イギリスについて

イギリスで無料で利用できるおすすめのトイレはここ!~~子ども連れでも慌てていても落ち着いてトイレを探そう~

どうも、ロンドン駐在員のぷーたです。
今回の記事は、次のような方のお悩みを解決するために書いています。

  • イギリスでは外出中にトイレを見つけるのが大変と聞いたけど、本当?
  • ロンドンでトイレに行きたくなったらどうすればいい?
  • イギリスで無料で利用できるトイレはどこにあるの?

イギリスではトイレがなくて困ることが多い

日本ではコンビニや駅、公共施設などに無料で使えるトイレが多く、外出中にトイレがなくて困ることはあまりありません。ですが、イギリスでは外出中にトイレを見つけるのが難しいことが多いです。これはイギリスに限らず、欧米ではどの国でも割とそうなのですが、日本で簡単にトイレに行ける環境に慣れてしまっていると、大変困ったことになります。

観光やショッピングの最中に「今すぐトイレに行きたい!」となっても、すぐには見つからないことが多いのです。 その理由は、イギリスでは公共トイレの数が限られており、近年では地方自治体の予算削減などにより閉鎖されるトイレも増えているためです。

また、トイレが有料の場合が割と多く、お金を払うか我慢するか?ということが問われる場合も割と多くあります。日本では有料のトイレは山の中のような特殊な場所でしか設置されておらず、無料であることが当たり前になっているため、カルチャーショックに感じてしまうかもしれません。

イギリスのトイレ事情を知っておくことで、外出中も安心して行動できるはずです。この記事では、イギリスでトイレを探す際に無料で利用できるおすすめの場所、トイレの問題点、どうしようもないときにどうするか?といった点について詳しく解説します。

イギリスで利用できるおすすめの無料トイレ

イギリスではかつては多くの公衆トイレが存在していましたが、今では多くの公衆トイレが閉鎖されてしまい、地方では探すのが大変なことも多いです。とはいえ、利用できるトイレが無いわけではなく、都市部や観光地ではある程度の数が設置されています。

ここからはイギリスで無料のトイレを探す際には、ここを探すのがおすすめ、というポイントをご紹介します。

ファストフード店やチェーン系のカフェ

まず最初に探すべきポイントはファストフード店やチェーン系のカフェです。理由は、都市部にはほとんどの場所で存在すること、気兼ねなく利用できること、そしてそこそこのクオリティが期待できるからです。

まずイギリスでトイレに行きたい、でもどこにあるかわからないという場合、Googleマップなどのマップアプリで「Fastfood」や「Cafe」で検索して近くにあるか探します。ファストフード店やチェーン系であれば、ほとんどの場合トイレを店舗内に併設していますので、トイレに行くことが可能です。

ですが、一点注意しなければならない点として、駅や複合商業施設に入っているファストフード店やチェーン系のカフェの場合、店舗内にはトイレがない場合が多いです。駅や商業施設内のトイレはあるかもしれませんが、場合によっては有料のトイレとなっているかもしれません。

通常ファストフード店やチェーン系のカフェであっても、トイレを使わせてもらうのであれば何かを購入するのがマナーだとは思いますが、実際のところそこまで気にされることはないようです。ですので、先に商品を購入せず店内に入って即トイレに向かっても問題ないです。もしかすると躊躇してしまう方もいるかも知れませんが、マクドナルドでKFCを食べていても注意されないような国ですから、あまり気にしすぎる必要はないと思います。

なお、繁華街のファストフード店やカフェの場合、トイレの入口に鍵がかかっていて暗証番号を入れなければ入れない場合があります。通常レシートにトイレの暗証番号が書いてあったりするのですが、とりあえず利用したいのであれば入口の前で待っていて誰かが出てくるのを待つか、注文してなくても店員に「What is the nubmer for toilet?(トイレの番号何番ですか?)」と聞けば大体の場合教えてくれます。

もちろん余裕があればその後で買い物をした方がいいのは言うまでもありません。

図書館・美術館・博物館など公共施設

続いておすすめなのは図書館・美術館・博物館などの公共施設です。数がそれほど多くないので、必ずと見つかるものではありませんが、トイレが比較的きれい、ほとんどの場合入るのが無料で、気兼ねなく利用できるという点では優れています。

図書館では場合によっては鍵がかかっていて、スタッフの方に鍵を借りる必要がある場合がありますが、言えば快く貸してくれることが多いです。

問題点としては、美術館や博物館の場合、行列していたりセキュリティチェックなどで入るのに時間がかかる可能性があることでしょうか。比較的大きめの施設に行く際には注意が必要です。美術館や博物館では、もちろん入場料のかかる施設がある可能性もありますので、行く前に調べておく必要はあります。

