どうも、ロンドン駐在員のぷーたです。
今回の記事は、次のような方のお悩みを解決するために書いています。
- イギリスでRegular Savings Account(積立貯蓄口座)でお金を積み立てて満期が来たけどこの後はどうすればいい?
- イギリスのSavings Account(貯蓄口座)のうち、まとまったお金を預けるならばどこがいい?
- イギリス駐在でが始まって、ポンドがCurrent Accountにどんどん貯まってるけど、どこか利率のいい貯蓄口座はある?
イギリス駐在でまとまったお金ができたら運用しよう
イギリス駐在でしばらく時間が経つと、ポンドが銀行口座にかなり貯まってくるのではないでしょうか?
海外駐在員は日本にいるときよりは手当も多く、生活費も住宅費や自動車代が会社負担になりますから、たとえ物価が高いイギリスであっても、かなりのポンドが銀行口座に残ってくると思います。
もちろん、毎月の給料からRegular Savings Account(積立貯蓄口座)で毎月積み立てをして比較的高額な5〜7%程度の利息をゲットていくことは大事ですが、次のステップとして、貯まった金額を運用していくことを考える必要があります。
こちらの記事ではSavings Account(貯蓄口座)の内容と、金利がお得な銀行の紹介などをしていますが、「Regular Savings Account」って何?という方はこちらの記事を読んでRegular Savings Accountを始めてみましょう。
元本保証の口座ですので、安心して始められますよ。

Regular Savings Account以外のSavings Account
Regular Savings Accountは利率はいいが限度が低い
Regular Savings Accountは見た目上の金利が5~7%程度とよく、魅力的に見えますが貯蓄金額の上限が決まっており、かつ、最初から貯蓄金額の上限を口座に入れられるわけではありませんので、実際に期待できる金利は
貯蓄金額の上限 × 金利(AER) × 1/2 + α
となります。例えば、HSBCのRegular Saverであれば、こちらのページでシミュレーションが可能ですが、毎月の積立額を限度額の£250、規定の12ヶ月間の積立をおこなった場合、元本£3,000+利息£81.25=£3,081.25を受け取ることができます。
これを5%の金利で運用できるのであれば、年間£1,000の金利をもらえるわけですから、日本にいるときに比べれば破格の金利であり、嬉しいのでしょうけど、積立貯蓄かつ限度額ありのため、£20,000全額を突っ込むことはできません。
そのため、貯めたお金をどうするか、を考えなければなりません。選択肢としては、
- 投資信託を買う
- 株式・債券などで運用する
- 不動産投資をする
- 仮想通貨を買う
- Savings Accountで置いておく
- Current Accountに入れておいて何もしない
などがあります。
私は現在不動産投資と仮想通貨購入以外はすべてやっている状態ですが、今回はSavings Accountについて説明します。
Regular Savings Account以外はあまり金利が高くない
すみません。これが現実です。実を言うと、Savings Accountは、Regular Savings Accout以外だとあまり日本と大差がないかもしれません。とはいえ、それでも少しは高いので、検討の余地はあります。
参考まで、日本の2025年8月22日現在の預金金利をお見せします。金利は各種条件を満たした場合にのみ適用されるケースもありますのでご注意ください。
普通預金金利 | 定期預金金利 | |
東京スター銀行 | 0.6% | 0.6% |
あおぞら銀行 | 0.5% | 0.65% |
UI銀行 | 0.5% | 1.35% |
auじぶん銀行 | 0.41% | 1.0% |
SBI新生銀行 | 0.4% | 0.85% |
楽天銀行 | 0.28% | 0.5% |
三菱UFJ銀行 | 0.2% | 0.275% |
三井住友銀行 | 0.2% | 0.275% |
みずほ銀行 | 0.2% | 0.275% |
ゆうちょ銀行 | 0.2% | 0.275% |
メガバンクは相変わらず金利が低めになっていますが、その他の銀行では少し高めの金利となってきています。
イギリスの話に戻しますと、HSBC銀行にはRegular Savings account以外に3つのSaving Accountがあります。
- Regular Savings Account(積立貯蓄口座):
£25~250/月の積立設定、貯蓄額は最大£3,000まで、1年経過で利息とともに積立額を受け取り、年利(AER)5% - Fixed Rate Saver(定期預金口座):1年~2年の期間設定、貯蓄額は£2,000~£1百万、年利(AER)は3.75〜3.8%
- Online Bonus Saver(オンラインボーナス貯蓄口座) :
