やオイスターカードでは入場時と出場時に同じカードやスマートフォンを使う必要があるので注意
ありがとうございました。
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