ショッピングモール、デパートやスーパーマーケット

ショッピングモール、デパートやスーパーマーケットも期待できるトイレの設置場所です。John LewisのようなMarks & SpencerのようなデパートやWaitrose、Tescoのようなスーパーマーケットには大体の場合トイレが併設されています。

ショッピングモールやデパートのトイレは綺麗なことが多いため、積極的に利用していきたいところですが、スーパーマーケットのトイレは、そのスーパーマーケットの格にもよりますが、あまり期待しないほうがいいというレベルです。

なお、スーパーマーケットチェーンのコンビニ店舗(Tesco expressやSainsbury’s Local)ではトイレはありませんので、ご注意ください。

パブやバー

パブやバーには必ずと言っていいほどトイレが設置されています。そのためトイレを探していて見つからないときには、パブやバーに立ち寄るのも1つの手です。ですが、トイレを利用したら一杯オーダーする、というマナーとしてはがあるようですので、尊重した方がいいと考えます。

ウェザースプーン(Wetherspoon)のようなチェーン系のパブであれば、絶対に注文しなければダメ!ということはなく、気兼ねなく利用できるのはカフェやファストフードの場合と同じです。ですが、ウェザースプーンの場合コーヒーであれば飲み放題で2ポンドほどですので飲んでいく余裕を持ってもいいと思います。

National RailやUndergroundの駅

場所は限られますが、駅もトイレを利用できる場所の1つです。トイレに入るのにお金がかかる場合がありますので、全てにおいておすすめできるわけではありません。

ちなみに、駅のトイレは日本でもあまりきれいではない印象がありますが、イギリスのトイレは決してきれいといえるものではありませんので、注意が必要です。

ちなみにロンドン地下鉄(Underground)には、思ったよりも多くの駅でトイレが設置されています。こちらのTimeOutのWebサイトでは、ロンドン地下鉄駅でトイレの設置されている駅が記載されています。

実際に私が住んでいるイーリングの近所の駅でいうと、Ealing BroadwayやEaling Common、North Ealing、West Actonにはトイレがあることを確認しています。トイレのドアに鍵がかかっていることもありますが、係員がいればトイレを利用したいことを告げるとドアを開けてくれます。意外と地下鉄駅でのトイレ利用はありだと私は思います。きれいさは保証できませんので、その点はご覚悟ください。

イギリスのトイレの問題点

イギリスで何度かお店や公共施設のトイレに行くと気づくと思いますが、問題点があることが多いです。ちなみに、清潔でないとか匂いがする、といった点はほとんどのトイレに当てはまりますので、ここでは取り上げません。

それ以外の代表的なものをご紹介します。

紙がない

イギリスでトイレに行ったら紙がなかった、というのは割とよくある話です。そのため、流せるウェットティッシュなどを持ち歩くのが最適です。そうもいかないと思いますのでできるだけでティッシュペーパーなどは持ち歩くことをおすすめします。

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便座がない

これも意外に多くて驚くのですが、便座がないトイレが比較的多いです。そのためイギリス在住の女性の中では「空気イス」のような形で用を足すのに慣れてしまっている方も多いようです。便座が無いことを気にしているくらいでは、イギリスで生活はできない、ということのようです。

便座を拭くのであれば、上で紹介した流せるウエットティッシュがここでも活躍しますが、便座がないのはどうしようもないですね。

水が流れない・溜まるのが遅い

イギリスのトイレによくあるのですが、詰まって水が流れないことを見ることがあります。どうしようもありませんのでそのままになっていることが多く、そのままにするしかありません。また、一度水を流すとタンクに水が貯まるのに数分かかるトイレもあり、他の人を待たせてでもきちんと流してから出るか、流さずに出てしまうか悩むことがあります。

私としては待って流してから出ることを推奨したいですが、トラブルでいつまで経っても水のたまらない場合もあり、悩みものです。

手洗い場の水が出ない

用を足し終わっても油断はできません。手洗い場の水が出ないことがあります。できるだけ除菌ウェットティッシュや消毒液を持ち歩きたいですね。また、場所によっては熱いお湯が手洗い場から出るところがあります。手を洗えないほど熱いときには洗うのを躊躇してしまいます。