引き出し可能、£1〜、年利(AER)は3.5%だが引き出しを行った月の年利は1.15%になる -
Easy access savings accounts(引き出し可能貯蓄口座):
引き出し可能、£1~50,000までボーナスレート、年利(AER)は引き出しをおこなわなかった月は3.75%、おこなった月は1.3%
Fixed Rate Saverであれば、£1百万までと限度額は非常に高く、かつ金利は3.75〜3.8%と高くなっています。
Current Accountにずっと入れておいて金利がつかないのはもったいないですから、余っているお金はどんどんSaving Accountに入れていくことがよさそうです。
イギリスのSavings Accountの金利を紹介
ここからはイギリスの銀行別Savings Accoutの金利を紹介していきます。ここではSavings Account別に見ていきます。なお、Saving Accountには通常のAccountと税金のかからないISA Accountの区分があるため、4つに分けてご紹介します。
ISAについてはこちらの記事で解説していますので、よろしければご参照ください。

Easy Access Savings Account
Easy Access savingsは、Savings Accountという貯蓄口座ではありながら、預金の引き出しが自由という口座です。定期預金は銀行に一定期間預けることを約束することで多くの金利をもらえるわけですから、自由に引き出しできる場合金利が下がってしまうのは想像できますよね。
銀行/口座名 | 変動金利(AER) | 最大預金額 |
預金保護 |
---|---|---|---|
Chase/Chase saver※新規加入者1年間のみ | 4.75% | £3,000,000 | £85,000まで |
Cahoot/Cahoot Simple Saver ※1年間のみ |
4.4% | £500,000 | £85,000まで |
4.33% | £500,000 | £85,000まで | |
4.31% | £1,000,000 | £85,000まで |
なお、Barclays、HSBC、NatWest、Lloydsといったメガバンクはそこまで金利がよくはありません。たとえばLloydsのEasy Saverの場合、金利は残高に応じて1.0〜1.1%となっています。
そのため、メガバンクのEasy access savings accountは選択肢としてはどうかな、という感じです。もちろん、Current Accountですと金利がつかないので、それよりはマシですね。
Fixed Term Savings Account
Fixed Term Savings Accountは、日本で言う定期預金ですね。一定の期間預けることを約束することで、通常よりも高い金利を得ることができます。
日本の定期預金との違いは、決められた期間を過ぎなければ引き出しができないものもあり、よく条件を確認しておく必要があるということです。中途解約ができないものもありますので十分にご注意ください。
昨今のイギリスにおける金利引き下げ傾向を受けて、2〜3年のものの方が1年ものよりも金利が低い逆転現象が見られます。
1年もの
銀行/口座名 | 固定金利(AER) | 最大預金額 |
預金保護 |
---|---|---|---|
Habib Bank Zurich UK/HBZ E-DEPOSIT 1year | 4.45% | £1,000,000 | £85,000まで |
JN Bank/Fixed Term Savings Account 1year | 4.41% | £500,000 | £85,000まで |
Atom Bank/Fixed Rate Saver 1year | 4.36% | £100,000 | £85,000まで |
TESCO Bank/Fixed Rate Saver 1year | 4.21% | £250,000 | £85,000まで |
2年もの
銀行/口座名 | 固定金利(AER) | 最大預金額 |
預金保護 |
---|---|---|---|
JN Bank/Fixed Term Savings Account 2year | 4.45% | £500,000 | £85,000まで |
Atom Bank/Fixed Rate Saver 2year | 4.35% | £100,000 | £85,000まで |
TESCO Bank/Fixed Rate Saver 2year | 4.01% | £250,000 | £85,000まで |
3年もの
銀行/口座名 | 固定金利(AER) | 最大預金額 |
預金保護 |
---|---|---|---|
JN Bank/Fixed Term Savings Account 3year | 4.45% | £500,000 | £85,000まで |