熱いお湯は寒いイギリスではサービスのようなものかもしれませんが、あまりに熱いのは困りますね。

ちなみに我が家ではこのようなアルコール消毒液を利用しています。トイレだけでなく、子ども連れで食事をする際にも重宝しています。

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有料トイレでお金を払わない人がいる

一部の有料トイレは、お金(20ペンスや50ペンス)を入れると扉が開く方式のものがあります。出口の方はトイレ側から出てくれば自動で開くため、そこで待っていてお金を払わずに入ってくる人が割と多くいます。ずるいなぁと思いながらも、注意する人もいないので仕方がありません。

イギリス国外のヨーロッパでは、有料トイレに人がいてお金を徴収することが多い気がしますが、イギリスでは人がいてトイレの料金を徴収しているのはほとんど見たことがないため、こうしたズルも横行しているのです。

いざというときにはどうする?

今すぐにでもトイレに行きたくて、探したけれど行く場所がないという場合はどうすればいいでしょう?大人の場合はともかくとして、子ども連れの場合そうした緊急事態が発生してしまうことがあると思います。

どうしてもトイレが我慢できないとき、イギリスに暮らす方はどうしているのか解説します。

簡易トイレを使う

町中で使う機会があるかどうかはわかりませんが、車で移動している際に渋滞に捕まってしまい、トイレが我慢できなくなることは考えられます。

また、トイレに行こうと思ってサービスエリア(Motorway service)に立ち寄ったもののすべてのトイレが封鎖されていて、次のサービスエリアまで30マイル以上離れている、といった絶体絶命の危機が訪れるかもしれません。

そんなときには、こちらのような簡易トイレが役立ちます。トイレが無いときには本当にないこともありますので、私がイギリスに来て最初の頃には、万が一のために簡易トイレを持ち歩いていました。

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流石に町中で使用する機会はありませんでしたが、あると無いとでは心の余裕が違いますので、もしイギリスに来たばかりで小さいお子さんがいらっしゃる方はお守り代わりに持っておくことをおすすめします。

見えないところでするのはOK?

あくまで最終手段ですが、どうしてもトイレがなくて我慢ができないのであれば、公園の木陰など目立たないところでするしかありません。

ですが、日本では軽犯罪法という法律の第一条第二十六号で、「街路又は公園その他公衆の集合する場所で、たんつばを吐き、又は大小便をし、若しくはこれをさせた者」を拘留又は科料に処すると決められており、犯罪になってしまいます。実際には日本ではよほどのことがない限り捕まることはないのでしょうが、イギリスでは外国人という立場ですので、逮捕されるのは嫌ですよね。

イギリスの法律ではどうなっているのでしょうか?

実はイングランド・スコットランドではPublic Order Act 1986(1986年公共秩序法)という法律により、野外でする行為で他人に苦痛や不安を引き起こした場合は違法行為とされるそうです。

他にも、Sexual Offences Act 2003(2003年性犯罪法)により、わいせつ行為とみなされて犯罪行為とされる場合や、地方条例によって「ポイ捨て」とみなされて罰金を課せられる可能性があるそうです。

もちろん、子どもがする場合にそこまで指摘する人がいるか、というと子どもに非常に寛容なイギリスのことですからほとんど問題にならないというのが実際のところですし、公園などで見ていると他のお子さんがしているケースを見ることもありますので、そこまで気にしなくてもいいかな、とは思います。

ですが、法律上は違法であり刑罰もあるということは覚えておいて損はないかもしれません。要は、目立たないところでしてください、ということなのでしょうね。

まとめ

以上、イギリスのトイレ事情について説明しました。ここでまとめておきます。
  • イギリスでは公衆トイレが昔に比べて減っており、トイレがなくて困ることが多い
  • イギリスで利用できるおすすめの無料のトイレ
    ーファストフード店やチェーン系のカフェ
    ー図書館・美術館・博物館など公共施設
    ーショッピングモール、デパートやスーパーマーケット
    ーパブやバー
    ーNational RailやUndergroundの駅
  • イギリスのトイレの問題点
    ー紙がない
    ー便座がない
    ー水が流れない・溜まるのが遅い
    ー手洗い場の水が出ない
    ー有料トイレでお金を払わない人がいる
  • いざというときにはどうする?
    ー簡易トイレを使う(使わなくてもお守り代わりに持ち歩くのはおすすめ)
    ー見えないところでするのは違法行為になるが、子どもが目立たないところでするのをとやかく言う人はいない

ありがとうございました。

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ぷーた
ぷーたです!投資とポイント活動、ジョギングが趣味のロンドン駐在員です。お得活動のためには徹底的な調査と行動をしており、たくさんの方に情報を共有したいと思ってこのブログを立ち上げました。