Atom Bank/Fixed Rate Saver 3year | 4.30% | £100,000 | £85,000まで |
TESCO Bank/Fixed Rate Saver 3year | 4.01% | £250,000 | £85,000まで |
ISA Easy Access Savings Account
今度はISA版のEasy Access Savings Accountのレートを見てみましょう。預金利息に税金のかからない口座ということで、会社に税金を支払ってもらっている海外駐在員にはありがたい存在ですね。
銀行/口座名 | 変動金利(AER) | ISA年間最大預金増加額 | 預金保護 |
---|---|---|---|
Kent Reliance/Easy access cash ISA | 4.38% | £20,000 | £85,000 |
Charter Savings Bank/Easy Access Cash ISA | 4.31% | £20,000 | £85,000 |
Trading212/Cash ISA | 3.85%+新規加入後1年間0.57% | £20,000 | £85,000 |
1年目だけを考えると、Trading212が最もお得な口座となります。
こちらの記事ではTrading212の特徴や口座開設方法を詳しく解説しています。

Kent RelianceとCharter Savingsは通常でもISAでも金利は変わりません。ただISAという非課税の預金であることから、年間に預入できる金額はMax20,000ポンドとなります。
ISA Fixed Term Savings Account
Fixed Term Savings Accountについても、ISA口座を見てみましょう。ISA口座の年間20,000ポンド制限という部分を除けば、通常の口座と変わりません。
中途解約ができる、できないという点が金融機関によって異なる点も同じです。
1年もの
銀行/口座名 | 固定金利(AER) | ISA年間最大預金増加額 | 預金保護 |
---|---|---|---|
Vida Savings/1 Year Fixed Rate ISA | 4.31% | £20,000 | £85,000まで |
Shawbrook Bank/1 Year Fixed Rate Cash ISA | 4.31% | £20,000 | £85,000まで |
Charter Savings Bank/1 Year Fixed Rate Cash ISA | 4.27% | £20,000 | £85,000まで |
2年もの
銀行/口座名 | 固定金利(AER) | ISA年間最大預金増加額 | 預金保護 |
---|---|---|---|
Vida Savings/2 Year Fixed Rate ISA | 4.22% | £20,000 | £85,000まで |
Shawbrook Bank/2 Year Fixed Rate Cash ISA | 4.21% | £20,000 | £85,000まで |
Aldermore/2 Year Fixed Rate Cash ISA | 4.21% | £20,000 | £85,000まで |
3年もの
銀行/口座名 | 固定金利(AER) | ISA年間最大預金増加額 | 預金保護 |
---|---|---|---|
Shawbrook Bank/3 Year Fixed Rate Cash ISA | 4.22% | £20,000 | £85,000まで |
Aldermore/3 year fixed rate cash ISA | 4.22% | £20,000 | £85,000まで |
United Trust Bank/Cash ISA 3 Year Bond | 4.21% | £20,000 | £85,000まで |
まとめ
今回の記事ではイギリスのRegular Savings Account以外のSavings Accountを紹介しました。
Fixed Rate Savings Accountは急に資金が必要になったときに引き出せず、日本からの送金や借り入れに頼らなければならない事態に陥る可能性もあるため、完全な余剰資金しか入れられないとは思いますが、積立のRegular Savings Accountと比較して、最初から多くの金額を入れて、高い金利を得ることができるというメリットがあります。
今後の金利が下がり続けるとは限らないため、あまり長めの期間で契約するのは考えものですが、1年程度であれば問題ないと思います。
Fixed accountを使わない場合でも、Current Accountに入れておくだけでは金利がつかないことを考えると、少なくともEasy Access Savings Accountに入れておいて、金利を稼ぐようにしたいですね。
海外駐在員という立場を考えると、利息にかかる税金が非課税になるISA口座も考えたいところです。
ありがとうございました。